【１週間コーデ】この１週間を一挙に７コーデ！フレンチカジュアルな着まわしテクに注目！～#002～

おしゃれな人の１週間の着こなしを拝見する「１週間コーデ」。
図書館司書の吉田美弥子さん（52歳／身長163cm）の７日間の着こなしをふり返り、
おしゃれにまつわるスタイルとルールをうかがいました。

フレンチカジュアルを着こなしのベースに

吉田美弥子さんのスタイルは、「20代のころからずっと変わりません。好きなテイストもアイテムも同じ」という。バイブルは少女時代に胸をときめかせた雑誌「オリーブ」の世界。そのスタイルが色濃いのは、月曜日と土曜日にメンズパンツの裾をロールアップしたり、火曜日と日曜日のチャコールグレーのハイソックスにワンストラップシューズを合わせたりするところ。買い物するショップやブランドにもこだわらず、「若い女性向けのブランドでも、駅前の催事ショップでも、自分が気に入ったら買います」。自分の好きなアイテムやシルエット、素材がわかっているので、気に入ったものに出合ったら、色違いで買うのも吉田さんのマイルール。「家族は『え、また色違いで買うの？』と口を出してきますが、欲しいと思ったときに売り切れているのは悲しいから」と笑う。自分に何が似合うのか、わかっているからこそ、買い物で失敗もしないし、アイテムを着まわしても、おたがいが惹きたて合い、さまになるのだろう。

〈月曜日コーデ〉 ポンチョベストと綿麻シャツをレイヤード

〈火曜日コーデ〉 オリーブグリーンをキーカラーに

〈水曜日コーデ〉 ジャカード織りカーデで北欧テイスト

〈木曜日コーデ〉 猫刺しゅうのバッグで遊び心を添えて

〈金曜日コーデ〉 着まわしテクが冴える

〈土曜日コーデ〉 キルティングジャケットで颯爽と

〈日曜日コーデ〉 セットアップとつけ衿で「おめかし」

ラクチンシューズを3足はきまわし バッグは機能性とデザインを兼ね備えて

吉田さんの今週のシューズアイテムは、明るい茶色のレザーブーツと、ベロアのワンストラップシューズと、ネイビーのスニーカーの３足。いずれもヒールがないものを選び、動きやすさを重視している。バッグも「荷物が多いので、たくさん入るものを選びます」という。猫刺しゅうのショッピングバッグはポップに、スエードの２ＷＡＹトートバッグはカラーコーデに、マリメッコ×ユニクロのボディバッグはスポーティに、と、機能性とデザインを兼ね備えている。「バッグのなかでも、山ぶどうの蔓で編まれたかごバッグは、特別な存在です」。さらに時を重ねて、濃い飴色になるのを楽しみにしているそう。

ブローチやリングをキーアイテムに

おしゃれが大好きな吉田さんが心がけているのは、「物語の背景になれるように自然界にある色を選びます。図書館のお話し会などで、絵本を読み聞かせるときに、派手な色や柄ものを着ていると、聞く子どもたちの気が散ってしまうから」という。シンプルすぎてさみしく感じたときは、ブローチやリングをプラス。「ミナ ペルホネンのブローチや、ミュージアムショップで見つけたビーズリングをアクセサリーポーチに入れておき、仕事が終わってからつけることもあります」。ニット帽やサングラス、つけ衿など、ワンアイテムで、がらりと表情が変わるのは、吉田さんの服がベーシックで、色合わせがしやすいから。

撮影／林紗也 取材・編集／田村幸子

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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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