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2025年はどんな年になる? 身内を味方につけないと内側から崩壊!? 人気占い師のシウマさんが「ナインナンバー」で人間関係や来年の運気をアドバイス

  • 2024.12.4

携帯番号占いなどで人気のシウマさんが、『琉球風水志シウマのナインナンバー[占い大全] 将来の不安も人間関係もスーッと解消!』(主婦の友社)を上梓しました。

「ナインナンバー」は九星気学をもとにした占いだと言いますが、日常の中でどのように役立てるのがいいのでしょうか。2025年の運勢も含め、本書の活用法などを聞きました。

ナンバーを知ることが目標達成の近道になる

――ナインナンバーとは、どのようなものでしょうか。

シウマさん(以下、シウマ):九星気学をもとにしています。暦には「一白水星」などと漢字で表されていますが、それをカタカナに変えました。今の時代、カタカナのほうがより身近に感じていただけるのかなと。

――自分のナインナンバーは生年月日によって決まりますが、育った環境や影響を受けた人物によって、性格や運勢が変わることもあるとか。

シウマ:生年月日は変えることができない宿命の部分で、生まれ年によって1から9のどれかの数字に当てはまります。そのまま環境が変わらず、何の影響も受けずに育つと、本来の特性になりやすい。たとえば、ひまわりの種です。

――ひまわりの種ですか。

シウマ:ひまわりの種からバラは咲きませんよね。ひまわりなのに、「自分はバラだ」といってバラが育つような環境で過ごしたら、どういう咲き方になるかわからないし、もしかしたら咲かないかもしれない。「自分はひまわりだ」とわかった上で、ひまわりに合った土壌で育ったほうが、とてもきれいな花が咲きます。

――せっかくなら本来の特性を信じて、自分の本質にあった環境に身を置き、きれいな花を咲かせたいですよね。

シウマ:ナインナンバーは琉球風水が基本なのですが、「信じる・信じない」ではなく、「知らないよりは知っているほうがいいし、動かないよりは動いたほうがいい」という考え方です。「そんなことないよ」ではなくて、「やるか・やらないか」なんですよ。やらないよりは、やってみたら? という感覚です。

――知っていても、行動を起こさなければあまり意味がないと。

シウマ:今の時代はそれがいいんじゃないですか。今はみんな情報を先取りしますよね。ご飯を食べにいくにしても「あのお店は星が何個」だとか。それと同じで、動き始める前に、自分が生まれながらに持っている資質みたいなものを情報として仕入れておくと、結果が違ってくると思います。

――自分の資質を知らずに動き出すことの無謀さが伝わってくるようです…。

シウマ:足が速い人が陸上部に行くのか、足の遅い人が陸上部に行くのか。DNA的なお話をすると、すんなり選手として選ばれやすいのはどちらなのか考えるとわかりやすいですよね。足の遅い人が選手になろうとしたら、速い人より倍以上、練習しないといけないかもしれない。自分の特性や、向き不向き、生まれ持ったエネルギーを知ることで前に進みやすくなるかなと。

――もはやDNAといえるほど、自分の中に組み込まれているものなんですね。

シウマ:そうですね。ただ、人には感情が伴うので、身を置く環境によって、すべてが同じようにはならないのですが。

一緒にいる相手を間違えると不幸なことが!?

――ナインナンバーのアドバイスに従って行動や予定を変えようとする時に、気をつけたほうがいいことはありますか?

シウマ:無理やり軌道修正をすると、けっこうな負荷がかかるんですよ。なので、特性を知った上で、今から進もうとしている道筋が合っているかどうか、確認作業のような感覚で捉えてもらえたら。自分の性格上、これは合っているかな、合ってなかったら、やらなきゃいけないことが増えるな、とか。それでもやりたいと思ったら進んでもいいですし。ちょっと違うと思ったら、ゆっくりと方向転換してもいいですし。

ただ、臨機応変にふるまうことが、すぐにできる人とそうでない人がいます。ですから、自分が無理なく動けるための確認作業用に使ってほしいなと。

――先ほどの話を例に挙げると、陸上選手を目指す人が、自分は陸上選手に向いていると知って、さらに練習を強化する場合。練習の仕方やコーチの選び方などにも良し悪しがありますか?

