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暑さも峠を越す?「処暑」とはいったいどんな日?いつあるの?

  • 2024.12.3

暑さが峠を越す日として知られているのが「処暑」です。 しかし、具体的に「処暑」がどのような日を指すのかはわからない人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「処暑」について解説します。

「処暑」とは

ここでは「処暑」とは何かを解説します。

二十四節気の14番目

「処暑」は二十四節気の14番目に当たる日です。

毎年8月23日頃~9月6日頃が「処暑」の時期に当たります。 ただし、具体的に日付が決められているわけではありません。

現に「処暑」は「処暑の日」を指す場合もあれば「処暑(二十四節気の14番目)~白露(二十四節気の15番目)」の約15日間を指す場合もあります。

時期としては「立秋(二十四節気の13番目)」の次に位置します。 そのため、「処暑」は秋の訪れを感じさせる日でもあるといえるでしょう。

二十四節気とは

二十四節気は季節の移り変わりを「1年=24等分したもの」です。

現在の日本にも残っている「春分・夏至・秋分・冬至」などもこの二十四節気の区分から来ています。

二十四節気では春が訪れる1月初旬を立春、夏が訪れる5月初旬を立夏、秋が訪れる8月初旬を立秋、冬が訪れる11月初旬を立冬などと表現します。

そうした区分を季節の節目ごとに24等分したのが二十四節気です。

ただし、この二十四節気は太陽の動きに合わせて1年を24分割しているため、周期によっては1日前後することがあります。

「処暑」があるのはいつ?

ここからは「処暑」がいつあるのかを解説します。

2030年までの処暑

「処暑」は二十四節気の14番目に当たる日を指します。

参考までに以下に2030年までの「処暑」をまとめます。

・2023年:8月23日 ・2024年:8月22日 ・2025年:8月23日 ・2026年:8月23日 ・2027年:8月23日 ・2028年:8月22日 ・2029年:8月23日 ・2030年:8月23日

以上が日本における「処暑」となります。 ただし、日付は年によって変動するので注意しましょう。

例えば、1日だけを指すなら毎年8月22日~23日前後を「処暑」と呼びますが、毎年8月23日頃~9月6日頃の期間を指すこともあります。

その点は1日を指すのか期間を指すのかで変わってきます。

伝統的七夕は処暑?

では「伝統的七夕」は「処暑」に当たるのでしょうか。 ここからは「伝統的七夕」との日付の関係を解説します。

国立天文台による「伝統的七夕」の定義

日本では「七夕」というと毎年7月7日に訪れるのが一般的です。

しかし、新暦の「七夕」は梅雨の最中で綺麗な星も見られません。 そもそも「七夕」は旧暦の7月7日に行事が行われるのが通例でした。

そのため、現代の「七夕」とはそもそもの日付が別だったわけです。

そこで2001年から国立天文台では通常の「七夕」と分けて「伝統的七夕」を広く周知させ、今では「七夕」「伝統的七夕」を別物として扱っています。

実際に「伝統的七夕」は二十四節気の「処暑」を含む日で、最も近い「朔」を含む日から数えて7日目と定義しています。

2030年までの伝統的七夕となる日

「七夕」と聞くと毎年7月7日に迎えるのが一般的となります。

しかし「伝統的七夕」となると毎年8月初旬に迎えるのが通例です。 「伝統的七夕の日」は以下の通りです。

・2023年:8月22日 ・2024年:8月10日 ・2025年:8月29日 ・2026年:8月19日 ・2027年:8月8日 ・2028年:8月26日 ・2029年:8月16日 ・2030年:8月5日

以上のように「伝統的七夕の日」は年ごとに日付が変わります。 その差も最大10日~15日前後開くことがあるので注意しましょう。

ここで挙げた日であれば、美しい夜空と星々を見られるはずです。 ぜひ「伝統的七夕の日」には星空を眺めてみましょう。

まとめ

「処暑」は二十四節気の14番目に当たる日を指します。

具体的な日付としては毎年8月22日~23日となるのが特徴です。 ただし、期間を指す場合は毎年8月23日頃~9月6日頃が「処暑」の時期に当たります。

ちなみに「伝統的七夕」も「処暑」に含まれるので、ぜひこの日は夜空を眺めてみてください。

きっと素敵な星々が眺められるはずです。

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