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頭の中を定期的に片づける【毎日が変わる片づけのワザ(226)】

  • 2024.12.4

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

頭の中を定期的に片づける

頭の中に、やらなければいけないこと、やりたいこと、気になっていること…などがたまってくると、わたしはとても疲れてきます。娘も同じらしく、受験生の今年は特に、「(やらなきゃ、と)気になってることが多くて頭の中がごちゃごちゃして疲れる」としょっちゅう言われるように。定期的にそれらの「タスク」を一緒に整理し、減らすようにしています。

たとえばある日。こんな感じで娘とわたしの頭の中はごちゃごちゃしていました。

娘の片付けたいこと

勉強

・勉強机横の棚の片づけ

・プリンターを使えるようにする

・大学に見学に行く

・今通っているのとは別の塾の体験授業に行く

それ以外

・お金の精算(お小遣いで出す分と、わたしに請求する分の計算)

・欲しい服をネットで買ってもらう(わたしに)

・欲しいLINEスタンプを買ってもらう(わたしに)

わたしが片付けたいこと

仕事

・飲み会の欠席連絡(アンケート回答)

・有休をスケジュール登録してブロック

・主務、兼務それぞれでまとめている夏休みの休暇予定表入力

・Slackで連絡する内容の下書き、タイマー送信設定(送り忘れ防止)

・数値集計

・上司との面談で話すことの整理

・定例ミーティングのアジェンダ記入

・作成中の原稿修正

家事

・粗大ゴミの処理券購入

・ハンドソープ購入

・ボディーソープ購入

・うさぎの爪切りに連れて行く

など。ひとつひとつは小さなことですが、たまってくるとこれが頭を疲れさせます。モノが多いと管理が大変になってしまうのと同じで、頭の中に気になることが多いとそれらを「持っておく」ことにエネルギーを要すると感じています。

さらに、終わっていない気持ち悪さが常にどこかにありモヤモヤするので、休日も完全に休めません…。たとえば、ピラティスのレッスンを受けていても、終わっていない「タスク」たちがよぎり、「ああ、今すぐあのタスクを終えたい!」とそわそわしてしまうことも。

これは…よくない。

こんな風に仕事関係のタスクが気になっているときは、スケジュール入力や数値集計など、たまると地味に時間や意識をとられることは、週末に家事などの合間をぬってサッと終えておくことも。

これはオンオフを完全に切り分けたい人にとっては抵抗があるやり方かもしれません。でも、頭の中をできるだけ常に「すっきり、軽く」しておくためなので、まったく苦にはなりません。むしろ片付いたことでスッキリし、疲れもとれます。また、やらないといけないことが曖昧なままだと、それも心にひっかかり続けるので、こまめに「今たまっているタスク」を確認し書き出すようにしています。

これは、クローゼットを片付けるときに、いったんすべての服を出すのと同じように「今の量を可視化」することが目的です。
それらを「捨てる=終える」のは、モノの片づけと同じくらい、すっきりする作業。定期的にやることで、頭や心の中がスッキリするので、仕事や家事の時間よりも意識して時間を確保している習慣です。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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