1. トップ
  2. お年玉、親はどう管理すべき?「自由なお金」とその場で全額子どもに渡す人も…意外な回答が集まる

お年玉、親はどう管理すべき?「自由なお金」とその場で全額子どもに渡す人も…意外な回答が集まる

  • 2024.12.28
undefined
出典:photoAC(写真はイメージです)

子どもにとって、お年玉はお正月の楽しみの一つ。「いくらもらえるかな?」「何に使おうかな」などワクワクしている子も多いのではないでしょうか。そんなお年玉の管理方法は家庭によって違いますよね。

「全額子どもが大きくなってから渡す」「子どもが使うものを買う」「家庭のほかの資金にあてる」「もらった時から全額子どもに渡す」など、さまざまなパターンがあるようです。

そこで今回は、子どもが親戚などからお年玉をもらったとき、どのように管理しているか、子育て経験のある方にアンケートを取りました。

子どもがもらったお年玉の管理方法は?

今回は、子育て経験のある方限定で、子どもがもらったお年玉をどのように管理しているか詳しく伺いました。

寄せられた全300の解答のうち、以下のような結果となりました。

・子どもが大きくなってから全額渡した(渡す予定):123票
・子どもが使うもの(自転車や学費など)の購入費にも使った:70票
・子ども用以外(家族用の車など)の購入費にも使った:5票
・もらった時から全額子どもに渡していた:69票
・一部は子どもに渡し、一部は子どもに将来渡すための貯金派:19票
・その他の意見:14票

子どもが大きくなってから全額渡した派が多い結果になりました。

undefined
出典:TRILL調べ

寄せられた意見を紹介します。

「全額」子どもが大きくなってから渡した(渡す予定)

毎年、子どもがもらった金額に親からのお年玉も足して、定期預金にしていました。大学卒業までためたので、相当な金額になり、卒業祝いになりました。
(60代女性・専業主婦・神奈川県)
私が小さいころ、母が全額お年玉をきちんと貯めていてくれ、それを18歳になったときにもらいました。そのお金で運転免許が取れて助かったので、自分の子にも貯めています
(30代女性・主婦・関西地方)
私自身が「貯めておいてあげる」と親に没収され、結局「そんなものはあんたの塾代とかでない!」と一切戻ってこなかったので、赤ちゃんのときから、もらったお年玉は硬貨の単位まで銀行に預けて、高校生になったときに通帳を渡しました。
(40代女性・看護師・高知県)

子どもが使うもの(自転車や学費など)の購入費にも使った

本当は貯金をし、子どもに残しておきたかったのですが、就学準備や色々物入りで子どもの学用品などに当てさせてもらいました。
(40代女性・会社員・埼玉県)
やはり子どもにはお金がかかります。ですが、使途は全ては子どものためです。自分のために使いたい気持ちは抑えます。
(50代男性・自営業・関東地方)
子どもが大金を持つのは教育上良くないと思ったのと、教科書や部活でのお金など費用がたくさんかかるので、お年玉も大事な収入源でした。
(40代女性・アルバイト・兵庫県)

子ども用以外(家族用の車など)の購入費にも使った

家のローンなどに充てたりしている。最終的に子供の学費などは別途ためる予定もあるので、別で取っておく必要もないかと思っているから。
(30代女性・会社員・東京都)
年末年始はかなり出費が重なるので、いくらか生活費にあてたりした。余ったら貯金に回した。
(40代女性・主婦・愛知県)

もらった時から全額子どもに渡していた

子供が頂いたお金です。だから、正しい金銭感覚や管理能力を育ませるためにも、お年玉は子どもの自由にさせました。
(30代男性・会社員・東京都)
子どもがもらったお金なので小学生になったころからは親が管理するのではなく、もらった時点で本人に渡しています。それが当たり前だと思っています。
(40代女性・主婦・千葉県)
親の立場として、もらった時から全額子どもに渡していました。お年玉は子ども自身が使い道を決める貴重な機会だと思い、子どもに渡すことでお金の使い方について学ぶきっかけになれば良いと考えていました。
(40代男性・会社員・愛知県)

一部は子どもに渡し、一部は子どもに将来渡すための貯金

半分は子どもに渡し「好きなようにいつでも使いなさい」と言い残り半分は貯金しておくねと伝えています。今まで貯金を取り崩したことはないので、将来子どもがどんなことに貯金を使いたいと言うか、楽しみでもあります。
(40代女性・会社員・東京都)
子どもの金銭感覚を養うために、一部を本人に渡して、残りを将来渡すために貯金しています。
(40代女性・主婦・関東地方)
お年玉は子どもがとても楽しみにしているのと、せっかく貰ったお金なので子どもと相談して一番欲しい物を一つだけ購入することにしている。そして、残りは貯金にまわして20歳を過ぎたら本人に通帳を渡す予定。
(40代男性・会社員・京都府)

その他

貰ったお年玉の中から子ども自身で必要な金額を自分でとってもらい、残りは貯金&子どもと運用している。
子ども自身に貯金額、運用益も確認してもらっていて、成人するときに渡す予定
(40代女性 専業主婦 広島県)
子どもが親戚からもらったお年玉は高校生以上は子どもに管理させましたが、中学生までは全額子どもの貯金に入れていました。
(60代男性・無職・愛知県)

「全額」子どもが大きくなってから渡すという意見や、「一部」は子どもが使うものの購入や子どもに渡しているとの意見が多く寄せられました。

また、子どもと一緒に運用したり、年齢によって管理方法を変えるといった方もいるようです。

「子どものため」という思いは同じ

今回のアンケートでは、子どもが親戚などからもらったお年玉は「全額」子どもが大きくなってから渡した(渡す予定)との意見が多い結果になりました。貯金しておき、18歳や大学卒業など節目のときに渡そうと考える方が多いようです。親にそうしてもらい、嬉しかったというエピソードも寄せられました。

一方で、お年玉の「一部」または「全額」を子どもに渡すことで、正しい金銭感覚や管理能力を学ぶ機会にしてほしいと考える方もいるようです。

家庭により管理方法は違っても、根底にあるのは「子どものため」という思いのようです。あなたのご家庭では、子どもがもらったお年玉はどのように管理していますか?



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/12/4~2024/12/5
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300