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「スマホの激しいアラーム音を目覚ましにすると、1日中ストレスホルモンが出続ける」可能性と最高の目覚まし音が海外の研究で明らかに。

  • 2024.12.16

ついつい夜更かしをしてしまった日や遅刻できない日は、寝坊しないようにと警告音などの激しいアラーム音をセットして寝ている人も多いはず。しかし一般的なアラーム音は、1日を通してストレスを与える可能性があることが研究で明らかになっており、ここ最近は「朝の目覚めに最適なプレイリスト」が話題となっている。

アラーム音がストレスレベルを上昇させる!?

音楽心理学者のデビッド・M・グリーンバーグ氏とSpotifyの共同研究によると、ある種の音楽は、より良い気分で目覚められ、1日を通して多くのエネルギーを維持させることが科学的に証明されているという。

一般的なアラーム音は、体を驚かせて目覚めさせるため、“ストレスホルモン”とも呼ばれコルチゾールが増加し、1日中ストレスが続く可能性があるのだとか。

Women's Health

一方でメロウな歌い出しで徐々に盛り上がり、心地よく惹きつけられるような曲の方が、安定した穏やかな目覚めへと自然に導いてくれるとのこと。さらに『Music Perception』の研究によると、テンポを徐々に上げていく音楽は、覚醒レベルを高め、気分を向上させるという。

そして『The Everygirl』によれば、MassiveMusic by Songtradrの研究者であるローラ・デヴィス氏は、「ゆっくりと覚醒レベルを上げることで、睡眠から覚醒状態への移行がよりスムーズになります」と述べている。

1日の始まりにぴったりな曲の特徴3

グリーンバーグ氏によると、これらの要素が大切なのだそう。

ゆっくりと始まり、徐々にテンポが上がる音楽

前向きな歌詞

力強いビート

Spotifyがグリーンバーグ氏と協力して作成した『朝の目覚めに最適なプレイリスト』には、ゆっくりと聴き手を曲の世界へといざない、その後ドライブ感のあるビートと前向きな歌詞へと盛り上げていく曲が揃えられている。

プレイリストにある曲はすべて1分間に100〜130拍程度で、やる気を起こさせるのに理想的なテンポであることが、これまでの研究で証明されているという。

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そもそも朝起きるのが難しい理由とは?

朝起きるのが苦手な人のなかには、短時間にいくつものアラームを設定している人もいるはず。『CNN』によると、睡眠医学医師であるキャシー・ゴールドスタイン氏は、朝起きるのに何度もアラームが必要な人はほとんどの場合、睡眠不足が原因だと述べている。そのため、なぜそうなってしまっているか根本的な問題を突き止めるのが重要だという。

成人の多くは7〜9時間の睡眠を必要とするものの、自分に必要な睡眠時間を知るには時間がかかるため、ゴールドスタイン氏は長期休暇を利用して、自然に何時間眠ることができるのかを調べるよう勧めている。

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また、オハイオ州のクリーブランドクリニックの睡眠障害センターの臨床医であるアリシア・ロス氏は、もともと夜型人間であるが、仕事のスケジュール的に早起きを求められているため、毎朝いくつものアラームと戦わなければいけない人もいると説明。さらにゴールドスタイン氏は、体内時計を整えるために毎日同じ時間に起床・就寝するのが大事だと述べている。

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