【寒さ再び！手袋や厚手の上着のご用意を】北海道の週間天気予報　2024年11月27日更新

北海道のあす28日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

札幌は昨夜は風が強く、家の中でも風の音が聞こえるほどでした。
低気圧や前線の影響で道内では雨や風が強まり、一部で記録的な雨や風となりました。

どちらも早朝に観測されましたが、日高地方のえりも町目黒では、1時間に34.5ミリと11月史上最も激しい雨が降りました。空知地方の深川では南東の風が吹きました。

南東の風になると深川では山からのおろし風になって風が強まるんです。最大瞬間風速25.6メートルと11月史上2番の強い風が吹きました。ただ、南風の影響で気温は上がり、道内で最も高くなった道南の松前町と新ひだか町三石では15.2度でした。

日中は雨や風は一旦落ち着きましたが、北海道は雲の通り道になっています。午後は別の雨雲が道南からかかり、この時間は道央でも雨が降っています。

今後の予想を見ると、今夜は道北でも天気が崩れます。その後は一旦やみますが、日付が変わるとまた、道央や道南から雨が降るでしょう。内陸など0度近くまで気温が下がるため、雪がまじったり、ブラックアイスバーンになったりするおそれがあります。車の運転は注意して下さい。

あす28日（木）の天気と気温です。
寒さが戻り、雨や雪が降るでしょう。最低気温は、札幌など道央や道南でけさより5度以上低くなります。最高気温は広く一ケタで手袋や厚手の上着が必要です。

道内、あすにかけて大気の非常に不安定な状態が続くため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうなどに注意して下さい。

では、あすの時間ごとの天気、道央・道南からです。
朝晩を中心に雨が降り、倶知安など内陸は雪がまじります。札幌も朝はパラつく可能性があるので、傘を持ってお出かけください。

道北・空知です。
雨や雪が降ったりやんだりでしょう。日中はかなり雨っぽい雪で、傘が必要です。夜は名寄など上川北部や羽幌周辺でうっすら積もるおそれがあります。

道東・オホーツク海側です。
昼頃は雨や雪が降るでしょう。降り積もる雪ではないですが、朝晩は路面凍結に注意が必要です。きょう10日ぶりに10度を超えた網走のあすの最高気温は8度です。

では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
29日（金）と30日（土）は寒気が強まります。札幌や稚内、オホーツク海側ではうっすら積盛る程度ですが、旭川ではまとまった雪になりそうです。来週も寒さが続くため、旭川では根雪になるかもしれません。

つづいて、太平洋側です。
金曜と土曜も道南を中心に雪が降り、うっすら積もるおそれがあります。道東も路面凍結に注意して下さい。来週は道東で日差しが出るでしょう。

では、あすの札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！
朝はパラっと雨が降るかもしれないので、雨具をお持ちください。
そしてあすは、日中でも5度くらいと寒さが戻ってきます。手袋や冬コートなど防寒対策も必要ですよ。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※27日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部ナベ子