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【マネー講座】 貯め上手な人はこれを捨てていた! 即捨てアイテム7選 「取材歴20年超のマネーライターが見た⑪」

  • 2024.11.29

お話を伺った 貯め達人さん4名のPROFILE

あさこさん

荒れ放題の汚部屋から脱し、部屋も家計もリセット。借金300万円から総資産2000万円の家計に! 夫と子ども3人(10歳、8歳、6歳)の5人家族

imaさん

ミニマリストの本に感化されて、物を減らし、年貯蓄約300万円をキープ! YouTubeチャンネル「imaの貯蓄&ミニマルライフ」で、物の減らし方、家計管理の方法などを発信中。夫との2人家族

しまこさん

元浪費家で、買った物で埋まっていた部屋を第1子の出産を機に片づけ。物も支出も増やさない暮らしが定着し、総資産2000万円超に大変身! 夫と子ども2人(9歳、7歳)の4人家族

まるこさん

ミニマリストの暮らしに憧れ、2年前から物捨てを開始。部屋とともに、家計も整えるようになり、年200万円以上貯蓄。夫と子ども2人(3歳、0歳)の4人家族

貯め上手な人が捨てたもの7選

物を捨ててお金が貯まるようになった人が、捨てたことで効果があったものを調査! これを参考にして、自分の持ち物も見直してみては?

【捨てたもの①】 服、バッグ、靴

女性の持ち物で多いのが、服やバッグ、靴などのファッションアイテム。好みや体形が変わってきているのに、「高かったから」「いつか着るかもしれないから」などと言い訳して、捨てられない傾向があります。

「服はたくさんあっても今の自分にしっくりこないものが多くて、服にも旬があるのだと気づきました。しっくりこないものは手放し、きちんと感が出るシャツや上下のコーデを考えずに済むワンピースをメインにしたら、流行に左右されて買いすぎることがなくなりました」(あさこさん)

【捨てたもの②】 本・雑誌

本や雑誌は、増えてしまいがちなものの代表格の一つ。忙しいときは一度も目を通さないまま、“積ん読”(つんどく)状態になってしまう場合も。置き場所も購入したお金もムダになります。

「以前は、『またあとで読むかもしれないから』と本棚にたくさん収納していましたが、読み返すことはほぼ皆無。引き出し1つに入る分だけ、本当に読み返したいと思う本を残して、本棚も処分しました」(imaさん)

【捨てたもの③】 収納ケース

片付けが苦手な人がやりがちなのが、「物が増えた=入れ物(収納ケース)を増やす」こと。収納ケースは分類するのに大変便利なものですが、入れ物が増えるほど物量の管理が大変になり、かえって片付けにくくなります。

「使っていないものを減らしたら、収納ケースも不要になり、たくさん処分。必要なものの絶対数が把握できるようになり、定位置がスッキリして、ダブり買いなどがなくなりました」(imaさん)

【捨てたもの④】 食器

食器好きで、好みのものを集めている人もいるはず。とはいえ、使わずにしまいっ放しや飾っているだけでは、お金のムダに……。「本当に使うかどうか」を基準に見直すことが大事です。

「以前は和や北欧の食器が好きで、買うこと自体がストレス発散になっていた感じでした。捨て活で、本当に好きなもの、食洗機OKのもの以外はフリマアプリで売却。スッキリしたらストレス買いもなくなりました」(あさこさん)

【捨てたもの⑤】 古いコスメ

「口コミで評判だから」「新作が出たから」と、いろんなコスメを購入し、使いかけのものがたまっていませんか? 古いものは肌に負担をかけることもあり、たくさん持つより、自分に合うものを知って、使い切ることを意識すると、出費も減ります。

「パーソナルカラー診断を参考に、自分に合う色、肌に合うものを厳選。コンパクトポーチに入る分だけと決めておけば、必要以上に増やすこともありません」(まるこさん)

【捨てたもの⑥】 紙袋、空き箱

ショップの袋やお菓子のきれいな箱などは、「いつか使えるかも」と思い、つい取っておきたくなるもの。でも、実際に再利用する機会は少なく、たまる一方。収納スペースを占拠し、片付けの妨げになってしまいます。

「便利そうな袋や箱も、使わなければただのゴミ。ゴミの収納にも家賃がかかると気づいたら、気楽に捨てられるように。定期的に見直し、最小限必要な数以上は持たないようにしています」(imaさん)

【捨てたもの⑦】 電化製品

「電化製品はあって当たり前」と考えて揃えているけれど、使用頻度が低いものや、使い勝手が悪いものもあるはず。「家族にとってはなくていいもの」と判断して処分したら、家が快適になり、ムダ買いが抑えられるようになったという人が多くいます。

「子どものイタズラによる怪我や破損が不安になりテレビからプロジェクターに買い替え。広々とした部屋でのおうち時間が充実し不要な外出も減ったので、節約につながりました」(まるこさん)

物を捨てて良かったこと

不要な物を減らすと、お金が貯まるだけでなく、生活や精神面でも良いことがいろいろあるようです。

【良かったこと①】 掃除、家事がラクになった

床やテーブルに置きっ放しのものをいちいちどかす手間がなく、室内の移動がスムーズ。掃除や片付けが断然ラクになり、家事の時間が短縮できます。

「床が広いとロボット掃除機がスイスイ動きまわれるので、自分で掃除機をかけずに済み、家事ストレスが軽くなりました」(しまこさん)

【良かったこと②】 物を探す、選ぶ時間が減った

物が多くて整理整頓されていないと、必要なものを探したり、選んだりするのに時間がかかりますが、物を減らすとその問題も解決! 出し入れしやすくなり、管理しやすい在庫の量がわかるようになります。

「たくさんあるほうが便利という考えを手放すことができ、必要なときに必要な分しか買わないように。その結果、支出がセーブできました」(imaさん)

【良かったこと③】 気持ちにゆとりが生まれた

片付けや家事へのストレスが軽減されると、気持ちにもゆとりが出てきます。お金のかけどころが判断できるようになり、浪費が減って、貯蓄アップにつながります。

「少ない持ち物のすべてが、お気に入りのもの、必要なものだけなので、不安に感じることはありません。むしろ、余白がある空間が心地よく感じます」(まるこさん)

【良かったこと④】 自己肯定感が上がった

不要な物に支配されていたわずらわしさがなくなり、「これだけあれば十分暮らせる」という自信がつき、何事にも前向きになったという人も多くいます。

「見栄を張って持っていたものを捨てまくったら、心まで軽くなりました。自分にもできた!と、自己肯定感が上がって、家計管理も長続きするように」(あさこさん)

物を減らしたことによる暮らしの快適さを味わうと、もう物を増やしたいと思わなくなり、それによって支出も減るという好循環につながっています。

リポートした人 Profile
マネーライター みとも はやみ
編集プロダクション、出版社の勤務を経て、2011年よりフリーランスで活動。
20年以上、生活情報誌を中心に家計やりくりにまつわる記事の編集・取材・執筆に携わる。これまでに取材した実例は、延べ1000件以上。

Illustration:Mai Nanatsuki text & web edit:Hayami Mitomo
※写真・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

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