シウマ:ナインナンバーでコーチを選んだほうがいいかもしれませんね。自分に合うコーチがいれば、より早く目標や夢に近づけるかもしれません。少し前の野球選手を挙げると、イチロー選手はスピードを生かした野球(ナンバー9)で、松井選手(ナンバー8)はパワーを生かした野球だから、タイプが違う。松井選手を育てるコーチが、イチロー選手のタイプを育てようとすると、“野球のセンスがない”ということになりかねません。相性がいい、もしくは似たようなエネルギーを持つ人と一緒にいることで、負荷なく過ごすことができます。

――相手と相性が良くないと不幸なことになりそうですね…。似たタイプというと、仕事柄、インタビュー相手に「憧れの人」を尋ねる機会が多いのですが、その人が話す「憧れの人」が、側から見ると「同じようなタイプに憧れているな」と感じることが多いんです。それって実は、その人が自分と同じようなタイプを求めているけれど、それに気づいていないだけなのではと思うのですが。

シウマ:たぶん、直感でわかる方のほうが多いと思います。人間って本来、五感が優れているはずなので。たとえば、ペットと飼い主の顔が似ている、とよく言いますよね。でもそれは、飼い主に似ているというより、最初から似ているようなペットを選んでいるんです。それで、一緒にいると落ち着いたりする。ペットを家族のように可愛がるっていう最近のペットブームは、自分への癒しなのかもしれませんね。

――似たようなタイプを本能で選んでいるんですね。「五感が優れている“はず”」というのは、どういうことでしょう。

シウマ:現代は科学が発達しているので、いろんな機器に頼りすぎると感覚が鈍るんです。僕も大学時代はみんなの携帯番号を覚えていましたからね。番号がまだ登録されない時代のケータイなので、みんなメモ帳に番号を書いているんですが、僕は書かなくても全員の番号を覚えていました。今はもうアドレス帳に入れているから覚えられませんけど。

――では、シウマさんは電子機器をあまり増やさないようにしているのでしょうか。

シウマ:好きじゃないんです…。つい最近までガラケーで、でも仕事にならないから仕方なく持ち始めたら、“これは便利だな…やめよう”と(笑)。用がない限りはさわりません。

――便利だからこそ、さわらない(笑)。

シウマ:それに、持ってウロウロするだけで人に迷惑かけているような感じがするんです。周りを見ても、電車とか街でスマホを見ながら歩いているから“みんな緊急事態なんだな”と思ったら、ゲームをしていたり、漫画を読んでいたり。琉球風水は、目的地にスムーズに行くことがすべての基本。移動中にダラダラするのは理にかなっていないと思うので。

――そういう意味では、目標や目的に向かって正しく道筋をつけるというナインナンバーは、理にかなっていると言えそうですね。

シウマ:そうですね。ある程度の長所と短所を知って目標の設定をしたら最短になるはずなんです。そもそも、自分の本質を知らないまま、目標や目的がわからないまま進むのは難しいですよね。「現在地どこですか?」と聞いて「わかりません」と答えるようなもの。どこにも辿り着けないし、本人が自分のいる場所がわからないのでは、周りが手を差し伸べることもできません。人生の現在地を知るという意味でも、ナインナンバーはいいのかなと。

開運アクションを取るなら継続力が必要

――ナンバーごとに関係性を良くするためのコツも、よくわかる本です。著名人で調べてみると、大谷翔平選手ご夫妻は、大谷選手が「6」で、真美子夫人が「4」。2つのナンバーの相性は「9点満点中2」とイマイチですが、世間では「理想の夫婦」と言われています。

シウマ:「6」はリーダー気質でルールに厳しく、「4」は協調性があって周りに順応しやすい。真美子夫人は前に出ることなく、いつも後ろに一歩引いていますよね。大谷選手は練習時間も寝る時間も、1年の動きも決まっているでしょうから、たぶん振り回されることは多いと思いますが、「4」の特性で合わせ上手なのでは。ご自身も元々バスケの選手で、スポーツ選手としての意識を共有できることも、うまくいく秘訣なのかもしれません。

――もし相手との相性がイマイチな場合に、期待感を持てる話ですね。つきあい方によっては関係が好転するという。

シウマ:相性が合わない相手は放っておくのがベストですからね。そもそも合わないので。「短所を直したほうがいいですか?」ってよく聞かれるんですが、「直らないですよ」って言うんです。短所を直すって、血液型をA型からB型に変えるくらいの労力がいるんですよ。

それならば、直らないものだと割り切って、できるだけ短所を抑えるような対策をすれば、相性の合わなさをある程度超えられるのかなと。相性が合わないと、どうしても気になってイライラするし、ぶつかりますから、気にしないところに行ってしまえばいいんです。だから、放っておく。

