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【12月5日の花】ツバキ 艶やかな葉とふっくらした花が美しい

  • 2024.12.5

フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?


12月5日の花は「ツバキ」

光沢のある葉に、紅をさした女性のくちびるのような、ふっくらとした花を咲かせるツバキ。

日本原産の植物で、菊や梅とともに古くから愛されてきました。

万葉集にはツバキを詠んだ歌が9首見られますが、なかでも「川上の つらつら椿つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は」という歌は、つらつら椿のリズムが印象的で有名です。

「川辺に椿が連なって咲く、巨勢の春は美しい」との意味を持ち、歌に詠まれている巨勢は奈良県の古瀬の辺りで、今でも椿が咲く名所だそうです。

12月に入ると、伊豆大島産などの椿が市場に並びはじめます。枝状の茎の切り口に縦にハサミで割りを入れて飾りましょう。

「カメリア」の名で世界中で愛される椿は洋の花器にも良くあいます。

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌

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