台湾発干支占い 12/1～12/30の運勢【酉（とり）年】考え過ぎは禁物。力を抜いて柔軟に

酉（とり）年

12月1日（日）～12月30日（月）の運勢

集中力が続きにくいとき。その原因は、あれこれ考え過ぎることにあるようです。そんなときは肩の力を抜いて、“ダメだったら、別の方法でやり直せばいい”というスタンスで、目の前の課題をこなすことに専念しましょう。

仕事面では、迷いをいかに減らすかが重要課題。前述したように、プランAでやってみて、うまくいかなったらプランB、それでもダメならプランCで……と柔軟に立ち回りましょう。失敗を恐れて考え込んでいては、やるべきタスクを終わらせることはできません。集中力が続かないときは、作業時間を細切れに設定して取り組むなど、これまでのやり方にこだわらないこと。また、職場では控えめに行動し、敵を作らないように留意してください。

恋愛面では、三角関係に用心したいとき。カップルの人は、気の迷いでの間違いを起こさないよう。大切な人は誰なのかを忘れないように過ごしてください。また、お相手によそ見をさせるスキを与えないこと、そして、疑わしいと感じたときには理性を失わないようにしてください。フリーの人は、距離を縮めるべき人を見極めづらい模様。今は誰か1人に決めるべきときではないようです。

この時期、相性がいいのは、丑（うし）、辰（たつ）、巳（へび）年の人。

距離を置いたほうがいいのは、卯（うさぎ）、戌（いぬ）年の人。

※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

酉（とり）年

神鳥さんが授けるお守りアイテム

物事が丸くおさまるように、球体の「黄水晶」をひとつ、手に入れましょう。

水晶はパワーストーンの象徴的存在で、浄化やエネルギーの増幅などに効果があると言われています。代表的なのは透明な水晶ですが、ここで用いるのは、シトリンと呼ばれる黄色い水晶です。金運アップが期待できるとされ、大きければ大きいほどよく、野球のボール大のものが手に入れば理想的です。転がらないようコースターのような敷物の上に載せて飾ってください。

また、人として“丸くなる”あるいは“物事が丸くおさまる”という意味、良き縁を呼び込むという意味も。身近な場所に置いて、石に意識がいったときには、そっと撫でてください。気分が晴れないときは、塩水で清めたり、塩水をつけた布で拭くと石のパワーが高まります。

吉方位は、北と南。避けたほうがいいのは、東と西。

ラッキーカラーは、グレーと紫色。避けたほうがいいのは、黒と白色。

酉（とり）年・基本性格

先月に引き続き、木炭の力を借りましょう。中国語の“炭”の発音と、稼ぐという動詞“賺”の台湾語での発音が近いことから“ずっと稼ぎ続けられる”縁起物として用いられています。日本でも浄水や消臭に使われるほか、場の“気”を清めるアイテムとして取り入れている人もいるでしょう。開運アイテムとして使えるのは、真っ直ぐに伸びた木炭。人脈、資金、仕事に恵まれ、自らの働きで“稼ぎ続ける力”をもたらす効果があるといわれています。

木炭の長さは八寸八分（約27センチ）のものが理想的ですが、手に入れにくい場合は、30センチでもOKです。長さよりも重要なのは、まっすぐであること、そして立てたときに倒れない太さであること。これをオフィスやリビングなどの目につきやすい場所に立てて飾ります。くれぐれも倒してしまうことのないよう注意してください。

吉方位は、北と南。避けたほうがいいのは、東と西。

ラッキーカラーは、赤と黄色。避けたほうがいいのは、白とグレー。

悟明老師（ウーミン ラオシー）

「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市（饒河街220號の前）での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。

文＝鷹見紗和子
イラスト＝さじきまい