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【焼き芋を冷凍する方法】に挑戦!半解凍すると…なめらかクリーミーなアイスのよう♡解凍テクも紹介♪

  • 2024.12.5

管理栄養士のともゆみです。焼き芋ってとろっとホクホクで甘くてとってもおいしいですよね。その焼き芋を冷凍すると、アイスのようにクリーミーでまた違ったおいしさを味わえるそう。ニチレイフーズのホームページ内にある「ほほえみごはん」で紹介していました。今回は焼き芋の冷凍方法や解凍のコツ、アレンジ方法も一緒に試してみます。余ってしまった焼き芋も、これを知ればムダにならずにおいしく消費できそう。


冷凍食品でおなじみのニチレイフーズは自社のホームページ内に「ほほえみごはん」という食サイトを運営していて、あらゆる食品の保存方法やおいしい食べ方などを紹介しています。

今日は、そんな中から「焼き芋の冷凍保存」に注目してみます。また、冷凍した焼き芋はアイスのようでおいしいという情報が掲載されていたので、やってみたいと思います。
まずは焼き芋を作るところから。「ほほえみごはん」では焼き芋の冷凍から始まっているので、独自のやり方で焼き芋を作ります。作り方はいろいろありますが、今回は、洗ったさつまいもをそのまま余熱なしの150℃のオーブンに入れて90分加熱してみました。



焼き芋の冷凍方法は、「丸ごと冷凍」「カットしてから冷凍」「マッシュして冷凍」の3種類あります。
まずはカットしてから冷凍する方法をやってみます。

焼き芋をカットしてから冷凍する方法(1か月程度保存可能)

【冷凍方法】
1. 粗熱がとれた焼き芋を1回で食べきりやすい大きさに切ります。SNSなどで話題になっている、「凍ったまま」アイスとして食べるなら、縦に半分に切ってから、さらに長さを半分に切ると、スプーンですくいやすいのでおすすめです。少量ずつ食べたい場合は、輪切りなどでもOKです。今回はスプーンですくいやすい大きさに切りました。



2. カットした焼き芋を1つずつラップで包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍します。



【解凍方法/食べ方】
凍った焼き芋を冷凍庫から取り出し、室温で5分ほど置きます。すると半解凍状態になるのでスプーンですくって食べます。甘くしっとりとした新感覚のアイスのような味わいが楽しめますよ。解凍時間は焼き芋の大きさや形によって変わるので目安にしてください。冷凍庫から出したての焼き芋もカチカチではないので、すぐにスプーンですくって食べることが可能です。



冷凍した焼き芋を実際に室温に置いて解凍してみました。室温20℃で半解凍状態になるまでに15分ほど置きました。食べてみると冷凍前と食感がまるで違い、本当になめらかでクリーミー、とろけるような舌ざわりでアイスクリームのようでした。


焼き芋を丸ごと冷凍する方法(1か月程度保存可能)

余った焼き芋を冷凍し、再度焼き芋として食べるなら1本丸ごと冷凍するのがおすすめです。そのまま温め直すことで、パサつかず冷凍前と同じような味わいになります。

【冷凍方法】
粗熱のとれた焼き芋を1本ずつラップで包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ冷凍します。



【解凍方法/食べ方】
オーブンを使う方法
凍ったままの焼き芋をアルミホイルで包み、1本(約270g)につき180℃に予熱しておいたオーブンで15分ほど焼きます。オーブンのスイッチを切り、そのままオーブンの中に5分ほど置いて余熱で温めます。味を優先するならこの方法がおすすめだそうです。



アルミホイルに包んだからか、しっとりしています。熱々ではなく、ほどよく温まっている感じです。とても甘くておいしいです。

電子レンジを使う方法
冷凍庫から出してラップを外した焼き芋を、凍ったままラップをせずに、1本(約270g)につき600Wの電子レンジで3分加熱します。



しっとりしていて、甘いです。このままでも十分おいしいです。
電子レンジだけでも食べられますが、仕上げに1000Wのオーブントースターで約3分焼くと皮がカリッとしておいしくなります。電子レンジの加熱時間は焼き芋の大きさや形によって変わるので、その都度調整をしてください。ただし加熱しすぎるとパサつくので、中心はほんのり冷たいぐらいがおすすめです。



おぉ、皮がパリパリして香ばしい。中はしっとり食感です。これだけでぐっとおいしさが増しますね。わたしは皮がパリパリになるこの方法が一番好きです。


マッシュしてから冷凍する方法(1か月程度保存可能)

余った焼き芋を他の料理にリメイクしたい場合はマッシュしてから冷凍します。解凍したマッシュの焼き芋はサラダやコロッケなどの料理や、スイートポテトなどのお菓子作りに使うことができます。

【冷凍方法】
1. 焼き芋の皮を剥きます。両端の皮がはがれにくいので、両端を包丁で切り落としてから皮を端からすーっと剥きます。



2. 皮を剥いた焼き芋を冷凍用保存袋に入れ、袋の上から手で揉んで潰します。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍します。



【解凍方法/使い方】
室温で200gにつき20分ほど自然解凍します。今回はサラダを作りました。
解凍したさつまいも200g、輪切りにして塩もみしたきゅうり1/2本、マヨネーズ大さじ2杯をボウルに入れて混ぜ、皿に盛り付け、粗びき黒こしょうを少々振りました。



砂糖を入れていないのにとても甘いです。それと食感が少しもちっとしています。新しいさつまいもサラダですね。子どもウケもいいようで、わが家の子どもは喜んでたくさん食べていました。黒こしょうは子どもには刺激がありますが、さつまいもが甘い分、使った方がアクセントになっておいしいです。

さつまいもの成分

さつまいもの主成分は炭水化物で、その大半がでんぷんです。満腹感が得られやすく、腹持ちがいいのが特徴です。豊富に含まれる食物繊維は整腸作用があります。また、余分なコレステロールやナトリウムを排出する働きもあるので、便秘対策や生活習慣病対策に役立ちます。ほかにもビタミンCやEも含まれ、肌の調子を整えたり細胞の老化を防ぐ働きがあります。さつまいもは一度に食べる量が比較的多く、これらの効果を得やすいのも利点です。

冷凍した焼き芋は冷凍前と違い、アイスのようにとろけるようななめらか食感で甘くておいしかったです。ストックしておいて小腹がすいたときにも便利です。マッシュしたものは、おかずにもできるし、スイーツ作りにも活用できるので便利だなと思いました。余ってしまった焼き芋も、冷凍することでおいしく消費することができました。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

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