デンゼル・ワシントン、『ブラックパンサー3』に出演へ

まだ製作を正式発表されていないが、デンゼル・ワシントンは『ブラックパンサー』シリーズ第3弾に出演予定だという。オーストラリアのテレビ番組「トゥデイ」で、現在69歳のオスカー俳優は「私にとって映画製作者がすべてだ。特にキャリアにおける現時点では、最高の人と仕事をすることにしか興味がない。あと何本の作品を作ることができるかはわからないが、多くはない。だから、今までしたことのないことに挑戦したい」と明かした。

来年2月にブロードウェイでジェイク・ギレンホールとともに『オセロ』に出演するが、それ以外にも複数のプロジェクトが動いている。「22歳で『オセロ』を演じたけれど、70歳でもう一度演じる予定だ」「その後、ハンニバルを演じる。スティーヴ・マックイーン監督と次回作について話しているし、ライアン・クーグラーが、次の『ブラックパンサー』のために私の役を書いてくれている。映画版『オセロ』に出演した後は、『リア王』をする予定だ。その後に待っているのはリタイアだ」と続けた。

2018年に公開された『ブラックパンサー』は、超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラの活躍を描く作品。ヒーロー映画として初めてアカデミー作品賞にノミネーされたほか、6部門で候補入りを果たし、3部門を受賞。主演のチャドウィック・ボーズマンが2020年に大腸がんで逝去したことを受け、続編の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では新たなブラックパンサーを起用せず、彼を失ったワカンダ王国が強敵と対峙する姿を描いた。

チャドウィックが若かりし頃に演技の勉強をするため、デンゼルが留学費用を負担。生前、チャドウィックは「デンゼルなしに『ブラックパンサー』は存在しない」と公言していた。スティーヴ・マックイーン監督の次作については、まだ詳細が明らかになっていないが、Netflixによるアントワーン・フークア監督の新作でデンゼルはカルタゴの将軍ハンニバルを演じることが発表されている。

Text: Tae Terai

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