柳楽優弥“洸人”と坂東龍汰“美路人”、佐藤大空“ライオン”と突然の別れ…切ない展開に「大号泣」と反響＜ライオンの隠れ家＞

【写真】ライオン(佐藤大空)と最後の時間を過ごす洸人(柳楽優弥)と美路人(坂東龍汰)

柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第8話が11月29日に放送。愛生(尾野真千子)と再会を果たしたライオン(佐藤大空)と、突然の別れがやってきてしまう。葛藤する洸人(柳楽)の姿が描かれ、X(旧Twitter)では「大号泣した」といった投稿が相次ぎ、トレンド入りを果たした。(以下、ネタバレを含みます)

平穏に暮らす兄弟が“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス

同作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。

完全オリジナルストーリーで描かれ、温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合っていく。

柳楽、坂東、佐藤の他、齋藤飛鳥、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理ら個性豊かなキャストが出演している。

釈放後に愛生はライオンのもとへ…

警察で愛生と面会した楓(桜井)は、洸人からのメッセージを伝え、釈放後どうしたいかを彼女に聞く。

一方、愛生の釈放の知らせを聞いた祥吾(向井)は釈放当日に警察署まで迎えに訪れる。しかし、その前に愛生は一人で警察署を出ていた。愛生は再び柚留木(岡山)の力を借りて、息子のライオンと洸人、美路人が待つ新潟・佐渡島へ向かうことに。

佐渡島に到着した愛生を迎えた洸人は、久しぶりの姉とどうやって接していいのか分からず困惑する。しかしお構いなしに、自分のペースに洸人を巻き込む愛生。そんな愛生はペンションに着くと、ライオンをひと目見るや、涙して再会を喜び母の顔を見せる。

一方、過去の記憶から愛生に対し「怖い」と感じていた美路人は、愛生のことを始めは不安がっていたものの次第に受け入れているようだった。そんな中、どうしても愛生を受け入れられない洸人。

その夜、洸人は愛生を呼び止め、息子の愁人(=ライオン)を洸人と美路人に託した思いや祥吾のDVのことなどを全て聞く。愛生の気持ちを聞いた洸人もまた、長年積もった思いの丈を初めて姉にぶつける。愁人を守るといえど、再び愛生の勝手に振り回されていることに対して怒りを感じていたのだった。

ライオンとの最後の時間を楽しむが…

翌日、話があると洸人を呼び出した愛生。柚留木の協力のもと、明日にはライオンと一緒にペンションを出ていくことを告げる。愛生は、別人として一から愁人と生きていく道を諦めていなかった。突然、ライオンとの別れを告げられ困惑しつつ怒りを露わにする洸人。

ちょうどその場に居合わせた美路人も動揺し、パニックを起こしていた。「勝手だ」ととがめる洸人に対し、「これが最後のチャンスなの」と必死の形相で訴える愛生。洸人と美路人はライオンとの別れを受け入れるしかなかった。

ライオンとの最後の時間を楽しむ洸人と美路人。ライオンと過ごす日々が長くは続かないと分かっていた一方で、突然やってきた別れに悲しみと空虚感が押し寄せてくる。そんな中、どうしても愛生のやり方に納得がいかず、別の方法があるのではないかと考えを巡らせていた洸人。

たちばな都市建設の裏情報を突き止めた天音と楓

その頃、たちばな都市建設と亀ヶ谷(岩谷健司)議員に関する裏情報を入手していた記者の天音(尾崎)。このことをすぐさま楓に伝えると、楓もまた洸人に連絡を入れる。

リニア関連事業に関わった亀ヶ谷議員の周辺人物が失踪しており、その事件がたちばな都市建設と亀ヶ谷によって仕組まれたものではないかという疑いがあった。これについて調べていた亀ヶ谷の秘書は死亡。天音と楓は、たちばな都市建設と亀ヶ谷議員によって殺されているのではないかと推察していた。

一連の事件と祥吾との関係を調べていくと話す楓から「しばらくそこに隠れていてください」と言われた洸人はすぐさまペンションへ。風向きが変わり、別の選択肢が生まれたと期待がふくらんでいた。しかし、ペンションに戻ると酷く室内を荒らされた形跡が。部屋には、ライオンと愛生の姿がなく「ライオンが消えました！」とパニックを起こす美路人、ただ一人だった。

ようやく愛生と再会できたライオンだったが、突然失踪してしまい不穏な展開で幕を閉じた第8話。視聴者からは「泣けた…」「じーんときた」「沁みてる」「見れば見るほど心に響く大切な何かを教えてくれる」「大号泣した」といった投稿が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たした。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部