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「似合わない」「顔がイマイチ」 幼少期に親から言われて『記憶に残っている言葉』…さまざまな意見に驚き

  • 2024.12.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

子どもの頃、親から何気なく言われた一言が、ずっと心に残り続けることってありますよね。人生の指針になるような温かい言葉なら良いのですが、心に刺さるような嫌な思い出として記憶に刻まれていることもあるようです。

たとえば、「スカートは似合わないね」「おじいちゃん似で顔が大きいからな」といった、親にとっては覚えてもいない、悪気ない一言が、子どもにとっては忘れられない言葉になることも…。

そこで今回は、幼少期に親から言われて心に残り続けている言葉についてアンケートをとりました

幼少期に親から言われて心に残り続けている言葉とは?

今回は、幼少期に親から言われた一言が心に残り続けているという方にその言葉とエピソードをお聞きしました。

寄せられたコメントを紹介します。

自信を失った言葉

容姿に関すること

小学生の頃にスカートをはいていたら父から「似合わない」と言われました。普段から家族に対して否定的な発言や自分の考えの押しつけが多い父親だったので、大人になってからも思い出して嫌な気持ちになることがあり、しんどいです。
(50代女性・北陸地方)
あんたは顔がイマイチやから愛嬌を大事にするんやで、と母親に言われて、いまだにコンプレックスとして見た目は気にしてしまいます。
(30代女性・会社員・東京都)
父親から、俺に似て肌荒れしやすい体質になったなー。と言われました。そのあたりからずっと荒れるたびに気にしてしまうようになり、自分に自信がもてなくなりました。
(30代女性・パート・都内)
私の顔について鼻が低くて額がせまい、とずっと言われてきたので他の人より劣っている顔だと思っていたら、友人や旦那に「そんなでもない」と言われて、自分の顔にネガティブな印象を持ってしまうようになったと感じた。
(20代女性・看護師・熊本県)

性格に関すること

お前は真面目だから話してても面白くない」と父親に言われたことは今でも覚えています。そのおかげで友達といる時は、なるべくくだけた感じで話をするようになりました。
(40代男性・会社員・大阪府)
子どもの頃のんびりした性格で、父からよく「こって牛(動きの遅い牛)」と言われていました。大人になるとせっかちな性格になり、物事をすぐする性格になりました。父は年齢と共に動きが遅くなり、「こって牛の呪いだ」と思っています。
(50代女性・翻訳・和歌山県)
嫌なこと、悲しいことがあった時などに、「世界にはもっと〇〇な人がいるんだから」と、私自身の悲しさや苦しさがすごく小さなことのように言われ、自分の我慢が足りないのだと自分が悪いと思い込んでいました
(30代女性・主婦・関西地方)
父親から、「どうしてできないんだ?」と言われ、自分でも頑張ってるつもりなのに、さらに追い討ちをかけるような言葉を言われ、ますます自分に自信がなくなってしまった
(40代女性・専業主婦)

行動に制限がかかった言葉

学力に関すること

小学校の頃、父親にわからない算数の問題を教えてもらうと、マンツーマンで指導してくれたのだが、間違える度に大きな声で、「違うよ!理解力がないな!バカ!」と言われたこと。
(30代男性・フリーランス・千葉県)
「お兄ちゃんは賢いのにねぇ。お兄ちゃんに全部才能取られちゃったかなぁ」と、冗談で言われたこと。冗談のようには聞いてられなかった。
(30代女性・会社員・大阪)
女の学歴はいらないの。学問は贅沢
高校は超進学校に進みましたが、文系学部に進学したいと言ったときに母から言われた言葉です。
進学どころか、受験させてもらえませんでした。人生が狂ったのは言うまでもありません。
(40代女性・主婦・福岡県)

良かれと思ってしたこと

料理の手伝いをしようとしたときに、母から「ありがた迷惑」と言われたことが忘れられません。その時は忙しく、私にかまっていられなかったのでしょう。
今は気持ちがわかりますが、「何か手伝おうか」と声をかけるのが怖くなりました
(20代女性・会社員・兵庫県)
小学校2年生のクリスマスの出来事です。父親にお菓子の入った長靴をあげたら「こんなんいらんわ」と軽く鼻で笑われました。以降、父親には一切プレゼントをあげなくなりました。毎年クリスマスが近づくと思い出す嫌な思い出です。
(40代・パート・福岡県)

不安になった言葉

橋の下から拾ってきた

悪いことをしたとき、「お前は橋の下から拾ってきた子だ」「そんな悪い子は出て行け」と親に言われたこと。友達にその話をしたら、橋の下から拾われてきた子がたくさんいた。どこの家も悪いことをしたらみんな言われるのだと思った。
(60代男性・アルバイト・北海道)
あなたは近くの川の橋の下で拾ってきたんだよ」と言われたことです。愛にあふれた家庭ではなかったので、本当にそうなんだと思いました。
(40代女性・フリーランス)

その他

風邪をひいて体調が悪いときに風邪をひいたことを責めるような言葉をかけられるのがいつも辛いと感じていた。
(30代女性・会社員・茨城県)
親に言われて塾に通ってきたのですが、塾代が高くて「金食い虫」と言われました。子供でも筋が通ってないことはわかるので、親になった今、我が子にもきちんと筋を通し続けられるよう、意識して接していきたいです。
(20代女性・主婦・近畿地方)

親の一言が子どものその後の人生に影響してしまうことも

今回のアンケートでは、「幼少期に親から言われた言葉」が心に残り続けるエピソードが多数寄せられました。その多くは容姿や性格、学力に関する一言で、自信を失ったり自己肯定感が下がったりしたという声が目立ちました。

また、「橋の下から拾ってきた」がとても嫌だったという声はかなり多く寄せられました。冗談めかして言われたけど本当に嫌だった、事実のように冷たく言われて本当にそうなのだろうなと思っていた、などの声がありました。

親にとっては何気ない一言だったとしても、子どもにとっては人生を左右するほど重い意味を持つことがあります。

子ども心を傷つけないためにも、日常の会話の中で相手の気持ちに配慮し慎重に言葉を選ぶことが大切ですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/12/16~2024/12/18
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:150