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【北九州御朱印詣で】季節のはんこと草書体が魅力「足立山妙見宮」(小倉北区)

  • 2024.12.12

かわいいものや北九州ならではのものなど、オリジナリティーあふれる御朱印。そんな御朱印を探して、北九州市内のいろいろな神社へ行ってきました。

月替わりで季節の移り変わりを楽しめる御朱印がある「足立山妙見宮」を紹介します。

健脚健康の神として親しまれる「足立の妙見さん」

神護景雲3年(769年)、流罪の道中に負傷した和気清麻呂公は、数百頭のいのししに導かれ宇佐八幡宮へと辿り着き、そこでの神のお告げにより、竹和山(現・足立山)の麓にある霊泉に浸かって足の傷を治しました。その後、清麻呂公の四男・磐梨妙運をこの地に送り、宝亀元年(770年)に「足立山妙見宮」を創建。三男・真綱が父・清麻呂公と祖先の神霊を合わせてまつったといわれています。

足の傷を治したとされる温泉のあった地は “湯川” と呼ばれ、足立山の名前の由来も清麻呂公と関係しているそうで、桜の名所・ハイキングコースとして北九州市民憩いの場となっています。

駐車場から正面階段を上っていくと、狛犬ならぬ「狛いのしし」が迎えてくれます。清麻呂公をまつる同宮では、いのししを神の使い手として信仰し、妙見宮登山道入り口には、いのししの背中に乗った和気清麻呂公像もあります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

狛犬ならぬ「狛いのしし」

宮司さんこだわりの季節を感じる御朱印

御朱印は、足立山妙見宮と併設する薬師堂の2種類。月替わりの御朱印は前半後半に分かれていて、季節感を楽しめます。さらに、節句などの限定御朱印もあり。御朱印帳持参で直書してもらえますが、一枚紙での授与も対応しています。

他の神社では楷書体で書かれた御朱印が多いですが、こちらは迫力ある筆使いで書かれた文字が目を引きます。行書体や草書体をおりまぜて書いているのだとか。はんこの押印も、あまり派手になり過ぎないように気を付けているとのこと。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左から、妙見宮の月替わり(11月前半)、妙見宮、薬師堂の御朱印

出典:リビングふくおか・北九州Web

12月限定の御朱印

今年の12月限定の御朱印は、辰年から巳年に替わる干支のはんこが押してあります。御朱印に押印されているはんこは、毎回決まった作家さんにお願いしているそう。「毎月参拝に来てくださる方もいらっしゃるので、季節の移り変わりを感じてもらえるように心を込めて書いています」と宮司・磐梨文孝さんは話していました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

節句の限定御朱印

オリジナルの御朱印帳

御朱印帳は、北斗七星と和気清麻呂公がデザインされたもの、境内に咲くしだれ桜をイメージしたものの2種類。どちらもオリジナルです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

満点の星空が印象的な御朱印帳

出典:リビングふくおか・北九州Web

しだれ桜の御朱印帳は3色あります

大きさにびっくり!「大開運守」

また、12月から始まる「幸先詣(さいさきもうで)」は、“幸先良く” 新年を迎えるために12月のうちから新年の準備、お詣りをしましょうというもの。来年の干支である巳(み、へび)の土鈴(どれい)などの授与品が頒布されます。幸先詣限定の「大開運守」(数量限定)は、縦26cm、横15.5cmのビッグサイズ! 裏面には願い事を書いたカードを入れるポケットが付いています。お守りの色は、来年の干支のイメージに合わせて毎年変わるそう。

出典:リビングふくおか・北九州Web

来年の干支「巳年」をイメージした白と金色の配色

小倉北区妙見町17-2

℡093-921-2292

https://myouken.or.jp/

「リビング北九州」2024年11月30日号掲載

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