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結婚式に姿を消した婚約者「父さんが危篤で…」私「大変だったね」と言いつつサプライズを仕掛けた結果

  • 2024.12.4

結婚式まで1週間。独身最後の期間だからと、婚約者の彼は友人たちからの誘いに連日応じているらしく……。「会いたい」と連絡しても、時間をとってくれません。

彼の家族は、海外で働く父親だけ。今回は残念ながら、帰国できないそうです。そのため、式は身内だけの小規模なものにしました。親子なのだから、結婚式のときぐらい駆けつけてくれてもいいのではと寂しがる彼。

そんな様子の彼を見て……秘密の作戦を遂行中なのです♪

結婚式当日、婚約者が来ない…

そして、結婚式当日。この日を楽しみにしていましたが、彼は式場に現れず……。一切連絡が取れない彼。何かあったのではないかと心配でなりません。

今思うと、最近の彼はなんだか様子が変でした。マリッジブルーなのかと思っていましたが、本気で私との結婚に迷っていたのかもしれません。

翌日、私は彼のお父さんに会いました。じつは彼を驚かそうと、サプライズを用意していたのです。無理を言ってお父さんに帰国してもらい、式に参加してもらう予定でした。

私が無駄な帰国をさせてしまったことをわびると、お父さんは予想外に「呼んでくれてうれしかった」 と言ってくれたのです。彼からは来る必要がないと言われていたので、ちょっと寂しかったのだと言っていました。それを聞いた私は驚き、すこし違和感を覚えました。彼は私には、忙しくてこれないと断られたと言っていたので。

お父さんいわく、これは何か裏があると……。私も同感でした。いい考えがあるとお父さんが言いだしたので、私もそれに乗っかることにしました。

結婚式当日、彼がいた場所は…

1週間後、私の携帯電話に彼からメッセージが入りました。式に来られなかったことを謝罪してきたのですが、来られなかった理由がなんとも……。
「父さんが危篤だったんだ」
「ごめんな、あらためて結婚式をやり直そう!」

危篤……ねぇ。
「俺って危篤状態だったのか?」
「え?」

彼のひどい言い訳に我慢しきれず、お父さんが登場しちゃいました。そして私と計画していたサプライズの話を暴露し、自分が帰国していること、彼の非礼な行動はすべて把握していることを伝えたのです。彼は動揺し始めました。

じつはお父さん、彼にわなを仕掛けたのです。お祝い金を私の口座に振り込むと、彼に連絡したのでした。初めて知ったのですが、お父さんは金欠の彼を助けるため、毎月お金を振り込んでいたのだそうです。お金に困っている彼に大金を振り込むと連絡すれば、必ず連絡してくると踏んだのでした。案の定、速攻連絡がありました……。

自分からドタキャンしたのに、また式を挙げようという彼。これには理由があるんだと、また言い訳をして……。次の日、私たちは一応話を聞いてあげることに。雇った探偵からはすでに報告は受けていますけれど。

式をドタキャンしたその日はキャバクラへ。以前から通っており、貢物もたくさんしているそうです。そのため、多額の借金まで抱えていました。結婚したらお目当ての女の子に会えなくなってしまう……と現実逃避してしまったと言っていました。いまの話を最初に聞いていたら、彼との結婚は考えませんでしたね。

う〜ん。今さら言われても…

いろいろバレて決心がついた彼は、私と誠心誠意向き合いたいと言ってきました。やり直したいと懇願されましたが……。もう信用できないし、もとになんて戻れません。謝罪の気持ちがあるなら、慰謝料の金額で示してほしいです。

結局、私が支払っていた式場のキャンセル料、慰謝料は彼のお父さんが肩代わりして払ってくれました。私だけお金をもらったので、彼は悔しがっているようです。意味がわかりませんよね。いろいろあって疲れてしまい……、温泉にでも行って癒やされたいと思います。

◇ ◇ ◇

大変でしたが、結婚前に彼の本来の姿がわかってよかったかもしれません。今回のことは忘れて、次の出会いに期待したいですね。

【取材時期:2024年6月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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