【六本松】紙好き必見！九州の紙が一同に集う「グッドペーパーマーケット」

2024.12.18

こんにちは、リビングふくおか・北九州Web地域特派員のマイメッコです。今回ご紹介するのは「紙もの」にまつわるイベントとそのお店です！これからの季節は特に需要が高まりますよ。

good paper market 2024

九州の紙ものをもっと盛り上げていくプロジェクト「good paper」によるマーケットとして、２年ぶりに護国神社で開催される「good paper market 2024（グッドペーパーマーケット）」。

九州の紙にまつわる製品（紙・文具・雑貨など）を取り扱うメーカー、作家・デザイナーなどのクリエイターが一同に集まり様々なアイテムと出会える機会となっています。また今年で３回目の開催となり、新たにフード販売ブースも加えさらなる賑わいを見せそうです。

そして、この“good paper market 2024”に出店・サポートメンバーとしても関わっているお店「REGARO PAPIRO（レガーロパピロ）」の代表である江藤さんにお話を伺うことができました。

紙好きにはたまらないお店

「REGARO PAPIRO（以下：レガーロパピロ）」は、世界中の個性的なラッピングペーパーや紙雑貨を扱う専門店です。場所は、地下鉄七隈線六本松駅から大濠高校方面へ歩くこと5分、個性豊かな店舗が点在する散策にぴったりなエリアにあります。

店舗は古民家の2階。1階はカフェになっており、2階に行くための入り口は通りから曲がった細い路地に面した所にあります。隠れ家的な通りで、どのようなお店なのかますます興味を掻き立てられドアを開けました。

2階へ行くと、いよいよ店内への入り口のドアが。

入店した途端、ふわっと紙の香りがしました。古民家を改装した温かみのある店内には、イギリス、韓国、ネパールなどから輸入された包装紙がズラリと並びます。さらに、代表兼デザイナーでもある江藤さんがデザインしたオリジナルのペーパーもたくさんありました。

世界各国のペーパーアイテム

国によって異なるデザインや材質を楽しむことができるのがレガーロパピロの魅力のひとつ。

こちらはインドのペーパーで綿で作られています。ふわっとした質感で厚みがあり、クラフトなどに使われることが多いそう。ブロックプリントという木彫りの版を使ってインクを押し付けていくインドの伝統的なプリント技法などが用いられています。

韓国で人気のイラストレーターさんのデザインペーパーも。今、こちらは一番人気だそうです。若いイラストレーターさんが多く韓国のポップカルチャーで先端をいくデザインになっており、ペーパーに厚みもあるため、ラッピング利用というよりはポスターのように飾ったりと部屋のアクセントとして利用される用途が多いそう。

アジアだけでなく、イギリスやアメリカなどから仕入れたペーパーもあります。日本の感性とはまた違った色使いでラッピングすると映えるものも多く、両面に柄が入っているのも見受けられました。

オリジナルデザインの包装紙

江藤さんが手掛けるデザインは年間約20柄のペースで新作が出ており、定番品やロングセラーに加え、クリスマスや干支の柄など常時100種類以上が揃っています。

これからの季節はやっぱりクリスマスラッピング。一年間のうち、この時期が一番の繁忙期だそうです。シンプルなものから可愛いサンタまで様々なデザイン並んでいます。

2025年の干支、巳年のデザインもありましたよ。ゆるく可愛らしい蛇で、手に取りやすのも嬉しい♪

博多らしいデザインも。たくさんある包装紙の中からすぐに目を惹かれました。博多の人はすぐにわかりますね。

用途が広がる紙製品

オリジナルデザインペーパーは、ラッピングペーパーとしてはもちろん、ブックカバーやクラフト素材、インテリアとしても活用できます。

数あるアイテムの中でも私が一番気に入ったアイテムはこちら！

エコクラフトテープです。あるようでなかなか見つからない、貼るだけで発送時のダンボールさえも可愛くなるアイテム。リピーターが多い人気のアイテムで、まとめ買いする人もいるそう。絵柄は2種類、今回のグッドペーパーマーケットでも販売されるので、ゲットするチャンスですよ♪

他にも紙製トレーや、自身で好きな紙を貼って箱を作れるキットなどが販売されていました。ラッピングの他に、好きな柄のペーパーを形に残せるのも良いですね。

九州の“紙”を楽しもう！

江藤さんがレガーロパピロを始めたきっかけは、ヨーロッパに行った時に出会ったペーパー店に感銘を受け、日本にもこんなペーパー店を作りたいという想いからです。ここ福岡本店を中心に様々なイベントへの取り組みや発信をしています。取材中も、江藤さんから「九州の紙業界をより盛り上げていきたい」という気持ちが強く感じられました。