【小川糸さん】八ヶ岳の暮らし季節を味わうとっておきレシピをご紹介

2022年に八ヶ岳の森の中に山小屋を建て、愛犬ゆりねちゃんとの暮らしをはじめた作家の小川糸さん。
山にはひと足早く秋が訪れ、実りの収穫や蓄えなど長く厳しい冬を迎える準備が始まっていました。

今回お話を伺ったのは・・・
作家
小川 糸さん
１９７３年生まれ。デビュー作 『食堂かたつむり』（２００８年）はイタリア、フランスで賞を受賞。以来30冊以上の本を出版し、海外出版も多数。『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ライオンのおやつ』は、「本屋大賞」候補に選出される。最新作は『小鳥とリムジン』（ポプラ社）。

異なる風味、食感、旨味、香ばしさをシンプルに味わう

旬のきのこのグリル

材料［ 作りやすい分量 ］
お好みのきのこ （ここではアカヤマドリ、 タマゴダケ、 セイタカイグチ、 イロガワリ） … 適量

オリーブオイル・塩 … 各適量

作り方
1. きのこはブラシで土をはらい、石づきを取り除いて食べやすい大きさに切る。

2. 耐熱容器に1を並べ、塩をふり、オリーブオイルをまわしかける。

3. 2を200℃に熱したオーブンで10分ほど焼く。

冬は貴重な野菜は、旨味を凝縮させて冷凍保存

ラタトゥイユ

材料［ 作りやすい分量 ］
お好みの野菜 （ここではなす、 ズッキーニ、 玉ねぎ、ピーマン、 モロッコいんげん） … 適量
塩・ローリエ・米油 … すべて適量

作り方
1. なすは縦に4等分、ズッキーニは輪切りにし、半日干しておく。

2. 玉ねぎはくし切りにする。ピーマンは縦に4等分にし、種を取る。モロッコインゲンは食べやすい大きさに切る。

3. 1、2の野菜は一種類ずつ油をひいたフライパンでソテーし、塩をふる。

4. 大きな鍋に3を入れローリエを加えてふたをし、弱火で10分ほど蒸し焼きにする。

シーズン最後のトマトをアレンジ自在な保存ソースに

トマトソースパスタ

材料［ 作りやすい分量 ］
【トマトソース】
トマト … 約1㎏
にんにく … 3片
ローリエ … 3枚
オリーブオイル … 100〜150ml

塩・お好みのショートパスタ … 各適量

作り方
1. トマトをざく切りに。にんにくは皮をむいて芽を取り除く。

2. トマトを鍋に入れ、オリーブオイルをトマトの1/3くらいの高さまで注ぐ。

3. 2ににんにく、ローリエを加え、ふたをして弱火で1時間ほど煮込む。

4. トマトが煮崩れて形がなくなり、全体にとろみがでてきたら火を止め、塩で味を調える。より滑らかにしたい場合は、冷めてからブレンダーにかける。

5. 4をお好みの分量だけフライパンに入れて弱火にかけ、ゆでたショートパスタを加えて混ぜ合わせる。

日本のスパイスを味わうお手軽ディップ

おいもと山椒みそ

材料［ 作りやすい分量 ］
【山椒みそ】
山椒の実 … 適量
みりん … 適量
みそ … 適量

お好みの芋 … 適量

作り方
1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、山椒の実を入れ、指の腹でつぶれるくらいの堅さになるまでゆでる。

2. 1をすり鉢やミルですりつぶす。

3. フライパンにみそとみりんを入れ、加熱しながら2を混ぜ入れる。
※甘めが好みならみりんを多めに。辛めが好みならみりんを入れずに仕上げて。

4. ふかした芋につけていただく。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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