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「苦情を言われる!」病院の待ち時間、大声で話す息子。隣に座るおばあちゃんが突然…!?一体何が

  • 2024.12.4

2歳の次男を連れて皮膚科に行ったときのこと。その皮膚科はいつも混雑していて予約時間ピッタリに来院しても20分くらいは待つことになってしまいます。次男はとてもおしゃべり。待合室でずっと私に話しかけてくるのですが、声の大きさに私はヒヤヒヤして小声でしゃべるよう注意していました。するとそこへ、見知らぬ年配女性が強い口調で声をかけてきたのです……。

大きな声で話す息子に焦る私

次男と私は順番が来るまで、おしゃべりをして待っていました。小さめの声で話していましたが、話に夢中になった次男は何度か声が大きくなってしまうことがあり、そのたびに「もう少し小さな声でお話しようね」と注意する私。

待合室にテレビなどはなく小さな音でBGMが流れているだけだったので、私は周りの人にうるさく思われていないかと気になっていました。

「ちょっといい?」

診察が終わり、待合室に戻って会計を待っているとき、となりにいた年配の女性が「ちょっといい? その子いくつ?」と私に突然話しかけてきました。少し強い口調で尋ねられたため、私は「うるさいと苦情を言われる!」と思い、「2歳です。うるさくてすみません……」と思わず謝罪。

すると女性は、「2歳なのにそんなにおしゃべりがじょうずなの? すごいわね! 大人しく待っていられて、とてもえらいわ!」と次男を褒めてくれたのです。予想と正反対の反応に私はビックリ。女性は「お母さんとのおしゃべりが楽しいからちゃんと待てるのね」とやさしく言ってくれて、私は心が温かくなりました。

病院を出たあと、私は次男に「ちゃんと待ててえらかったね」と伝えました。場に合わせた声の大きさを考えたり、周りに配慮したりすることは当然のことです。しかし私は周りばかり気にして、次男が楽しくおしゃべりしていることや、大人しく待っていられることに目を向けていなかったのです。「お母さんとのおしゃべりが楽しいから」というあの女性の言葉は、もっと次男の良いところを見てあげるべきだと私に気づかせてくれました。

著者:香川えりか/女性・主婦。4歳と2歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。

イラスト:はたこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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