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【専門家に聞く】自分にぴったりの生命保険はどう選ぶ?アラサーが考えるべき保険のアレコレ

  • 2024.12.2
andGIRL

結婚や出産などライフステージが変わるときは、生命保険を見直す絶好のタイミング。自分にぴったりのものを選びたいけれど、とにかく難しい!そこで、保険の基礎情報から生命保険の選び方まで、保険についてのアレコレをお教えします。

自分にぴったりの生命保険の選び方を知る

保険商品は種類が多いうえ、決めなければいけないこともたくさんあって選ぶのが大変。最適な保険を見つけるためのヒントを伝授します。

教えてくれたのは・・・やさしいお金の専門家/金融・経済アナリスト 横川楓さん

andGIRL

Profile

明治大学法学部卒業後、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科へ進学。24歳で経営学修士(MBA)を取得。学生時代に培ったお金のコンサルティングの実務経験の知識を生かし、お金のなんでも屋として「誰よりも等身大目線でわかりやすく」をモットーにお金の情報を発信。近著に『お金の不安と真剣に向き合ったら人生のモヤモヤがはれました!』(オーバーラップ)がある。

生命保険に加入する必要があるかどうかを考えてみよう

日本は公的保障が充実しているため、必ずしも生命保険に加入しなければいけないわけではありません。ただ、出産にはリスクがつきものなので希望している人は検討してもいいかも。

生命保険の加入を検討したほうがいい人

体が弱い人やがんになった家族がいる人

病気がちだったり、がん家系など、入院や手術のリスクが高い人は、月々の保険料が低額な医療保険に若いうちから入っておいたほうがいいかも。

出産を考えている女性

帝王切開や吸引分娩など出産時の手術によっては、その後に加入する保険で子宮系の病気がカバーできなくなることも。出産前に入るべき。

不妊治療費用が給付対象になることも

2022年4月から不妊治療に公的医療保険が適用されたことにより、一般の医療保険でも給付対象に。対象になるのは、人工授精、胚移植、採卵術、精巣内精子採取術など。保険加入時には、不妊治療が対象になるかどうかを確認して。

フリーランスや自営業者

企業に所属していないフリーランスや自営業者は傷病手当が受給できません。働かないと収入がゼロになるため加入したほうが安心。

死亡後、家族にお金を残したい人

小さい子どもがいるなど家族にまとまったお金を残したいのなら、死亡保障がついた保険に入ったほうがいいでしょう。

生命保険の加入が不要な人

まとまった貯金がある人

金銭的に十分な蓄えがあれば保険に加入する必要はありません。アラサー世代なら生活費の1年分貯金があればOK。

なんのために生命保険に加入するのかを明確にする

最適な保険を選ぶためには、どのような事態に備えたいかを考えることが大事。アラサーと言っても、未婚か既婚、既婚でも子どもがいるかいないかによって、必要な保障が違います。右に一般的に必要な保障を挙げましたが、必要とする保障はその人によって違うため、これが正解というわけではありません。

アラサー未婚女性

医療保険:病気やケガに備えればOK

アラサー既婚子なし女性

医療保険+死亡保険:病気やケガにプラスしてパートナーのことも考えて

アラサー既婚子あり女性

医療保険+死亡保険+学資保険:子どもの進学のことも考えて

【ワンポイントアドバイス】

アラサーは結婚や住宅購入など近い未来にまとまったお金を使う機会が多いため、保険で老後に備えるよりも、貯蓄や投資などお金をすぐに使えるところに置いておくほうがいいでしょう

生命保険の期間を選ぶ

保険期間とは、加入した保険の保障を受けられる期間のこと。この期間に病気やケガ、死亡などが発生すれば保険金を受け取れます。アラサー世代は手頃で見直しをしやすい定期保険がいいでしょう。

定期保険

10年、20年、30年など決められた期間のみ保障を受けられます。契約期間終了後に自動更新されるタイプもありますが、年齢で保険料が計算されるため、その後の保険料は高くなります。

終身保険

契約した保障内容が一生涯続くため、加入者全員に保険金が支払われます。定期保険と比べて保険料が割高になるうえ、途中で解約すると損をするので保険の見直しがしづらい。

必要な保障額について考える

入院時1日5,000円、死亡時3,000万円など、保険商品によって保障される金額が異なります。保障金額が高いほど月々の保険料も高くなるので、一概に保障を手厚くすればいいわけではありません。

【ワンポイントアドバイス】

アラサーの場合、入院給付金日額5,000円程度のミニマムな医療保険で十分です!

文/水浦裕美 ※andGIRL2024年秋号より

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