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『西新宿イルミネーションマーケット』開催!ナイトタイム観光の新たな魅力を発信

  • 2024.12.3

皆さん、ごきげんよう! LIVING東京地域特派員の西村美鈴です。

西新宿エリア一帯でナイトタイム観光を盛り上げるための新たな取り組み『TOKYO NIGHTTIME PROJECT』が、この冬いよいよ始動します。伝統と革新が交差するこの街の夜を彩り、多くの人々が集う賑わいの場を創出することを目指したプロジェクトです。

そのメインイベントとして、令和6年11月28日(木)から令和7年1月13日(月・祝)まで、新宿副都心4号街路(中央通り)を会場に『西新宿イルミネーションマーケット』が開催されています。約20万球のシャンパンゴールドのLEDライトが、全長200メートルにわたる通りを幻想的に輝かせ、歩くたびに心が温かくなるような時間を届けてくれます。

また、期間限定で、中央通りの歩道部分で飲食と物販のブースが出店されます。江戸の文化などを感じさせるユニークなグルメや小物、アクセサリーなどのアーティスト作品を販売するお店が軒を連ね、訪れる人々を楽しませてくれます。

夜空に広がる幻想的な光景〜『西新宿イルミネーションマーケット』の魅力

私は初日の点灯式に足を運びましたが、会場に近づくとライトアップされた中央通りが目に飛び込んできて、その美しさに息を飲みました。寒い夜の空気の中で、キラキラと輝くイルミネーションが街全体を包み込み、歩くたびに心が温かくなるような気がしました。

輝く街路を歩いていると、忙しい日常を忘れ、特別なひとときに浸ることもできました。このイルミネーションの下を歩くと、冬の寒さも忘れられるほど心が癒されます。夜空に映えるゴールドの輝きが印象的で、つい写真を撮る手が止まらないほど。その美しさは、一見の価値があります。

出典:リビング東京Web

関係者2名と柔道金メダリストの阿部一二三さん、阿部詩さんがイルミネーションの点灯ボタンを押す瞬間

出典:リビング東京Web

華やかな光の中で笑顔になる特別ゲストの阿部一二三さんと阿部詩さん

初日の点灯式では、柔道の金メダリスト阿部一二三さんと阿部詩さんが登壇し、トークセッションを実施。また、地元を代表して挨拶に立った関係者からは、『東京を昼も夜も魅力ある、世界でも最も魅力的な都市にする』ための新たな挑戦として、西新宿がその先駆けの地となったことが紹介されました。

もともと宿場町として発展してきた新宿は、常に新しいことを取り入れながら成長してきたエリア。昼間は多くの人が訪れるものの、夜になると静かになりがちな街を『昼も夜も楽しめる街』へと変えていく第一歩として、このプロジェクトが立ち上げられたと語りました。

「これまで西新宿では、ビルごとにクリスマスツリーの展示など個別の取り組みが行われてきましたが、今年は街全体が一体となっておもてなしする初めての試みです」とのコメントがありました。さらに、大晦日のカウントダウンイベントやデジタルスタンプラリーなど、西新宿全体を巡りながら楽しめる企画が用意されている点も大きな特徴です。

食の楽しみを発見!飲食エリア『夜見世』

西新宿イルミネーションマーケットでは、食の楽しみも満載です。中でも私が心惹かれたのは、韓国と日本の文化が融合したユニークなお店『夜見世』でした。

このお店では、6種類のインスタントラーメンから1つを選び、9種類のトッピングから好きな3つを組み合わせて、自分だけのオリジナルラーメンを作ることができます。専用の容器に材料をセットし、ボタンを押すだけで、IHスマート浄水調理器がお湯を注ぎ、IHクッキングヒーターで自動的に調理してくれる仕組みに感動しました。IHスマート浄水調理器を使った調理体験も初めてで、新しい食体験にわくわくしました。出来上がったラーメンを手にした瞬間、思わず笑顔になりました。

この調理体験は、韓国で人気の『ハンガンラーメン』をモチーフにしたもの。若者を中心に外でラーメンを楽しむこの文化は韓国ドラマにも頻繁に登場し、話題となっています。日本では千葉の『ラミョンチプ』で初導入されたシステムで、今回は特別にこちらで展開されています。

私自身、韓国ドラマをあまり観たことがなかったので、こうした文化に触れるのはとても新鮮でした。韓国ドラマ好きの方や、現地の雰囲気を味わいたい方には特におすすめしたいお店です。

