たった80日で北海道の143店舗のソフトクリームを全制覇！”インドア”な彼女を突き動かした理由とは #北海道ソフトクリームラリー2024

道内各地143店舗のソフトクリームを巡る「北海道ソフトクリームラリー2024」。
2024年6月～8月の期間、HBC北海放送が運営するWEBマガジン「Sitakke」が、十勝毎日新聞社が発行している「Chai」をはじめとする、道内のローカルメディアと連携して実施しました。

→【ついに発表】驚きの結果に…北海道の143店舗・ソフトクリームラリー全店制覇者、複数現るっ！？【北海道ソフトクリームラリー2024】

北から南へ、東へ西へ…ソフトクリームをもとめ、北海道の広～い大地を巡るスタンプラリー。
幼児の方から上は90代の方までにご応募いただき、推定参加者人数は、約4万人。

そして、143店舗全店を制覇された人は、なんと…11名！
全店制覇するためには、相当な体力と精神力、そし強靭な胃袋が必要となる、今回のスタンプラリー。制覇した11名は、相当な“猛者”です。こんなにも全店制覇者が現れるとは…編集部一同、驚きと喜びの気持ちでいっぱいでした。

残念ながら賞品は1名の方にしかお渡しできないけれど、感謝の気持ちを込めて全員に「全店完全制覇証明書」をお送りしました。

衝撃的な投稿との出会い

「制覇証明書、みなさんに無事届いたかな…？」そんな気持ちでふとXを覗いたとき我々が目にしたのは…

「！？」

るりこさんお手製の「攻略本」（本人撮影）

「自作の攻略本…だと…！？」

嬉しい！どんな人が作っているんだろう…！どんな風に攻略本を作っているんだろう？これは気になり過ぎる…！ということで、早速投稿主のりりり@綺麗なソフトクリームさんに連絡をとったのでした。

全店制覇の猛者との対面

11月某日、ついにオンラインにて取材ができ、気になっていることを色々と聞かせていただきました！りりり@綺麗なソフトクリームさんの“中の人”は、十勝在住の30代、るりこさん（仮名）という女性。とっても明るく、編集部のささやかな質問にも、なんでも答えていただきました！

編集部）あらためて、「北海道ソフトクリームラリー2024」の全店制覇、おめでとうございます！今回で、ソフトクリームラリーの参加は何回目なんでしょうか？

るりこさん）ありがとうございます。去年初めて参加したので、2回目の参加です。Chai版の十勝エリアは制覇したんですが、スケジュール的に全道版のほうは回れなくて…今年はしっかり計画を立てて、無事全店制覇できました。

編集部）なんと…！歴戦の猛者かと思い込んでいましたが、2回目で全店制覇されたんですね。おひとりで回られたんですか？

るりこさん）ひとりで車を運転して行ったり、中学生の娘や母と一緒にドライブを兼ねて回ったりしました。母と娘は「全部は食べられないわ～」と言ってましたが、私はお腹を壊さない体質なので、制覇するからには！と気合を入れて、みんなで行った店舗でもちゃんと1個食べました。(笑)みんなで感想を言い合ったりシェアして食べたりするのも楽しかったです。

るりこさん（右）と娘さん（左）

編集部）小旅行気分も味わえたとのことで、楽しんでいただけてとても嬉しいです。自作の攻略本を作って挑まれたとのことですが、どのように作ったんですか？

るりこさん）店舗情報が公開されてから、エリア別に行く日を決めて、営業時間や場所から回りやすい順番に並べたりした手書きの攻略本を作りました。函館エリアは、一度で一気に制覇しようと思ったのですが、イベント出展のためお休みしていた店舗も１つだけあったりして…多少のアクシデントはありましたけど、8月中旬には143店舗をすべて周り終えました。

編集部）十勝から函館は相当な距離がありますが…函館でそんなアクシデントがあったのですね。

るりこさん）でも、そういうのも醍醐味なんで！(笑)。

「ドライブがてら楽しみました！」と話するりこさんですが、もともと車の運転はあまりしていなかったとか。（るり子さん撮影）

編集部）ものすごく計画的に進められていますが、普段からこういったスタンプラリーのようなイベントにはよく参加されてるんですか？

るりこさん）初めてかもしれないです…基本はインドアで、もともとアニメを見たり、VRをやったりするのが一番の趣味ですし…。車の運転もあんまりしていなくて。今回、ソフトクリームラリー全店制覇のために、たくさん運転して、自信がつきました！

「北海道ソフトクリームラリー2024」参加店舗MAP。全店制覇するためには移動も“ハンパない”距離であるが…

自分好みのソフトクリームを探して

編集部）そんな“インドア”な、るりこさんを突き動かしたモチベーションはなんだったんでしょうか？

るりこさん）もともとソフトクリームが大好きで、特に滑らかなスイーツ系のものが好みだったので、「自分好みのソフトクリームを探しに行く！」とという目標を持っていました。やるぞ！と決めてからは計画を立てるのも楽しかったです。

るりこさんが「おいしすぎて2回行きました！」という由仁町「Be nut’s（び～なっつ）」

編集部）「自分好みのソフトクリーム」の追求だったんですね。改めて、「ソフトクリームラリー」の魅力はどんなところだと感じますか？

るりこさん）目標に向けて、計画段階で攻略を練ったりするのが、ゲームの攻略のようでワクワクしました。ソフトクリームラリーをきっかけに色んな所にお出かけできるのがいいですね！普段なかなか行かない土地や、道を通ったりするのも新鮮で、ちょっとした旅行感・冒険感も楽しいです。

ソフトクリームラリーに参加しているようすを、るり子さんが撮影した一枚。母子3代での小旅行、素敵です！

編集部）るりこさん、ありがとうございました！

編集部あとがき

自作の攻略本を作って143店舗を完走した人はいったいどんな人なんだろう…きっと“スタンプラリーマスター”のような人に違いない！という予想と大きく異なるインタビュー結果となりました。普段ドライブやお出かけが多くない人にも楽しんでいただけるイベントだったということがわかり、編集部としてもとっても嬉しかったです。

来年度の「ソフトクリームラリー」開催に向けて、さらにパワーアップして、多くの方に夏の北海道を楽しんでいただけるよう色々と計画を進めております。続報をお楽しみに！

＊＊＊
文・編集：Sitakke編集部YASU子