1. トップ
  2. 「ブルガリアでは警察は来ない」ブルガリア美人が沖縄旅行中に驚愕したこととは…?

「ブルガリアでは警察は来ない」ブルガリア美人が沖縄旅行中に驚愕したこととは…?

  • 2025.1.3

サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』は、国際色豊かなシェアハウスの住人や元住人などが運営するYouTubeチャンネル。メンバーの国内外での活動が紹介されており、登録者数は33万人(2024/12/16時点)に上ります。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『外国人が日本で暮らしたらカルチャーショックの連続でした』をピックアップ!61万回以上再生(2024/12/16時点)されているこの動画では、日本への留学経験があるブルガリア人・ジャニさんに、サムライフラッグのスタッフがインタビューした様子がアップされています。

ブルガリアではカバンを盗まれても警察が来ない!?

ジャニさんは22歳。ブルガリアのソフィア大学で4年間、日本について学びました。

そして、2021年に日本の文部科学省による留学プログラムの試験に合格し、京都の大学に1年間留学。そのため「京都は第二のふるさと」なのだそうです。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

日本を訪れた際に驚いたこととして、まず「道にゴミ箱がないこと」を挙げました。ブルガリアには街にたくさんゴミ箱があるそうです。しかし、日本の道はブルガリアよりもキレイだと感じたと話します。

ジャニさんは「日本の道端にはゴミ箱がないし、道にゴミを捨ててはいけないこともみんな分かっているから、家に持ち帰る。それは本当にいいこと」と思ったそう。ジャニさん自身も外出時に出たゴミを持ち帰り、自宅のゴミ箱に捨てるようになったとのことです。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

次に挙げたのが「カスタマーサービスのクオリティの高さ」です。日本では、お店の店員さんの対応が丁寧で、なんでも説明してくれることに感心したのだそう。

ジャニさんによると「ブルガリアでは、お客がいろんなことを質問しすぎると、店員が怒ってしまって失礼な態度になることがある」とのことです。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

具体例も挙げてくれました。

ジャニさんが日本に来てすぐのこと。ゆうちょ銀行で口座を開く必要があったのですが、書類を書く方法が全く分からず困っていたところ、郵便局の店員さんが書類の書き方を教えてくれて、無事に届け出ができたそうです。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

また、沖縄を旅行したときにカバンを盗まれ、夜遅くに警察署を訪れたときのエピソードも語りました。

ジャニさんはカバンを盗まれたことを警察署で説明した後、書類を書くことに。しかし、スマートフォンが盗まれたカバンに入っていたため、漢字を調べながら記入することができずに困っていました。すると、警察官が代わりに漢字を書いてくれたそうで、感激したと話します。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

ちなみに「ブルガリアで同じような状況が起きても…警察はたぶん来ないです」とジャニさん。

その理由は「カバンが盗まれたことは、たいしたことではないから(笑)」なのだそう。ブルガリアでは、観光客だけでなく一般の住民を対象としたスリやひったくりも結構あるようです。それだけに「日本の安全性はとてもいいと思う」と強調します。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

建前は喧嘩を避けていい関係を築くために必要

また、日本独自の文化や価値観においても驚いたことがあるようです。

一つ目は「バスや地下鉄が遅れずに来ること」です。ブルガリアでは、時々20分ぐらい遅れることがありますが、日本ではそのような経験をしたことはなかったそう。二つ目は「歩きながら食べてはいけないこと」です。大学に行くとき、歩きながらバーガーを食べていたら周囲の人に睨まれたそう。どうやら、ブルガリアでは食べ歩きは普通のことのようです。「日本ではマナー的にいけないことだと分かり、それ以後はやめました」と続けました。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

三つ目は「バスで騒いで怒られたこと」です。友人とバスに乗り、大きな声で話していたら、乗り合わせたおじいさんに「うるさい!」と叫ばれたと言います。そのとき、ジャニさんは「変な人」と思いましたが、後から自分たちが悪いのだと理解したそうです。

「大学で、日本では『人に遠慮することが大事』と学びましたが、バスで叱られたことがきっかけでそのことを実感しました」とコメントしました。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

最後は「本音と建前」という日本の価値観に驚いたことです。ブルガリア人にも建前はあるのですが、日本ほど本音と建前を頻繁に使い分けることはなく、ネガティブなことでも相手に直接言うのだとか。それだけに、完全にこれらを使い分ける日本人に驚いたそうです。

ジャニさんは建前について、喧嘩を避けることができるという理由から「建前があることは、ときにはいいことだと思う」と言います。ブルガリア人は互いに嫌いな者同士が一緒にいると、公共の場であっても我慢できずに言い争ったりする傾向があるそうです。

「日本人は本音と建前を使い分けるので、嫌いな者同士が一緒にいても直接言い合ったりしないし、公共の場所ではわきまえることができると思う」と話しました。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

このように日本の文化や価値観に触れ、さまざまな驚きを感じたジャニさんですが、その結果「日本人みたいになりたい」と思ったそう。

「人々といい関係を築くには、建前は必要だと思う。日本の文化や価値観がうらやましいです。迷惑をかけないことは大事なことだと思うので、日本の文化や価値観をみんなに伝えたいですね」と締めくくりました。

undefined
出典元:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】』(YouTube)

異なる文化や価値観を理解しようと努める姿に賛辞の声

投稿元のコメント欄には、日本のマナーや価値観を理解しようとするジャニさんの姿勢に対する賛辞が集まっていました。

歩きながら食べて睨まれたりバスの中で怒られたりしても日本を嫌いになるのではなく、日本のマナーに気付いて直そうと努力してくれた事が嬉しいです。
マナーやルールがかみ合わない中でも相手の考えを理解しようとされる姿は流石ですね。
海外で生活してきた方には、日本が窮屈だという方も、建前が面倒だと思う方も多い印象なので、おどろきました。

日本独自のマナーや価値観に対するジャニさんの見解は、日本人にとっても改めて発見がありました。


動画:『外国人が日本で暮らしたらカルチャーショックの連続でした
協力:『サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】

サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】
東京都内で、さまざまな国の人が安心して暮らせることを目的とした国際交流シェアハウス“サムフラハウス”。シェアハウスの住人や友人たちが立ち上げたYouTubeチャンネルに、多くの動画をアップしています。外国人から見た“日本の魅力”や海外の現状などを紹介中です。

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。