――職場の悩みに関しても、部署の配置換えやチーム作りの参考になりそうなアドバイスが載っています。

シウマ:ナインナンバーの相性でチームを組むと、プロジェクトがうまく進み始めたり、あまり脱線することなくスムーズに進むことがあります。友人の話ですが、チームを組んだ2人の方向性が違っていて、「合わせてくれない」と言うんですが、そもそも方向性がズレていたら全然違う方向に行ってしまうから、無理やり合わせないほうがいい。2人が別々のプロジェクトを立ち上げたらうまくいった、ということがあります。いちばんは距離感ですね。

――距離感ですか。

シウマ:SNSで距離が近いのかなと思ったら、本当は遠かったりする。生身であれば1メートルは離れるじゃないですか。今の時代、距離感がよくわからないことになっています。気分を害さないような間隔を守れば、いい距離感を保てるんじゃないでしょうか。「さわらぬ神に祟りなし」ということわざもありますから。

――極力さわらないようにして、どうしても接近する必要がある時は、ナインナンバーのコツを取り入れて。

シウマ:そうですね。もちろん仕事で確認事項もあるでしょうから、その時だけテリトリーに入ってすぐに出る、とか。「これを言ったらあの人は怒るだろうな」と先にわかっておけば、あえてそれを言ってみて「あ、怒った」となれば、次からは「やっぱり言わないほうがいい」となる。ナインナンバーで対策をすれば心の余裕が生まれますし、合わない相手とのつき合い方の技術も身につきます。関わり方がよりわかりやすくなれば、自由に動けるようになりますよ。

――成功してスキルを身につけていって。積み重ねなんですね。

シウマ:結果的に継続力だと思っています。四季と一緒で、種まきをして芽が出て、実になって熟して。収穫したらまた種をまく、というサイクル。今年、開運アクションをしても運気が上がらなかった…という人もいますが、種まきをしてすぐに実を食べるのは難しい。今の時代、継続力がちょっと足りないのかなと思います。一度やめてしまうと積み重ねてきたものが全部ゼロになりますから。継続してリズムに乗っていくほうがいいと思います。

来年の運勢は「2」の人が基準になる

――2025年にかけて日本やアメリカで政治が大きく動きそうですが、そういった変化に素早く乗っかれるようなナンバーの人はいますか?

シウマ:風の性質を持つ「4」がいちばん早いと思います。北から吹けば寒くなるし、南から吹けば暖かくなるし、どうにでも変われて、環境の変化にすぐ対応できるので。水の性質を持つ「1」も、知らない間に周りに馴染むところがあります。水に茶葉を入れておくと、水自体は気づいていないのに、いつの間にか色がついている、というイメージです。

「6」も案外変われるかもしれません。“今強い人が強い”と捉えるタイプの結果主義ですので。正義感が強すぎる場合は反発するかもしれませんが、それでも耐えられそう。それ以外のナンバーの人たちは、様子を見て動き方を決めるとうまく変われると思います。周りの様子を見るっていう感覚を持つ人たちでもあるので。

――なるほど。

シウマ:2025年は「2」の年。仲間意識や家族意識などで身内を味方につけないと、内部告発が起きて物事が崩れやすい1年です。政治の話をすると、今は与党の内部がブレブレだったり、躍進したほうが突然スキャンダルで攻撃されていたりします。あれは間違いなく内部告発じゃないですか。2025年に向けて、同じようなことが増えていくはずです。

――すでに予兆がありますね…。2025年は「2」の年とおっしゃいましたが、そうなると、来年活躍しやすいのは「2」の人ということになりますか?

シウマ:その年のナンバーになる人は大体、いいか悪いかにわかれます。今年2024年は「3」の年でしたが、「3」の人にも格差があったはずです。「3」の長所が出ている人はうまくいき、短所が強く出ている人はうまくいきづらいという傾向がある。

全ナンバーの2025年の対応としては、個別の運気というより「2」を基準にするといいですよ。「2」のうまくいっている人の真似をするのがベストだし、「2」のマイナスに進んでいる人の真似をしなければ無難に過ごせます。

――『ナインナンバー[占い大全]』では、各ナンバーの「2025年の運勢」が期間限定でAmazonのダウンロード特典となるそうで、あわせてチェックしたいです。本の中には「2」の芸能人も載っていて真似できそうですし、周りで成功している人のナンバーを知りたい場合、ナインナンバーでその人を行動から割り出すこともできるのかなと。

シウマ:僕もたまに、マネージャーと一緒に「あの動きは2かな、3かな」っていう話をするので、そういうゲームというか、予想遊びをしてもいいんじゃないですか。その意識を持っていると、その人の年齢を知っている人が出てきたりして、たぶんどこかで知ることができるはずなんですよ。予想が違っていたとしても、“じゃあ何が違ったんだろう”と考えたりして。感覚を鋭くするためのゲームにしてもいいかもしれませんね。

取材・文=吉田あき

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