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アウトモービリ・ランボルギーニにショールとコラボ。バレンシアガが研究する、「快適さを重視した完全なワードローブ」【2025年プレフォール】

  • 2024.12.4
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デムナ率いるバレンシアガBALENCIAGA)は12月2日(現地時間)、これまでとはまた違った意味で“直接的”な2025年プレフォールルックブックを発表した。プレスリリースによると、この一連のイメージはメゾンのショールームで行われたスタイリングセッション中に、デザイナーのスマホで撮影されたものだという。

日常着を再構築したデザインを基調に、メゾンのアンバサダーの顔をプリントしたファンTシャツや、シューズブランドのショール(SCHOLL)、さらにはアウトモービリ・ランボルギーニ(AUTOMOBILI LAMBORGHINI)との異色コラボレーションピースを盛り込んだコレクションは、兎にも角にもデムナらしさが満載だ。

デムナが考える「快適さを重視した完全なワードローブ」とは

批評家たちの目は、まず奇抜なルックへと向けられる。そのうちのひとつは、メンズのボクサーパンツを切り裂いてマイクロスカートへと変身させたもので、至る所で物議を醸すことになるのは間違いない。

では、親指だけを覆ったフィンガーキャップのような新しい「Zero」シューズはどうだろう。この不気味でおかしな見た目は、一度見たら忘れられないかもしれない。これもまたいかにもデムナらしいアイテムのひとつで、人々の視線を釘付けにし、何かと話題を呼ぶことになりそうだ。

しかし、注目すべきは奇抜なデザインだけではない。ショールのクラシックなコンフォートサンダルはスパイクヒールと組み合わされ、ファッション性の高いミュールへと姿を変えている。このハイブリッドシューズの履き心地がいいとは考え難いが、ヒップにかかるほどのオーバーサイズボマージャケットとミディ丈のフレアスカートと合わせたルックは、この上なくクールに映る。

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また、この幅広いラインナップには、デムナの才能が開花した当時から変わらないスタイルが光るものもある。その例に挙げられるのが、コートやトレンチなどをカットアップして作ったかのようなメガスカーフだ。こういったルックと、その背後にある創設者のクリストバル・バレンシアガ的なレファレンスに歓喜するコアなファンたちは多いだろう。

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その一方で、まったく別のファンベースの心を鷲掴みにするのが、アウトモービリ・ランボルギーニによる2台目のハイブリッド・スーパースポーツカーである2025年型「Temerario」をフィーチャーしたTシャツだ。そのほかにも、ライトジャケットやスウェットパンツ、バッグには同社を象徴するシールドエンブレムがあしらわれており、F1好きにはたまらないセレクションとなっている。あえて強調するが、これは来春に発表されるフルコレクションの前触れに過ぎない。

※バレンシアガ 2025年フォールコレクションをすべて見る。

Text: Sarah Mower Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.COM

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