【60代ライフスタイル】不要なものを手放し暮らしをダウンサイジング！美容家・吉川千明さんが見つけた60代からの新生活

月刊誌『素敵なあの人』の公式ブロガーの日常を綴った素敵ブログ。
今回は、オーガニックスペシャリストとして数々のメディアで活躍されている美容家の吉川千明さんが、65歳を目前に決心したという、暮らしのダウンサイジングについて綴ります。

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こんにちは吉川千明です。この秋から「素敵なあの人Web」でブログを投稿することになりました。よろしくおつき合いください。 写真は、新宿伊勢丹地下2階、ビューティーアポセカリーにて、Y O R Kの山藤陽子さんと撮った1枚。彼女のフレグランスは素晴らしい。

「すっきり生きたい！」広げてきた生活をダウンサイジング。

私はこの夏、住んでいた世田谷の家をいるものだけを残して大整理。山梨県の清里に、小さな家を見つけて、月のほとんどを森の中で過ごしています。 まだ東京に足をひっかけての２拠点生活ですが、コーギー犬１匹と自然の中での生活をスタートしています。 長年、化粧品の世界で仕事をし、代官山や表参道「村」！をテリトリーに生きてきた私の大方向転換です。 物を溜め込む方ではないはずの東京の家は、いつの間にか物でいっぱいに。コロナを機にオフィスを閉め、仕事を縮小したはずなのに、やたらと人に呼ばれて出ていくことが増え、忙しくなっておりました。 常に時間に追われる生活、主体性のないことです。荷物やゴミの真ん中で、座り込んでしまっている自分が想像して見えたのです。 私の本心は、『すっきり生きたい。』誰かのせいや、何かのせいにすると、後で後悔が残ります。 思い立ったら吉日！ 居場所、環境を変えるという方法で、フェーズチェンジを致しましょう。 いくつも引き受けていた団体の役員や理事を降りました。どんどん辞めました。毎日たくさんのゴミ袋にゴミを詰め、ゴミを出し、いるものだけになりました。今やっておいてよかったとしみじみ思います。かなりのエネルギーが要りました。 10年後だったらこの始末、できたかどうかわかりません。仕事も人間関係も思い切って大断捨離。ようやく時間ができてきた気が致します。

新しいソファに載っているコーギー犬の「くるみ」。くるみがいなかったらちょっと寂しいな。

やれるだけやってみる！

新しい場所は、医療が心配な場所。車がないと生活できない場所で、いくつまで居られるか正直わかりません。 寒さや虫が得意とは言えません。しかし、「自然の中に身を置いてみたい。」という希望は一つ叶いました。 ここへ来た時の友達、知り合いは、２名だけでしたが、65歳を目の前に仕事ばかりできた私が、仕事抜きで新しい人間関係の構築です。

新しい人と出会う。小渕沢在住の画家今井和世さんと。小渕沢のギャルリー アビアントで。植物や動物を描く彼女の作品のファンになりました。新しい家にあう絵を購入。

自然の美しさにはかなわない

標高1170メートル。今宵は寒く、夜空は星がまばゆくひかります。 漆黒の森の中で何かが鳴いています。鳥なのか、鹿なのか判断がつきません。知らないことだらけです。怖いと思うことも常々です。 「そっちは行ってはいけないよ。」ということは守るようにして。それでもこれでも何ものにも変え難い、自然の美しさの中に、身をつけ込んでみようと思います。

近くの清泉寮からの景色。神々しくて神がいるとしか思えない。

やっぱりオーガニックコスメを伝えたい

そして、ここに居ながらにして、30代の初めから長年やってきた、女性を美しく、健やかにする植物療法や漢方、オーガニックコスメでするスキンケアやボディケア、ヘアケア、女性ホルモンや女性医療のことなどを発信していきたいと思っています。 ファッションやお料理も、インテリアや旅も大好きですし、美味しいレストランもご紹介しましょうね。シンプルでナチュラルな生活の中で、改めて、オーガニックコスメの素晴らしさに気がつきました。 多くは持っていけない中で、何が本当に必要か、見極めることができました。「良いものが少し。」あれば良いのです。

ドイツのヴェレダのクレンジングとドクターハウシュカのリップバーム。２つとも名品。やっぱりいいわ！

求めれば、どこにいてもつかめます

自分が望めば、森の中でも世界の情報を知ることができます。東京に居た時よりも新聞も読みますし、資料も読めるのです。60代半ばになった私の、あれやこれ。日々の暮らしにどうぞおつき合いください。

この記事を書いた人 吉川千明さん

ヘルスケア学会認定メノポーズカウンセラー。コスメのみならず、女性医療、植物療法、漢方など、女性たちのナチュラルでヘルシーなビューティーとウェルネスをサポート。