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冬になると眠くなりやすい?ポカポカ"ゆず湯"で冬の睡眠向上対策

  • 2024.11.27

冬になると眠くなるのはなぜ?

冬になると、なぜか眠気が強く感じられ、朝起きられない、日中に眠たい、という睡眠に関する悩みを経験された方も多いのではないでしょうか?冬の寒さによる環境の変化が私たちのカラダに与える影響によって、睡眠パターンが変化するからなんです。

脳内の神経物質であるセロトニンには、目を覚ます働きがあります。この物質は日光を浴びることでつくられるため、日照時間が短い冬は、セロトニンの量が減り、眠気が強くなりやすいんです。また、セロトニンは“睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンの元でもあります。メラトニンには催眠作用があるため、不足して寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりすると、日中に眠気を感じやすくなります。

また、季節の変わり目や厳しい寒さは、自律神経のバランスを崩す要因に。自律神経には、心身を活動的にする交感神経と、心身をリラックスさせる副交感神経があります。これらのバランスが崩れることで機能が低下し、夜、眠りにくくなることも。結果、睡眠不足となって、日中に眠気が現れる人もいます。

人間は、体の深部にある脳や内臓などの体温が上がるときに、眠気が減って目覚めやすくなります。反対に、この深部体温が下がってくると、眠気が強まって寝付きやすくなるもの。そのため、良い睡眠をとるには、眠る前の温度コントロールが大切なんですね。

寝る前の温度コントロールが大切

寝る前の入浴でカラダをしっかり温めてから、布団に入るのもいいといわれています。湯船に浸かって深部体温が上がると、その後、その熱は血管を通ってカラダの表面へと運ばれます。そこで放熱して冷えた血液が再び深部に戻ることで、深部体温が下がってきてだんだん眠くなるんですね。

湯船に40℃以下のお湯を張り、10分から20分ほどつかるのがオススメです。入浴後の60分〜90分ほどで体温が下がってきて眠りやすくなるので、そのころに布団に入るのがいいんですね。

ポカポカ「ゆず湯」で、睡眠の質を向上

この時期に旬となる"ゆず"を使った「ゆず湯」が睡眠の質向上をサポートしてくれるのでオススメです。柚子の香りには、血行促進やリラックス効果があり、カラダが温まりやすくなります。また、柚子に含まれる栄養素であるビタミンCには、カラダを冷やす原因となる活性酸素を除去する働きにより、冷え性の改善にも役立つと言われています。ゆず湯に入ると、これらの栄養素も肌から吸収されて、健康効果を高めてくれるんですね。

ゆずを丸ごと入れるのが最もシンプルな方法です。ゆずの香りを高めるために、楊枝や櫛で数カ所穴をあけたり、皮を数カ所削いだり、浅く切り込みを入れるなどの工夫をしてからお風呂に入れとよいでしょう。

また、柚子湯のもうひとつの方法として、皮を干して作る手作り「柚子バスソルト」をつかった入浴法もオススメです。

柚子バスソルトの作り方

材料:

柚子の皮……2個分

天然塩、バスソルト……50g

大きめのお茶パック……2枚

作り方:

①柚子の皮を刻んでみじん切りにする。
②皮を風通しのいい日陰で2〜3日干す。
③ソルトと皮を「2:1」の比率で混ぜ、お茶パックに2重回しにして入れて出来上がり。

ゆず湯に浸かることで、カラダを芯から温めて、リラックス効果があるので、質のいい睡眠をサポートしてくれます。冬の寒さを乗り越えるのに役立つ日本の伝統的な健康方法なので、日常に取り入れて、冬の時期を健やかにお過ごしになってください。

佐藤 舞

豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。

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