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日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

  • 2024.11.29
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

Text by 奥崎覚(編集部)

アウェイで連勝した11月シリーズをもって今年の活動が終了した日本代表。

破竹の連勝街道で迎えたアジアカップ、まさかの準々決勝敗退という形でスタートしたが、9月から始まったワールドカップ最終予選ではグループ首位を快走している。

そんな2024年の日本代表において、評価を下げてしまった選手を5名ピックアップした。

冨安健洋

日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

今年1月のアジアカップでは、鬼神のごときプレーで日本代表をけん引した冨安健洋。紛れもなくチームのベストプレーヤーであったが、夏以降、選手としてのキャリア自体が暗転してしまった。

所属のアーセナルで今季開幕前に膝を痛めると、10月5日のサウサンプトン戦で復帰したものの怪我が再発。再度の離脱を余儀なくされている。

アーセナルのミケル・アルテタ監督は今週、心理面を考慮して冨安がしばらくチームを離れるとコメント。日本代表でも冨安不在の状況が当たり前となりつつある。

今はとにかく復帰を目指して一歩一歩前へ進むしかないが、アジアカップで吉田麻也がつけていた22番を受け継いだ26歳の「これから」が心配される。

板倉滉

日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

昨年10月に手術で左足首の“ネズミ”を除去した板倉滉。ほぼぶっつけ本番で臨んだアジアカップでは、自らのプレーが準々決勝敗退につながってしまった。

その後立ち直り、所属のボルシアMGと日本代表でともにレギュラーの座を掴んでいるが、冨安不在の中で「DFリーダー」に足るパフォーマンスを見せているかというと微妙なところ。

日本代表の3バックでは右と中央でプレー。前での潰しで成長を感じさせる一方、背後への対応力は危うさを隠せない。また中央に入った際、負傷離脱した谷口彰悟の配球力に比べるとこちらもやや物足りない印象がある。

個としての能力が日本代表のスタメンに相応しいことは間違いない。ただ、期待されたほどの存在感は発揮できていないのが現状だ。

菅原由勢

日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

2023年は文句なしの「評価を上げた選手」だった菅原由勢。第2期森保ジャパンで一瞬にしてレギュラーの座を射止め、アジアカップまでの連勝に大きく貢献した。

しかし肝心のアジアカップでは相手チームのターゲットにされ、守備の不安を露呈。2戦目のイラク戦からはベンチで毎熊晟矢を見守る立場になってしまった。

さらに、6月から3-4-2-1の新システムが採用されると、最終予選では堂安律が右ウィングバックのスタメンに定着。伊東純也と激しいポジション争いを繰り広げている。

11月のインドネシア戦、途中出場から1年ぶりのゴールを決めて奮起を見せたものの、状況は変わらず。今はプレミアリーグで研鑽を積みながら次のチャンスを待つしかない。

佐野海舟

日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

昨年11月に鮮烈な代表デビューを飾り、アジアカップのメンバー入りも果たした佐野海舟。大会で活躍することはできなかったが、遠藤航、守田英正、田中碧にプレッシャーをかける人材として期待された。

ところが今年7月、不同意性交の疑いで知人の男2人とともに逮捕。鹿島アントラーズからマインツへの移籍が発表されてまもない時期だったこともあり、日本だけでなくドイツにも衝撃が走った。

23歳のMFはその後釈放されて不起訴処分となり、チームへ合流。ブンデスリーガ1年目ながら開幕から全試合に先発出場し、マインツでは確固たる地位を築きつつある。

課題だった中盤での立ち位置についても新天地で明らかに成長が見られるが、日本代表復帰の扉がいつ開かれるのか、現状はまだ見通しを立てることができない。

浅野拓磨

日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手
日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手

浅野拓磨は2018年にスタートした森保ジャパンで常に議論を呼んできた選手の一人。快速FWは批判の声にプレーで対抗してきたが、難しい状況に陥りつつある。

今夏移籍したマジョルカで開幕から試合出場を重ねていたものの、10月に右足ハムストリングを痛めて離脱。ただ怪我以前も現在の3-4-2-1システムにおいて、1トップの序列では上田綺世と小川航基の下だった。

9月のバーレーン戦で途中出場した際も入ったのは一つ後ろのシャドー。しかしシャドーの人材は日本代表で事欠かず、しかも11月の中国戦では同じスピードタイプの前田大然もこのポジションで試されている。

今月30歳になった浅野が不在の間もチームは前へ進み続けている。復帰までそれほど時間はかからないとみられるが、次の代表活動となる来年3月に彼の居場所は果たして残されているだろうか。

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