クリスマス映画の名作『ホリデイ』のコテージは実在しない？　ジュード・ロウが撮影にまつわる秘密を暴露

クリスマスまで1か月を切り、映画でホリデー気分を味わいたいと思っている人もいるのでは？ クリスマスを舞台にしたラブコメとして今も人気を集めている作品の1つがキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットが共演した2006年の映画『ホリデイ』。ところがメインキャラクターの1人を演じたジュード・ロウが映画の裏話を暴露、作品を愛する映画ファンから悲鳴が上がっている。

『ホリデイ』のヒロインはハリウッドに住むアマンダ（キャメロン・ディアス）と、ロンドンに住むアイリス（ケイト・ウィンスレット）。失恋したばかりの2人は気分を変えようとお互いの家を交換してクリスマス休暇を過ごすホームエクスチェンジにトライすることに。そうして見知らぬ土地にやってきた2人は運命の恋を見つける、というストーリー。

アマンダが恋に落ちる男性グレアムを演じたジュード・ロウは、最近出演したラジオ番組でこの作品を振り返ると「あのイギリスのコテージは存在しないんだ」と仰天発言。イギリスのコテージとはアマンダが暮らすことになるアイリスの家。イギリスの田舎にあるという設定の小さなロマンティックなルックスのコテージで、場所は明かされていないが作品ファンにとっては「いつか泊まってみたい聖地」のようなものだった。それが存在しないとジュードは暴露してしまったというわけ。ジュード曰く「監督のナンシー・マイヤーズはちょっと完璧主義者なんだ。色々な場所を回ってコテージを探したけれど、彼女のイメージするものはなかった。だから土地を借りて、人に建てさせたんだ」。つまり実際のコテージではないということ。

さらに内部での撮影にも秘密が。ジュードによると、そうやって建てたコテージの中は空っぽ。「冬にイギリスで撮影したんだけれど、ドアのところまで行くといつもカットの声がかかっていたんだ。そこから先は3か月後にロサンゼルスで撮影した」。

番組の司会者に「映画の夢を壊さないで！」と言われるとジュードは「映画の世界を壊しちゃったね」と認めると「申し訳ない」と付け加えていた。とはいえ、あの映画がクリスマス映画の名作なのは変わらない。改めてチェックして、家が作り物であるのを見破ってみるのも面白いかも？