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いつもの油を変えるだけで、料理を格上げ!香りのないヘルシー万能オイル「太白胡麻油」の実力とは

  • 2024.11.27
万能オイル「太白胡麻油」の実力とは kouta / PIXTA(ピクスタ)
万能オイル「太白胡麻油」の実力とは kouta / PIXTA(ピクスタ)

最近、オリーブオイルが高いですよね。炒めものに、サラダにと、長年オリーブオイルを活用してきたわが家にとっては、大きな痛手です。オリーブオイルのように汎用性の高い、ヘルシーな油がないかな?と探していたところ、料理上手な友人が「太白(たいはく)胡麻油」というオイルをすすめてくれました!

和洋中どんな料理にも合ううえに、パン作りやお菓子作りにも使えるヘルシーな万能オイルなのだそうで、知れば知るほど、その使い勝手のよさに驚くばかり。ここで、その実力について、詳しくご紹介しますね!

使い方を選ばない万能オイル

マルホン太白胡麻油
マルホン太白胡麻油

太白胡麻油は、ゴマを生のまま搾ったフレッシュなオイルです。「ごま油」と聞くと、香ばしいごまの香りをまとった琥珀色のオイルを想像してしまいますが、焙煎をしていない太白胡麻油の場合、色は白ワインを思わせる透き通った無色で、香りはありません。あと味もスッキリしていてクセがないので、一般的なキャノーラ油と同じように、料理のジャンルを問わずに幅広く活用できます。

もともとは料理人からの要望で開発されたと言われていて、「マルホン胡麻油」でおなじみの竹本油脂の大正時代の注文帳にも、すでに記載があるのだとか。100年も前から料理人に愛用されてきた油なのですね。

「太白胡麻油」の歴史
「太白胡麻油」の歴史

なお、「太白」とは、竹本油脂の登録商標で、古代中国における金星の呼び名に由来しているのだそう。竹本油脂では、生搾りのごま油を、光輝く金星にちなんで「太白胡麻油」と命名し、「マルホン太白胡麻油」という名称で販売しています。

使い勝手のよさとヘルシーさで市場が拡大!

生搾りごま油市場規模
生搾りごま油市場規模

世の健康志向の高まりを受け、近年、健康にいいと期待される油の売れ行きが好調だという話ですが、なかでも業界での注目はこの「太白胡麻油」。近年、グンと市場規模が拡大しているのだそう。

その背景にあるのは、汎用性の高さ。料理のプロフェッショナルたちも「素材の味を活かす油」と高く評価していて、和食や中華はもちろん、フレンチ、イタリアン、そしてスイーツにいたるまで、さまざまなジャンルの料理人やパティシエに愛用されているのだとか。

加えて、ごま油ならではのヘルシーさも話題となり、最近では家庭での活用も拡がりを見せているそうなのです!

「太白胡麻油」の特徴

太白胡麻油の最大の特長は、焙煎したごまの香ばしさが全くない点。油自体にクセがないため、素材本来の味を引き立ててくれます。また、加熱しても酸化しにくいため、生食だけでなく、炒めものや揚げものにもピッタリ。まさに、日本が生んだ万能オイルと言えそうですね。

[おすすめの活用方法]

・刺身などへ「生がけ」でコクを加える!

・炒めものにコクを加える!

・揚げもの調理で、素材本来の旨みの引き出しと軽やかな仕上がりを実現

・製菓・製パンに使って、味わいを向上

「太白胡麻油」で料理上手!

さまざまな料理に活用できる太白胡麻油。なかでも、竹本油脂が発信する、おすすめの使い方をご紹介!

・カルパッチョ

カルパッチョ
カルパッチョ

刺身用の鯛とちぎった白菜を、塩昆布と太白胡麻油でさっと和えるだけの簡単なひと品。オイルに太白胡麻油を使うことで、素材本来の旨みが引き出され、上品な甘みが加わるのだそう。

・ダシいらずの卵焼き

ダシいらずの卵焼き
ダシいらずの卵焼き

太白胡麻油を溶き卵に混ぜ込み、ダシ代わりに。卵のうまみが引き立つ卵焼きに仕上がります♪

・中華調味料を使わない青菜炒め

茹でた青菜をにんにくと一緒に太白胡麻油で炒めるだけのお手軽料理。仕上げに、料理酒と塩で味を調えれば完成!

・パスタ

パスタ
パスタ

いつもはオリーブオイルを使うパスタなどの料理にも、太白胡麻油が使えます。素材のおいしさが引き立つ味わいに。

・炊飯時に使用

お米1合あたり小さじ1杯を加えて炊飯することで、ご飯の甘みが増します!炊き上がりもツヤツヤ。

ほか、竹本油脂によると、とろみ付けのための片栗粉の代わりに仕上げにマルホン太白胡麻油を使って料理をまとめる裏技もあるそうです!

長年愛されてきた「マルホン太白胡麻油」

マルホン太白胡麻油
マルホン太白胡麻油

竹本油脂の「マルホン太白胡麻油」は、料理人からの要望を受けて商品化された、100年続くロングセラーブランド。品質とおいしさの向上に努め続け、現在では生搾りごま油市場において約7割のシェアを占めるまでにいたったそうです!

[竹本油脂について]

江戸時代の1725年(享保10年)、初代・竹本長三郎が三河国(現在の愛知県)で、菜種や綿実の搾油業として創業。創業当初は、主に灯り用の油の製造をおこなっていたそうです。大正初期より、それまでに培った搾油技術を活かし、ごま油の製造を本格化しました。

いつもの油を太白胡麻油に変えるだけで、料理を格上げできそうですよね!みなさんも、気になったら一度、試してみてはいかがでしょう。

文=仁田茜

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