さらに、『夜見世』ではラーメンだけでなく、隣のスペースで三味線の音色に合わせて日本語と英語で紙芝居が上演されており、食とエンターテインメントが見事に融合していました。ラーメンを食べながら懐かしい物語を楽しむ時間は、ほっこりとしたひとときになりました。

出典:リビング東京Web

『夜見世』のキッチンカー

出典:リビング東京Web

ボタン操作でお湯を注ぎ、容器を下部のIHクッキングヒーターで加熱する仕組みの『IHスマート浄水調理器』

『夜見世』の企画者から、「海外からの観光客はもちろん、日本の方にも楽しんでもらえる内容です」と聞きました。インバウンド向けに設計されたこの体験型店舗は、日本文化と韓国文化の両方を楽しめる内容となっており、ユニークな企画です。

今回、『夜見世』は西新宿イルミネーションマーケットの初日と大晦日に出店予定とのことです。次回、大晦日のカウントダウンイベントでは、さらに賑わいを見せるこのエンターテインメント型ラーメンブースを再訪したいと今から楽しみにしています。

出典:リビング東京Web

ラーメンのキッチンカーの横では、三味線の音色に合わせて日本語と英語で語られる紙芝居を上演

出典:リビング東京Web

紙芝居を楽しむ子どもたち 近くのテーブルでラーメンを食べながら観ているお客さんもいます

他にも魅力的なキッチンカーが勢揃い!マルシェやデジタルスタンプラリーも!!

出典:リビング東京Web

飲食エリアでは、『夜見世』以外にも個性豊かなキッチンカーが勢揃いします。たこ焼き職人が焼く素材にこだわった『大玉たこ焼きとフライドポテト〜ポルパタキッチン〜』、江戸時代の路上で食べられていた江戸前寿司を再現した『鮨 さきがけ』、米粉とそば粉で日本らしさを表現したチュロスの『甘味』など、どれもこだわりの味が楽しめます。私もいくつかのメニューを試しましたが、どのお料理も味や素材にこだわりが感じられ、美味しさに感動しました。

イルミネーションの輝きに包まれながら食べると、さらに特別感が増し、いつもより贅沢な気分を味わえました。食べ歩きを楽しみながら会場全体を回るのも、このマーケットならではの醍醐味です。

出典:リビング東京Web

『鮨 さきがけ』のキッチンカー

出典:リビング東京Web

『大玉たこ焼きとフライドポテト〜ポルパタキッチン〜』のキッチンカー

出典:リビング東京Web

『甘味』のキッチンカー

会場内にはグルメのほか、江戸の文化を感じさせる小物やアクセサリーを販売するマルシェも並び、食だけでなくお買い物も楽しめます。手作り感あふれる作品が多く並んでおり、ひとつひとつを見て回るだけでもワクワクしました。

また、期間中には周辺のビルやホテルで催されるイルミネーションを巡るデジタルスタンプラリーも実施されています。スマートフォンを片手にスタンプを集めながら、西新宿の広範囲を散策することで、新たな発見や地域の魅力に触れることができます。このように、西新宿全体が一体となって楽しさを提供している点が、このイベントの大きな魅力だと感じました。

出典:リビング東京Web

小物やアクセサリーを販売するマルシェのエリア

出典:リビング東京Web

新宿住友ビルのロビーに設置されたデジタルスタンプラリー

地域全体が一体となった特別なプロジェクト

『TOKYO NIGHTTIME PROJECT』では、大晦日のカウントダウンイベントやデジタルスタンプラリーなど、西新宿全体を舞台にした企画も見逃せません。

今回のイベントは、西新宿の歴史や文化も感じられるような工夫が随所に見られました。新宿は江戸時代に宿場町として栄え、旅人たちをもてなす文化を育んできた場所。その後、時代の流れとともにターミナル駅としての役割を持ち、繁華街やビジネス街としてさらなる発展を遂げています。こうした歴史を背景に持つ新宿が、今度は『昼も夜も楽しめる街』への新たな挑戦を始めたことは、とても意義深いと思います。

西新宿イルミネーションマーケットは、訪れる人々に夢のような時間を提供してくれるだけでなく、地域が一体となり新たな賑わいを創出する素晴らしい試みです。この冬、ぜひ皆さんも訪れてみてください。西新宿の魅力を存分に体感でき、地域の愛情を感じられて、心温まる思い出を作れること間違いなしです!

出典:リビング東京Web
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