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アーチー・パンジャビが新キャラ役で登場、居住可能な“ニューエデン”を探し求める「スノーピアサー」シーズン3を振り返り

  • 2024.12.4
「スノーピアサー」シーズン3より (C) Tomorrow ITV Studios LLC
「スノーピアサー」シーズン3より (C) Tomorrow ITV Studios LLC

【動画】列車“スノーピアサー”での人々の闘いを描く「スノーピアサー」シーズン1~3予告編

映画「パラサイト 半地下の家族」を手掛けたポン・ジュノ監督が製作総指揮を務めるノンストップSFアクションドラマ「スノーピアサー」。動画配信サービス・Huluでは本作のシーズン1~3に加え、シリーズファイナルとなるシーズン4(全10話)も11月1日より全話独占配信中。そこで本記事では、居住可能な“ニューエデン”を探し求めるシーズン3のストーリーや見どころを振り返っていく(一部、ネタバレを含みます)。

アカデミー賞助演女優賞のジェニファー・コネリーらが出演、ドラマ「スノーピアサー」とは

ポン・ジュノ監督が2013年に製作した同名映画のヒットを受け、新たなキャストとストーリーでドラマ化された本作。アメリカ合衆国のテレビドラマシリーズとして、2020年から2022年3月にかけてシーズン1~3が、2024年7月にファイナルシーズンとなるシーズン4が放送された。

生存をかけた階級闘争や社会的不公平、政治的駆け引きが迫力満点に繰り広げられる本作は、地球が凍りついてから7年後の荒廃した世界が舞台。わずかに生き残った人類が、永久に地球を回り続ける1001車両の列車“スノーピアサー”の中で苦闘する様子が描かれる。

キャストには、映画「ビューティフル・マインド」で第74回アカデミー賞助演女優賞に輝いたジェニファー・コネリーを始め、実写映画「リトル・マーメイド」でセバスチャンの声を演じたダヴィード・ディグスや、映画「フランシス・ハ」に出演するミッキー・サムナーなど豪華な顔ぶれが集結している。

レイトンとウィルフォードが直接対峙?ハラハラドキドキのシーズン3あらすじ

シーズン2のラストでメラニー(ジェニファー・コネリー)の研究データを発見してから6カ月が経った。相変わらずメラニーの生死は不明な中、ウィルフォード(ショーン・ビーン)は自らの列車を自らのルールで支配していた。いつしか彼の率いる列車には抵抗軍(レジスタンス)が存在するようになり、元スノーピアサーの最後尾列車にいた抵抗軍たちはウィルフォードに次々と見つかり処罰されていた。しかし、列車内での結婚式典の最中に列車の破壊工作を企む抵抗軍も現れ、ウィルフォードに従順だった列車全体の秩序は徐々に乱れていく。

一方、レイトン(ダヴィード・ディグス)たちは別の列車で、メラニーが残してくれたデータをもとに6カ月もの間居住可能な場所“エデン”を調査しデータを収集していた。そんな中、地上で調査中のベンが突然雪の中に落下してしまい、レイトンたちは救助に向かう。ベンの落下した北朝鮮の原子力施設に行くと、そこで生存を送っていた女性・アシャ(アーチー・パンジャビ)を発見し――。

その後レイトンは、ウィルフォードの列車と再接続しようと並走する列車に乗り込み、2人は再び相まみえることになる。レイトンは“暴力なしでの解決”を呼びかけるが、これに応じないウィルフォード。そこでレイトンは“ある作戦”に出るのだった――。

「スノーピアサー」シーズン3より (C) Tomorrow ITV Studios LLC
「スノーピアサー」シーズン3より (C) Tomorrow ITV Studios LLC

乗客の前で演説を行う、アーチー・パンジャビの堂々としたセリフ回しに注目

シーズン3では、本シーズンより登場した新キャラ・アシャの存在がキーポイントとなる。アシャ役を務めたアーチー・パンジャビは、映画「ベッカムに恋して」のピンキー役で注目を集めると、2009年から6シーズンにわたり人気ドラマ「グッド・ワイフ」に出演し、3度エミー賞へノミネート。2010年にはドラマ・シリーズ部門で助演女優賞に輝いた名女優だ。

そんなパンジャビが演じるアシャは、原子力施設で8年もの間、電子炉の余剰電力で生き延びていた核技術者。34人いた生存者はいつしかアシャだけになり、そこからは希望もなくただ時が過ぎていくだけの生活を送っていた…。レイトンに助けられた際、アシャは“なぜ危険を冒してまで助けたのか”と尋ねるシーンがある。レイトンは「それが俺だ」とだけ告げ、多くは語らずとも当たり前のように命を救ってくれたため、アシャは“命の恩人”と呼ぶようになる。

そんなアシャに対し、レイトンは“ある頼み事”をする。それは、レイトンが列車の乗客に“ニューエデンを目指すか”の多数決を採る際に、“候補地が存在する”というでっち上げを行うことだった。ニューエデンが存在すると知らせることで、乗客たちはこのまま列車に残るか、レイトンに付き一緒に旅に出るかを決めることになる。

こうしてアシャは命の恩人であるレイトンの頼みを受け入れ、あたかも自分がニューエデンを知っているかのような演説をしてみせた。思わず引き込まれるようなパンジャビの堂々としたセリフ回しは、本シーズンにおける見どころの一つと言えるだろう。

はたして、アシャとレイトンの作戦は乗客たちに通じるのか――。そして“ニューエデン”は本当に存在するのかどうかにも注目だ。

「スノーピアサー」シーズン3 メインビジュアル (C) Tomorrow ITV Studios LLC
「スノーピアサー」シーズン3 メインビジュアル (C) Tomorrow ITV Studios LLC
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