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【漫画】鉄錆の少女と謎多き青年が、広大な”宝石箱”の屋敷に隠された秘密に迫るファンタジーに「がっつり骨太なストーリー」「めちゃくちゃ好きかもしれない」の声

  • 2024.12.4
鳳 香さんの『鉄錆と1000カラット』が話題 鳳 香さん/KADOKAWA
鳳 香さんの『鉄錆と1000カラット』が話題 鳳 香さん/KADOKAWA

【漫画】孤独な二人が挑む“宝石箱”に隠された運命に「めちゃくちゃ好きかもしれない」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、pixivコミックにて連載中の、瞳に宝石を宿し、特殊能力を持つ「宝石様」が生まれる世界で、「鉄の瞳」を持つ少女ユニと謎めいた宝石様アレクレアが隠された真実を探るファンタジーラブミステリー『鉄錆と1000カラット』をピックアップ。

シルフ編集部が10月4日にX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2万以上の「いいね」が寄せられた。さらに11月22日に作家本人のアカウントでも投稿を行い、こちらには10万以上の「いいね」が集まり、話題となった。11月22日(金)にコミックス第1巻が発売される本作品の作家である鳳 香(おおとり かおる)さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。

役立たずの瞳が見つけた真実

『鉄錆と1000カラット』(2/72) 鳳 香さん/KADOKAWA
『鉄錆と1000カラット』(2/72) 鳳 香さん/KADOKAWA

ユニは、宝石を宿した特別な瞳を持つ「宝石様」たちとともに過ごすこととなる。宝石様たちは、その特殊な能力で、人々の願いを叶えることを務めとしている。しかし彼女の瞳は、他の宝石様たちの煌めく瞳とは異なり、錆びた鉄鉱石だった。「宝石箱」の広大な屋敷で、彼女は役立たずの鉄屑と呼ばれ、誰の願いも叶えられずにいた。

ある日、ユニは「宝石殺し」の異名を持つアレクレアと出会う。アレクレアもまた、その存在を畏れられ、宝石箱の中で孤独に生きてきた。二人は出会いを通じて、「宝石箱」に隠された歪んだ真実を知ることになる。宝石の煌めきの裏に潜む闇、そして人々の願いをかなえるという美名のもとに築かれた偽りの世界。

アレクレアと共に真実を追い求める中で、「無力」だと思われていた瞳が、宝石箱の住人たちを救っていく。しかし、まだ彼女は知らない。錆びた瞳の中に眠るその力が、これからの世界にどれほど大きな変革をもたらすのかを――。

物語を読んだ人たちからは「絵がめちゃくちゃ綺麗だから画面の色で魅せるタイプの作品かと思いきやがっつり骨太なストーリーがあって」「性格悪い双子が出てくるとにこにこしちゃう」「めちゃくちゃ好きかもしれない」「どうもこの世界全体に大きな秘密が隠されているよう」など、反響の声が寄せられている。

宝石をテーマにした創作のきっかけとは

『鉄錆と1000カラット』(4/72) 鳳 香さん/KADOKAWA
『鉄錆と1000カラット』(4/72) 鳳 香さん/KADOKAWA

――『鉄錆と1000カラット』を創作したきっかけや、着想を得たエピソードを教えてください。

少女漫画らしくキラキラした世界観を演出できるモチーフを考えていくうちに、「宝石」という題材に辿り着きました。

――主人公や主要キャラクターの設定やデザインのこだわりを教えてください。

キャラクターの性格やビジュアルは、宝石(鉱物)の持つ性質と私の個人的なイメージを組み合わせて創作しています。アレキサンドライトは光の加減で色が変わる宝石なので、普段はだらしなく口が悪いキャラですが、ふとした瞬間に優しさを垣間見せる二面性を持たせています……などなど。

――作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントを教えてください。

宝石の作画はなるべく3D素材を使わず、手描きするようにしています。光の入り方によって、石の表情や雰囲気が読者に伝わるはずだと信じて……!

――作中で特に印象的なシーンやセリフを、理由とともに教えてください。

1話でユニが言った「誰かの願いを叶えるのが私の願い」というセリフです。「俺は王様になりたいんだ!願いを叶えるんだ!」というキャラがいたとしたら、自己主張が強めだと思うかもしれませんが、自分の願いを貫くという点ではユニと同じです。人のために願いを叶えるのも、自分のために願いを叶えるのも、本質は一緒なのかもしれない……と考えすぎていつも頭が混乱してしまうのですが、このセリフには考える余地があるため、とても思い入れがあります。

――鳳 香さんが創作において最も重視している点や、こだわりを教えてください。

ファンタジーの世界でも「わかる〜」と共感してもらえるシーンをつくることです。つくれているか自信はないのですが、常に意識しています!

――最後に、『鉄錆と1000カラット』のファンやこれから読もうとしている方々へメッセージをお願いいたします。

皆さんが楽しめる作品をつくれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

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