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【負の数の引き算】どうやって計算するか覚えてる?「−7−(−7)−(−7)−(−7)」→10秒でチャレンジ

  • 2025.1.3
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負の数の引き算では、−(−●)という形が登場します。マイナス記号の前にマイナスがついていて、とにかく見た目がややこしいですよね。

しかし、たった一つの計算ルールさえ押さえておけば、負の数の引き算は怖くありません。

今回の問題に挑戦して、その計算ルールとは何かを確かめてみましょう。

問題

次の計算をしてください。
−7−(−7)−(−7)−(−7)

※制限時間は10秒です。

解答

正解は、「14」です。

すぐに計算をスタートできた人は、制限時間内に答えが出せたのではないでしょうか。

一方で、負の数の引き算の仕方に悩んだ人にとっては、難しい問題だったかもしれません。

次の「ポイント」で、どのように計算すればよかったのかを確認してみましょう。

ポイント

負の数の引き算は正の数の足し算に変換する」というたった一つのルールが分かっていれば、この問題は楽に計算できます。

具体的に言えば、負の数の引き算では次のような変換を行います。

−(−◎)=+◎

では、今回の問題に登場する負の数の引き算も、正の数の足し算に変換してみましょう。

−7−(−7)−(−7)−(−7)
=−7+7+7+7

とてもすっきりした見た目になりましたね。

あとは、左から順番に計算していくだけです。

−7+7+7+7
=0+7+7
=7+7
=14

まずは−7+7。同じ数字同士が打ち消しあって0になります。後は一桁の足し算、7+7の計算をするだけです。

負の数の引き算の計算ルールさえ分かれば、計算自体は楽だったのではないでしょうか。

【おまけ】 負の数の引き算が正の数の足し算になるのはなぜ?

負の数の引き算が正の数の足し算に変換できるのはなぜなのでしょうか?

負の数を日常的なものに例えてみると、その理由が分かります。

例えば、テストで減点になってしまったときのことを思い浮かべてください。

減点箇所があると、テストの点数は当然低くなります。しかし、この減点が採点ミスで、後から取り消されたとしましょう。すると、テストの点数はその分高くなりますね。

これが、負の数の引き算のイメージです。減点=負の数と考えてください。全体にマイナスの影響を与える減点(負の数)が引かれることは、全体にとってプラスになります。つまり、正の数を足した時と同じことが起きるのです。

まとめ

今回の問題では、負の数の引き算の計算ルールがポイントになりました。

負の数の引き算は、正の数の足し算と同じ意味を持ちます。−(−◎)という負の数の引き算を見たときは、+◎と正の数の足し算に変換して計算しましょう。

このルールさえ知っていれば、負の数の引き算は簡単に計算できるはずです。

ぜひ他の負の数の問題にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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