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デンゼル・ワシントンの人生観「まず学び、稼いで、還元する」

  • 2024.11.30
Denzel Washington attends "Gladiator 2 Stage Greeting at TOHO Cinemas Hibiya on November 05, 2024 in Tokyo, Japan.

デンゼル・ワシントンは、スパイク・リー監督の『マルコムX』(1992)でアカデミー賞主演男優賞を獲得した後、手っ取り早く稼ぐために「駄作」に出演したそうだ。「タイムズ」紙のインタビューで、「『マルコムX』の後、駄作に出演した。タイトルを言わないが、すぐわかる。全部90年代の作品だ」と明かした。

リドリー・スコット監督の最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で、野心的な権力者マクリヌスを演じ、アカデミー賞助演男優賞の候補入りを確実視されているが、90年代の出演作には、『ペリカン文書』(1993)や『天使の贈りもの』(1996)などの評価の高い作品に交じり、『バーチュオシティ』(1995)や『マーシャル・ロー』(1998)、『ボーン・コレクター』(1999)のように酷評された映画もある。

「人生では、まず学び、稼いで、還元する。つまり恩に報いるんだ。だから、人生を90年とすると、30歳までは学び、30歳から60歳にかけて稼ぐ」とデンゼルは語る。彼の場合、1984年から2014年までが「稼ぐ」時期にあたるという訳だ。「だからその時代は稼いだ。素晴らしいエージェントの協力を得て、キャリアを築き、金を稼いだ。収入を得て、人生も得た。家を得て、生活費を支払い、4人の子どもたちを育てることができた」と振り返った。

オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化した『ピアノ・レッスン』のプレミアにて。左からプロデューサーのデンゼル・ワシントン、長女カティア・ワシントン、妻ポーレッタ・ワシントン、長男ジョン・デヴィッド・ワシントン、監督と脚本を担当した次男マルコム・ワシントン。
Premiere Of Netflix's "The Piano Lesson" - Arrivalsオーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化した『ピアノ・レッスン』のプレミアにて。左からプロデューサーのデンゼル・ワシントン、長女カティア・ワシントン、妻ポーレッタ・ワシントン、長男ジョン・デヴィッド・ワシントン、監督と脚本を担当した次男マルコム・ワシントン。

この年末に70歳の誕生日を迎えるデンゼルは、あと数作品で俳優業から引退するつもりだと宣言しているが、その中には『ブラックパンサー』シリーズ第3弾も入っていることが先日明らかになった。オーストラリアのテレビ番組「トゥデイ」で、「私にとって映画製作者がすべてだ。特に現時点では、最高の人と仕事をすることにしか興味がない。あと何本の作品を作ることができるかはわからないが、多くはない。だから、今までしたことのないことに挑戦したい」と語っている。

Text: Tae Terai

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