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「新年の挨拶、いつまでOK?」年始の挨拶で気をつけたい【マナー】とは?

  • 2025.1.8
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

新年の挨拶である「あけましておめでとうございます」という言葉。
いつまで使ってよいのか、意外と知られていないのではないでしょうか。実際、1月中旬以降に新年初めて会う方に対して「あけましておめでとう」と挨拶をしてよいのか迷う方も多いと思います。

今回は、年始の挨拶における失礼にならないマナーについてご紹介します。新年の挨拶のポイントを押さえて、気持ちよく新しい1年を始めましょう。

1.「あけましておめでとうございます」はいつまで?

「あけましておめでとうございます」を使うのは、「松の内」が終わる1月7日までが一般的とされています。
松の内とは、お正月に訪れる年神様の依り代として松を飾る期間のことを指します。
現在では、関東を中心に1月7日まで、関西では1月15日までとする地域が多いようです。

そのため、1月7日を過ぎると「あけましておめでとうございます」という挨拶は控え、「今年もよろしくお願いします」や「本年もよろしくお願い申し上げます」などに切り替えるのが適切とされています。

2.1月中旬以降の新年の挨拶の言葉は?

松の内を少し過ぎた1月7日前後であれば、「あけましておめでとうございます」の挨拶でも問題ありません。ただし、1月中旬以降になると「まだ正月気分?」と思われてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

1月中旬以降、新年初めて会う方には「今年もよろしくお願いします」や「本年も引き続きよろしくお願い申し上げます」と挨拶するのがマナーとして望ましいでしょう。

3.メールを送る際の注意点

新年の挨拶メールを送る際に、一斉送信は避けましょう
同じ内容だからと一斉送信をしてしまうと、「面倒で手間を省いた」と感じられる場合があります。また、安易な一斉送信は個人情報の取り扱いを軽視していると捉えられる恐れもあります。

メールでの挨拶は、相手の名前や特別なメッセージを添えることで、より心のこもった印象を与えられます。新年早々、良いスタートを切るためにも、相手を大切にした丁寧な対応を心掛けましょう。

素敵な1年の始まりをお迎えください

お正月は新しい1年の始まりです。
適切な時期に「あけましておめでとうございます」と挨拶をし、互いに気持ちのよい新年を迎えられるようにしたいですね。

皆さまにとって、素晴らしい1年の幕開けとなりますようお祈り申し上げます。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。