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「おなかがキリキリ」ダイエットのためプロテインを飲み始めたら腹痛に!血液検査で判明した意外な結果

  • 2024.12.3

コロナ禍をきっかけに在宅勤務がスタート。運動不足が気になり、ダイエットやトレーニングに加え、筋力アップも目指して「ホエイプロテイン」というプロテインを飲み始めました。しかしプロテインの摂取後は、なぜかおなかがキリキリし、張っている感じが。違和感を覚えてトイレに行くも便は出ません。1週間たっても症状が改善されず、内科を受診すると医師からは驚きの結果が告げられました。

ダイエット生活で原因不明の腹痛に!

在宅勤務が始まると、いつも自転車で20分ほどかけて通勤していた私は、「通勤しないでいいからラクだ」と気楽に構えていたのです。しかし、1カ月もたつと運動不足で体重が増加。結婚前は平均よりも痩せ型だったのに、ぷにぷにとつまめるぜい肉が……。

そこで、自宅でできるダイエットを開始しました。スクワットや腹筋などの運動、糖質制限や16時間断食など、ジムトレーナーが推薦するダイエット方法をいろいろと試しました。

ごはんを食べる量が減ると当然おなかは減りやすくなります。そこで、ダイエット動画で見かけた「ホエイプロテイン」を飲んでみることに。ホエイプロテインとは牛乳由来のたんぱく質や栄養素を含んだ栄養補助食品です。ヨーグルトの上澄みがホエイと呼ばれる部分で、乳清とも呼ばれています。

ホエイには水溶性たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの体に必要な栄養素が含まれており、消化吸収も早いのが特長です。また味の癖も少なく、飲みやすいということで初めてプロテインを飲む人におすすめなのだそう。

動画で見た商品はネットでも評価が高く、私は特に迷うことなく購入しました。朝と夕方に2回飲むことにしました。プロテインを飲むことで空腹も紛れ、さらには筋力アップにもつながると思っていました。モチベーション維持のためにプロテイン専用シェイカーまで購入し、張りきっていた私。

しかし、そんな生活を続けていたある日、ホエイプロテインを摂取した後になぜかおなかがキリキリし、張っている感じが治まらなくなりました。トイレに行ってもおなかが痛むばかりで、便が出ることはありませんでした……。

アレルギー検査で以外な事実が判明!

その後1週間たっても症状が改善されることはありませんでした。それどころか、食後はいつもトイレにこもるようになってしまい、つらい時間が続くようになりました。

さすがに「これは何かの病気なのでは……」と心配になった私は近所の内科を受診することに。私が受診した内科は、アレルギー系の疾患にも特化している病院でした。主な症状とダイエット中で食生活が変化していることなどを伝えると、そのままアレルギー検査をすることになりました。

アレルギー反応を確認する血液検査は、結果が出るまでに1週間前後かかるとのことでした。検査はしてもらったものの、自分の症状とアレルギーにどんな関係があるのだろうかと思いながら結果を待ちました。

アレルギー検査の結果、腹痛の原因が判明しました。なんと、私は牛乳アレルギーを引き起こしていたのです! 私は、自らアレルギー物質を積極的に取り込んでいたのです。

プロテインを飲むことをやめると…

検査の結果を聞いて、私は子どものころのことを思い出しました。そういえば、牛乳を飲むとおなかをよく壊していたな。牛乳アレルギーではないかと疑われていたけど、「どうしても飲みたい」と親に訴えて少しずつ飲んでいたことを……。

成長するにつれてアレルギー症状も緩和していたので、普段の食生活でも乳製品を意識して避けることは特にしていませんでした。そのため、この検査結果には思いもよらず、とても驚いたのを覚えています。

内科の受診後、ホエイプロテインの摂取は中止することに。張りきって買ったプロテインの大きな袋は、泣く泣くゴミ箱へ……。

ホエイプロテインの摂取をやめると、腹痛はぴたっと治まり、おなかの張りもなくなりました。このホエイプロテイン事件をきっかけに、私は自身のダイエットへの取り組み方を改めて考え直しました。そして、世間で良いと評価されている商品にすぐに飛びつかないこと、自分の体質に合った食生活で健康的に痩せることを決意。

空腹を紛らわすには野菜を食べ、筋力をつけたいときは鶏むね肉を食べるようにし、その後ホエイプロテインは一切飲んでいません。

まとめ

空腹緩和や筋力アップを期待して飲み始めたホエイプロテイン。まさか子どものころの牛乳アレルギーが再発し、ここまで体調を崩すことになるとは思ってもいませんでした。今後は自分の体質をきちんと把握した上で、ダイエットや筋トレに励んでいきたいと思っています。また、影響力のある人が使っているから良さそう、評価が高いから大丈夫! と偏った認識をしたまま買い物をしないよう反省しました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:茨木アヤコ/30代女性。元教員。今はwebライター兼1児の母。仕事は執筆、趣味も執筆。おもしろく、読みやすい体験談をお届けできるよう心がけている。

イラスト/サトウユカ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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