「法律違反になることも！？」雪かきでやってはいけないこと3選

2025.1.9

雪が降ったときに行う「雪かき」。
それほど雪の降らない地域でも、突然大雪が降り積もることがありますよね。

実は、「雪かき」には守るべきマナーがあるのをご存知でしょうか？
雪国では常識でも、雪に不慣れな地域では知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、雪かきや除雪作業時に守るべきマナーについてご紹介します。除雪作業時の事故が多発しているため、安全な作業方法もぜひ覚えておきましょう。

雪を捨ててはいけない場所3つ

雪を捨ててはいけない場所は、以下の３つです。しっかりと覚えておきましょう。

1. 道路
道路への雪出しは、通行の妨げや事故の原因となるため、禁止されています。「道路交通法第七十六条」「道路法第四十三条」で明確に規定されています。

2. 下水道
下水道に雪を捨てることも、下水の管理上禁止されています。下水道法では、「下水の排除を妨害した者は、五年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する」と定められています。マンホールや排水溝に雪を捨てるのは絶対に避けましょう。

3. 川
河川法では、河川の流れや水量、衛生面などに支障をきたす行為を禁じています。また、河川区域内の土地に廃物を捨てることも禁止されています。川やその周辺に雪を捨てると、暖かくなって雪が溶け出したり、大雨が降った際に川が氾濫する可能性があるため注意が必要です。

路上駐車はNG！

路上駐車があると、除雪車が通れず、除雪作業ができなくなる可能性があります。
除雪作業が行えない道路は、デコボコやザクザクの路面が発生し、安全に通行できなくなるため、路上駐車は控えましょう。

マナーを守った行動を心がけよう

積雪に慣れていない地域では、知られていないことも多かったのではないでしょうか。
実は、雪かきに関するマナーには法律で禁止事項が定められていることがわかりましたね。雪が降った際には、ぜひこの記事を思い出してみてください。

ライター：能美黎子（のうみれいこ/ @reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。