「セックス・アンド・ザ・シティ」ナターシャ役のブリジット・モイナハン、「ファンの成熟は興味深い」

ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で、サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公キャリーの恋敵ナターシャを演じたブリジット・モイナハン。オリジナルの放送から20年以上が過ぎ、ナターシャに対するファンの感情に変化が生じてきているそうだ。ロマンスに特化したエンタメサイト「Swoon」のインタビューで、ブリジットはこう語る。

「何年もの間、人々は最初に観た時にナターシャを嫌っていました。ですが成長して、『当時はキャリーの味方だったけれど、ナターシャをサポートすべきだった』と思い至ったのです。ファンがドラマとともに成長し、成熟していくのはとても興味深いです。ファンが成熟し、さらにまったく新しいファン層を獲得したことは、ドラマが新しい形でカムバックしたことの素晴らしい点だと思います。番組が成長していく過程を見るのはうれしいです」

90年代から2000年代にかけて放送された「セックス・アンド・ザ・シティ」は、NYに暮らす女性たちの友情と恋愛を赤裸々に描き、旋風を巻き起こした。ブリジットが演じたナターシャは、シーズン2にミスター・ビッグの婚約者として現れ、シーズン3で結婚。キャリーは打ちのめされるも、ビッグと不倫関係に。ビッグと自宅で密会していたことを知ったナターシャは、キャリーを追いかけて階段で転び、前歯を折ってしまう。その後に2人は離婚した。

そして、シングルとなったナターシャは再婚し、息子を2人もうけたことが、続編の「AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章」で明らかに。シーズン1では、急逝したビッグが何を思ってか、彼女に100万ドルを遺していたことが判明するが、その使い道について、実生活で元恋人トム・ブレイディとの間に息子をもうけたブリジットは、こう推測する。「わからない。おそらく子どもたちの教育費に使ったんじゃないかしら」

Text: Tae Terai

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