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冬は「巻き爪」が悪化しやすいの??原因の一つに“ブーツ”も…9割の医師が警鐘【医師1000人調査】

  • 2024.11.29

冬は巻き爪が悪化するのはナゼ??

医師の9割が「冬は巻き爪が悪化する」と回答
医師の9割が「冬は巻き爪が悪化する」と回答

寒さが厳しくなると、足先などの末端部分は冷えるため、多くの人が温かい靴下やブーツを日常的に使用しているのではないでしょうか。ひまわりコーポレーション(川越市)は「こうした防寒対策による影響が、私たちの爪の健康にどのようなリスクをもたらすかについては、十分に知られていないかもしれません」と指摘します。

ひまわりコーポレーションが、医師を対象に「寒い季節における巻き爪のリスク」に関する実態調査を行い、その結果を発表しました。調査は、2024年11月11日(月)~2024年11月12日(火)の期間、形成外科・皮膚科・整形外科の医師1018人を対象に、インターネット上で行われました。

それによると、「巻き爪の一般的な原因として考えられること」として医師らに質問したところ、「間違った爪の切り方」が53.8%で最も多い結果でした。次いで「間違った靴選び(46.5%)」、「不適切な靴の履き方(37.5%)」と続きました。巻き爪の原因として、特に爪の切り方や靴の選び方が重要視されていることがわかります。

「冬場は巻き爪が悪化する傾向にあるか」という質問をしたところ、、約9割が「思う」(とても思う(43.6%)、やや思う(47.8%))と回答しました。その理由として、「冷えによる血行不良(61.9%)」が最も多く、「乾燥による皮膚の硬化(47.4%)」「ブーツの着用による圧迫(45.4%)」が続きました。

ブーツなどの靴の巻き爪への影響は?

ブーツのイメージ画像
ブーツのイメージ画像

さらに、「ブーツを履くことで、巻き爪が悪化する理由」について、詳しく質問したところ、「足先が圧迫されるから(73.5%)」が最も多く、「通気性が悪く、湿気がこもりやすいから(56.7%)」「足指を自由に動かせないから(50.4%)」が続きました。

ブーツやヒールによる巻き爪の悪化の予防にどのような靴を選べばいいかたずねたところ、『足先にゆとりがある靴(67.1%)』が最も多く、『適切なサイズの靴(65.0%)』『ヒールが低めの靴(43.3%)』と続きました。

巻き爪に悩む人は靴を選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

専門医の簗由一郎医師によると、「『巻き爪』と『陥入爪』という表現がありますが両者は違うもの。爪が巻いている状態を『巻き爪、爪が食い込んでいる状態を『陥入爪』と呼ぶ」そうです。

冬場に着用されるブーツについて、簗医師は、「『巻き爪』という視点でも『陥入爪』という視点でも足の環境に良いと言えません。冬場は爪が乾燥することで、『巻き爪』になりやすい。加えてその状態で足が圧迫されるようなブーツを履くと、巻いた爪が皮膚に食い込む『陥入爪』を引き起こす原因となるので注意が必要です」と言います。

冬は治療の巻き爪ケアの好機。早期対処が望ましい

また、冬は足の爪が人目につきにくい季節であるため、この時期に改善を試みるべきだと8割以上の医師が考えており、ケアの好機とされていることが今回の調査でわかりました。他にも巻き爪の治療開始時期については、「軽い痛み」や「違和感」を感じた時点での早期対処が望ましいと考えられています。軽度の症状であれば早期治療が可能であり、症状が進行する前に適切な対処を行うことが推奨されています。

(LASISA編集部)

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