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「大切な話がある」両親に呼び出され…小学生だった私が告げられたこととは【生理体験談】

  • 2024.12.2

小柄なものの第二次性徴がやや早かった私に、両親は早めに生理のことを教えてくれました。「大切な話があるから」と呼ばれ、これまで両親からこのときのような真剣な話をされたことはなかったので、大人になった今でもそのときのことはよく覚えています。

小学4、5年生のある日…

私が小学校4年生か5年生のある日。両親から「大切な話があるから聞いて」と言われました。いつになく真剣な様子の両親に、「これはちゃんと聞かないといけないやつだ」と子どもながらに思った私。

そして両親からされたのは生理の話でした。女性は体が大人になると、だいたい月に1回の周期で生理がくること。血が出るけど病気ではないこと。お母さんも毎月きていること。ナプキンの使い方……などを教えてもらいました。

当時、小学校では生理についてなど性教育はまだだったので、初めて聞く話にあまり現実感がなかったことを覚えています。

生理ってどんな感じ?

生理の話を聞いてから、初めての生理はいつくるかわからないと思い、トイレに行くたびに下着に血がついていないか確認していました。

ある日、下着に赤いものを見つけ、「生理?」 とドキドキしながらよく確認してみたら、ただの赤い糸くずだったことがあります。今では笑い話ですが、当時は超真剣。毎回ドキドキするのに少し疲れてしまうときもありましたが、自分の体の変化を逃さないように気をつけられるようになったので、あらかじめ話をしてもらえてよかったなと思います。

小学5年生の夏休みに…

しばらくドキドキしながら下着を確認していましたが、なかなか生理はこず、いつのまにか確認をしなくなっていました。そんな油断していた5年生の夏休み。下腹部の違和感と何か出た感じがあり、下着に行ってみると茶色い出血が。

このとき一瞬で「生理だ!」と気づき、母に報告することができました。もっとたくさんの経血が出るかと思いましたが、初めての生理はとても軽かったです。お赤飯でお祝いをされ、なんだかくすぐったい気持ちになったことは今でも忘れられません。

両親から生理の話をされたときの緊張感はよく覚えています。今思えば、私は第1子だったので、両親にとっても娘の思春期は初めてのこと。突然の生理に私が困らないようにしてくれたのだと思います。おかげで初めての生理に慌てることなく、すぐに母に話すことができたので両親には感謝しています。

著者:仲間あい/30代女性・2014年生まれ男の子、2016年生まれ男の子、2018年生まれ女の子を育てるママ。医療事務6年(婦人科)、子育て講座認定講師3年の経歴を持つ。自身の経験を元に生理に関する記事の執筆をしている。
イラスト:sawawa

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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