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映画の原石「パイロットフィルム」が集結。作り手の熱量を感じる新しい映像フェス

  • 2024.12.4

パイロットフィルムとは、映画や番組を制作する前に、テストとして作られる映像のこと。企画書や脚本だけでは掴みきれない作品の魅力を、実際に映像化することで伝わりやすくし、制作チームや製作資金を集めるために活用されている。そんな映画の原石であり、「この映画を作りたい!」という作り手たちの情熱が最も凝縮されていると言えるパイロットフィルムに触れられる貴重な機会がある。

2024年12月14日(土)、東京・渋谷の「シネクイント」で、「渋谷パイロットフィルムフェスティバル」を開催。上映とゲストによるトークを楽しめる。

全20作品のパイロットフィルムを上映。“幻の実写映画”のパイロットフィルムも

「渋谷パイロットフィルムフェスティバル」は、パイロットフィルムの上映とゲストによるトークを組み合わせた6本のプログラムと、トークなしで映像のみを一挙上映する「全作品上映」による、計7プログラムで構成する(※)。

発起人は、『HIDARI』監督・川村真司(Whatever)と『KILLTUBE』監督・栗林和明(チョコレイト)。

50年以上前に制作された『ルパン三世(シネスコ版)』(演出:大隅正秋)や、 “幻の実写映画”と呼ばれる『童夢(パイロット版)』(監督:大友克洋)、今年のカンヌ国際映画祭でも注目を集めた『化け猫あんずちゃん』(監督:久野遥子・山下敦弘)、今後本編公開を控えている『ホウセンカ』(監督:木下麦)『つるばみ色のなぎ子たち』(監督:片渕須直)など、全20作品のパイロットフィルムの特集上映に加え、映画プロデューサーの紀伊宗之、林健太郎、映像研究家の叶精二など、多彩なゲストを迎えた、トークも実施する。

MCを務めるのは、映画・ドラマレビュー&考察YouTuber、コメンテーターとしても活動する大島育宙(芸人 / チョコレイト所属プランナー)。

主催者は、「これまでとこれからの映画制作プロセスに触れることで、映画作りにチャレンジする人や、応援したい人が増えてほしい」と語る。
テスト映像であるため、これまで一般客にはなかなか観る機会がなかったパイロットフィルム。映画好きはもちろん、映像制作の世界に触れてみたいという人も、「渋谷パイロットフィルムフェスティバル」で、作り手の熱量を感じながら、映画の世界を広げよう。

※上映作品およびプログラム構成、タイムテーブルは変更になる場合も。詳細は、イベント公式サイトならびに公式SNS(https://x.com/spff_official)より都度ご確認を。

【上映作品ラインアップ(順不同)】
・『この世界の片隅に』(監督:片渕須直)
・『JUNK HEAD 01』(監督:堀貴秀)
・『つるばみ色のなぎ子たち』(監督:片渕須直)
・『童夢(パイロット版)』(監督:大友克洋)
・『化け猫あんずちゃん』(監督:久野遥子・山下敦弘)
・『ミルキー ☆ハイウェイ』(監督:ヨウ☆ヘイ)
・『王立宇宙軍 オネアミスの翼(パイロットフィルム リテイク版)』(監督:山賀博之)
・『ALWAYS 三丁目の夕日』(監督:山崎貴)
・『ひな』(監督:岩井澤健治)
・『PLUTO』(監督:河口俊夫)
・『ユキの太陽』(監督:宮崎駿)
・『リトル・ニモ』(監督:近藤喜文・友永和秀)
・『オッドタクシー(テストカット)』(監督:木下麦)
・『KILLTUBE』(監督:栗林和明)
・『HIDARI』(監督:川村真司)
・『ホウセンカ』(監督:木下麦)
・『ルパン三世(シネスコ版)』(演出:大隅正秋)
・『こまねこ はじめのいっぽ』(監督:合田経郎) ほかHarumari Inc.
渋谷パイロットフィルムフェスティバル
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