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エル・マクファーソン、アルコール依存症に苦しんだ過去を告白

  • 2024.11.28
Elle Macpherson attends The Fifth Annual White Tie & Tiara Ball to Benefit the Elton John Aids Foundation in Association with Chopard

エル・マクファーソンが、アルコール依存に苦しんだ過去を告白した。1980年代に元祖スーパーモデルとして一世を風靡した彼女は、新著『Elle: Life, Lessons & Learning to Trust Yourself(原題)』で、「私の人生は、外から見ると素晴らしく映りました。外面では美しく仕事をしていましたが、内面深くは本当に苦しんでいました」と振り返る。

元パートナーであるフランス人投資家アーパッド・ブッソンとの間に、1998年に長男フリン、2003年に次男サイを出産したエルだが、アルコール問題が顕著になったのは出産後だったという。2000年のシドニーオリンピックでは、閉会式に参加する予定だったものの、飲みすぎていたために出番を逃した。「不安を落ち着かせるためにシャンパンやウォッカを大量に飲んだので、混乱してしまった」と記す。その頃、彼女はリハビリ施設への入所を検討したが、パートナーだったブッソンの反対にあった。「彼は怖かったのだと思います。私を遠くにやりたくなかったし、変化が怖かったのだと思います」

"Its Fashion" Gala Evening in aid of Macmillan Cancer Relief

2003年にロンドンの病院で次男サイを出産した後、状況はさらに悪化した。お祝いにシャンパンのボトルを贈られた彼女は、出産後すぐはホルモンが乱れてしまうから飲まないほうがいいと自然療法セラピスト2人にアドバイスされたにもかかわらず、「アイスバケツの中のシャンパンボトルのことしか考えられなかった」そう。当時は長男が病気がちで、ブッソンも不在なことが多かった。

「子どもを寝かしつけた後、一人でウォッカを飲んでリラックス」するようになり、意識を失うほど飲むこともあったようだ。「一人でウォッカを飲んで、やることリストや家族への手紙を書いていました。家事をして音楽を聴き、11時頃に気絶するようにベッドに入りました。そして朝早く起き、6マイル走り、コーヒーを朝食にしました。寝る前には必ず喉に指を突っ込んで吐きました。毎晩必ず3回でした」

ブッソンとの関係や母親業、そして仕事、すべてを完璧にこなそうとして、「恐ろしい悪循環」に陥ってしまったそうだ。あるとき、ウォッカのボトルを落として割ってしまった彼女は、破片が入っているかもしれないのにグラスに注いで飲んだことで我に返り、リハビリ施設への入所を決意したという。ブッソンとは、リハビリ施設入所後もしばらく交際を続けたが、結局一緒にアルコール依存症を乗り越えることはできなかったそうだ。しかし、7年前に乳がんと診断された際は、支えになってくれたという。

健康問題を乗り越えた彼女は、こう語る。「日々、積極的かつ意識的に自分のウェルネスと本来の自分に栄養を与えています。ガンは、もう私のオプションではありません。飲酒が私にとっての答えではなかったように」

Text: Tae Terai

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