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「おいしい朝食!」「お値段以上の満足度!」女性目線で選ぶコスパ最強ホテル

  • 2024.12.2

2023年5月、愛媛県西条市の「いとまち」内にオープンした「ITOMACHI HOTEL 0」。ホテル運営における電力消費の実質ゼロを実現した、日本初のゼロエネルギーホテルです。今回は、そんなITOMACHI HOTEL 0の魅力をたっぷりとお届け。愛媛の食や文化を楽しみながら、環境について考えるきっかけにもなる。新たな旅の体験ができるホテルです。

「エネルギー」をテーマにした街

愛媛県西条市にある、再生可能エネルギーと地方創生をテーマにした「いとまち」。商業ゾーンと住宅ゾーンに分かれたこの街は、商業ゾーンにマルシェやレストランをつくることで人の流れを生み出し、住宅ゾーンに魅力的な住宅をつくることで西条に住む人を増やしていく。そんなプランを軸に展開されているまちづくりプロジェクトです。

旅の中で「エネルギー」と向き合えるホテルが誕生

そのいとまち内に日本初の「ゼロエネルギー」をコンセプトに掲げるホテル「ITOMACHI HOTEL 0(いとまちホテル ゼロ)」が2023年5月にオープン。省エネ&創エネで実質的なエネルギー消費ゼロを目指し、さらには地元愛媛の魅力をさまざまな形で発信するホテルでもあります。建築設計は、新国立競技場などを手がけた隈研吾氏。西条にゆたかな恵みをもたらす「石鎚山」を表現した大屋根が目を惹きます。

運営における電力の消費を実質ゼロに

高効率のエアコンや断熱ガラスを使うことで必要な電力を半分に抑え(省エネ)、残りは屋根に取り付けられた太陽光発電のソーラーパネルでエネルギーを創り(創エネ)、電力の消費を実質ゼロにしています。「環境へ配慮する=我慢する」ではなく、環境に負荷をかけることなく滞在を楽しむ。そんな理想を叶えるホテルです。

バリエーション豊富な客室

【HOTEL棟】

ガラスの窓から差し込む光が明るく、滞在時間がリラックスタイムになるようなお部屋が揃います。

定員1~2名の、コンパクトでありながら快適に過ごせるスタンダードルーム。

お部屋に自転車を持ち込むことができるスーペリアルーム。2名まで宿泊することができます。

よりゆとりのあるデラックスルーム。テラスのある客室も一部あり、屋外に出て景観を楽しむことができます。

3台のベッドが標準設置された、4名までの利用が可能なファミリールーム。ダイニングテーブルやソファスペースなど、家族連れでもゆったりとくつろぐことができるお部屋です。

【VILLA棟】

全室露天風呂付きの、より特別なプライベート空間となっているVILLA棟。

HOTEL棟とは少し雰囲気の異なる、上質でシックな空間です。HOTEL棟同様、部屋ごとに少しずつ建物形状を変えて設計されています。

洗練された空間で好きな時間に温泉を楽しむことができる、贅沢な滞在が叶います。

愛媛の魅力を感じられる館内

水の都ならではの「うちぬきひろば」

愛媛県西条市は、上水道の普及率がなんと50パーセント。鉄のパイプを打ち込むと良質な水が湧き出てくる「うちぬき」により、生活に使われる水のほとんどが地下水でまかなわれています。ITOMACHI HOTEL 0は、そんな「うちぬき」をホテルらしくアレンジした水場で宿泊者を出迎えます。バーカウンターやベンチで囲まれているので、豊かな水を感じながらのんびりと過ごすことも可能。

HOTEL棟のデラックスルーム・ファミリールーム・VILLA棟には、客室にうちぬきをモチーフにした水栓が取り付けられています。

西条エリアで取れる石の色をコンセプトカラーに

ニュアンスを帯びた色が特徴的な「伊予の青石」。もともと西条エリアの海底にあった岩盤で、ITOMACHI HOTEL 0は、そんな青石をイメージしたエメラルドグリーンを基調としたカラーで空間を彩ります。地元の公園などで見かける石の色を取り入れることで、ホテル内でも街の風景を感じられるような工夫が。青石の幻想的な色味が、ホテルならではの非日常感を演出しています。

新技術が生み出す「和紙」の新たな表現

繊細なニュアンスでありながらホテル内で目を惹く和紙のアートは、愛媛県西予市に和紙工房を構える「りくう」が手掛けています。レセプションの壁にかけられたタイル作品は、和紙と3D技術を掛け合わせて製作されたもの。ホテル周辺の地図をベースにデザインされています。空間に優しく溶け込みながら、洗練された存在感を放つ和紙の美しさに心惹かれます。

環境に配慮した家具やアメニティ

素材を循環させて作ったインテリア

一部客室には、ジーンズの端切れを活用したSTELAPOP社の天板が使われたテーブルが置かれています。他にも再生ガラスを活用したベンチが置かれていたりと、館内のいたるところに素材の循環を感じるインテリアが。

オーガニックコスメブランドのアメニティ

客室の洗面台やバスルームに置かれているのは、自然由来のサステナブルな製品づくりを行うオーガニックコスメブランド「NEMOHAMO」のアメニティ。レセプションでの購入も可能です。

旅の途中もマイバッグ&マイボトルを

敷地内のマルシェでのお買い物など、滞在中に使うことができるエコバッグとタンブラー。滞在中にもレジ袋やペットボトルを使わない生活ができます。

愛媛の美味しいものを堪能できるカフェ

レセプションと一体になっているカフェは、大きなガラス窓に囲まれた、爽やかで明るい空間。こだわりのインテリアやアートに囲まれながら、美味しい料理を楽しむことができます。

朝食は、管理栄養士の監修メニュー。愛媛の食材を使った身体に優しい料理が提供され、ここでも地域の魅力をたっぷりと感じることができます(ランチ営業もあり)。

旅のスタイルに合わせて楽しめるコワーキングキッチン

HOTEL棟にはキッチンを併設したコワーキングスペースが。調理家電や調理器具が充実しているので、敷地内のマルシェで買った食材を調理することが可能です。地元の食材を取り揃えたマルシェで買い物をして、ホテルへ戻って調理して食べる。まさに「いとまち」に暮らすように宿泊する体験ができるスペースです。

暮らすように泊まる、新たな旅の楽しさを。

西条に暮らすように泊まることができる「ITOMACHI HOTEL 0」。地域の魅力を味わえるだけでなく、日頃は身近に感じることが少ない「エネルギー」という大きなテーマを、滞在中の経験を通して考えるきっかけにもなるホテルです。旅を楽しむことと、環境について学ぶことを一度に体験できる、新たな旅のスタイルをぜひ味わってみてください。

writer / shiori photo / ITOMACHI HOTEL 0

取材協力

ITOMACHI HOTEL 0(いとまちホテル ゼロ)

愛媛県⻄条市朔⽇市 250-7
TEL:0897-47-7568
https://itomachihotel-0.com/

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