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早田ひな、伊藤美誠ら黄金世代に張本美和ら若手選手も台頭 中国に次ぐ第2勢力の日本女子卓球、繰り広げる熾烈なサバイバル

  • 2024.12.3
女子卓球日本代表選手(C)ロイター
SPREAD : 女子卓球日本代表選手(C)ロイター

国際卓球連盟は3日、2024年第49週の世界ランキングを発表。今季の国際大会が終盤を迎えたなか、熾烈な争いを見せたのが日本女子卓球選手たち。これまでの日本をけん引してきた黄金世代に、これからを背負う若手選手たちが台頭し、層の厚さを見せている。

■エースは地元大会で五輪以来の復帰

女子で日本勢最高位をキープし続けたのが6位に入った早田ひな(日本生命)。夏のパリ五輪ではシングルスで銅メダル、団体戦では銀メダル獲得に貢献した24歳は、11月20日から行われた「WTTファイナルズ福岡2024」では地元大会で復帰を果たした。1回戦敗退を喫したものの今後に向けて「120%やり切った」と充実感を漂わせ、完全復調へ向けて動き出した。
今季の飛躍で早田に接近したのが世界トップ10入りした2人の若手選手。張本美和(木下グループ)はパリ五輪前に初めて10位以内にランクインすると、そのままトップ10から漏れることなく現状は7位。10月の「ITTFアジア卓球選手権2024」では団体戦では金メダル獲得に貢献し、福岡でのファイナルズでもベスト8に入るなど、経験を積み重ねた16歳は安定感が増してスケールアップした。
また、8位の大藤沙月(ミキハウス)は4月時点で125位だったものの、坂本竜介コーチのもと「守から攻へ」スタイルチェンジを図った。10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」では初出場初優勝を果たし、その勢いのままファイナルズでもベスト8入り。日本の成長株として評価を高めている。
さらに、長年卓球女子をけん引する10位の伊藤美誠(スターツ)、13位の平野美宇(木下グループ)もファイナルズに出場するなど健在。現時点でトップ5は中国勢に占拠されてる状況だが、競争力を高めた日本勢が第2勢力として存在しており、今後に向けてさらに上位を窺えるかは期待が高まってくる。
世界トップ20に5選手がランクインし、早田、伊藤ら黄金世代に張本美を筆頭とした若手選手も台頭してきた日本女子。2025年には世界卓球の戦いも控えるなか、熾烈な争いが続いていく。

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