平野由希子が愛猫クミンと一緒に、フランス田舎旅。

料理家、平野由希子さんが愛猫クミンとの初めての飛行機旅！旅先として選んだのは、南フランスのオクシタニー地方にある小さな村カブルスピーヌ。世界遺産、カルカッソンヌ城まで車で30分ほどの距離の自然豊かで静かな土地だ。「猫と長期間過ごすなら、自然に囲まれた、のんびりできる田舎がいいと思いました」と平野さん。

今回の旅はターキッシュ エアラインズを利用し、まずは成田からイスタンブールへ。イスタンブールで乗り換え、トゥールーズを目指す。ターキッシュ エアラインズはフランスをはじめ、ヨーロッパなど世界130カ国に就航していてアクセス抜群。さらに条件付きで、猫、犬、小鳥（インコ、カナリア）は航空機の客室内に同伴が可能だ。初めてのクミンとの空の旅ということもあり、クミンに負担がかからず、快適に過ごすことができるようにターキッシュ エアラインズを選んだという平野さん。直行でトゥールーズに行く場合は17時間以上かかるが、イスタンブールまでは約13時間だ。

今回はイスタンブールで2泊して、のんびり過ごしてからトゥールーズへ。イスタンブールは猫フレンドリーな都市として知られ、街中でもさまざまな猫に出会うことができる。そして、トルコの名物のひとつともいえる朝食を、クミンも一緒に「Dogaciyiz Gourmet（ドーアジュイズ・グルメ）」で体験。パンのほか、チーズ、オリーブ、トルコで親しまれているクリーム状の乳製品、カイマックやゴマペーストなどたくさんの種類のパンのお供が1品ずつ小皿に盛られ、テーブルいっぱいに並べられる。チャイ（紅茶）やコーヒーを飲みながら、ゆっくりと楽しむトルコの朝食を満喫した。

イスタンブールからトゥールーズは3時間半ほどで、あっという間に到着。トゥールーズから目的地、カブルスピーヌまではさらに車で1時間ほど。飛行機でも車でも、とてもおとなしくいい子にしていたクミンは、宿泊するシャンブルドットに着くと、持ち前の好奇心を発揮して、室内を元気に探検。ひと通り歩き回った後は自分の居場所を見つけ、落ち着いた様子を見せていた。シャンブルドットは築300年以上という歴史ある建物。大きなキッチンに広々とした居室、テラスもあり、人も猫もリラックスしながら滞在できる。

カブルスピーヌにはパン屋さんもマルシェもないけれど、美しい森や川があり、村の人々は畑で野菜を育てたり、養蜂をしたり、秋にはキノコ刈りをしたりと自然とともに暮らすライフスタイルを楽しんでいる。猫と一緒に生活をしている人も多く、人も猫たちものびのびと人生を謳歌している様子だ。

3週間ほどの滞在では、ワイナリーやフランスのフリーマーケット、ヴィッド・グルニエを巡ったり、村の野菜やジビエなど新鮮な食材を使って料理をしたり、フランスの田舎ならではの体験をして充実した時間を過ごした。時には自然豊かな環境が好きなクミンと近くを散策することも。「クミンも私も自然の中でのんびりと過ごすことができ、とても貴重な体験ができました、お互いの絆がより深まったような気がします」と平野さん。

ヴィッド・グルニエで見つけたテーブルウェアなどの雑貨は、フィガロマルシェでも販売。クミンと一緒にフランスに旅をするというチャレンジをして、人生をより豊かなものにしている平野さん。その旅はこれからも続きそうです。

＜今回宿泊したシャンブルドット＞

フランス現地発ホームステイ＆プライベートツアー

フランスパラディ

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