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関西人気ショップが東京に、新たなファッションとの出合いを探すならディケイへ!【スタイルを売る店】

  • 2024.12.3

触れられるアイテムはもちろん、立地や運営方針まで。隅々にまでオーナーのこだわりが投影された注目ショップをピックアップ。いざ、美しきスタイルを探す買い物へ。

Dekayディケイ

次なるスターを発掘する、インディペンデントなセレクト。

「"お店はこうあるべき"という概念から外れていることこそがうちの魅力」だと断言するのは、関西屈指の人気ショップ、ヴィジットフォーとアイ シーオールのオーガナイザーでもある西脇篤史。昨年3月に東京に進出し、前出の2店舗の姉妹店として1階のセレクトショップと2階のギャラリースペースから成るディケイをオープンした。

「ファッションがおもしろくないと言われる昨今において、僕が最も高揚感を得られるのがロンドンのデザイナーたち。現在はアダム・ジョーンズやヴェニスWといったロンドンブランドを中心に揃えていますが、惹かれる理由はきっとセントラル・セント・マーチンズをはじめとする英国の優れた学校教育にあると考えているので、今後は日本の服飾学生のピュアなクリエイションを応援する意味を込めて、彼らの作品を展示・販売するスペースとしても機能させたいと考えています」

「旗竿敷地特有の、店に辿り着くまでのアプローチが気に入った」という細い路地を進んだ先に突如現れる黄色い入口、そしてその先に広がる西脇だけの宇宙。代々木の住宅地にひっそりと佇む古民家を改装した実験的なスペースから、停滞中とも言われるファッションシーンに新風を吹かせる。

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ビール会社のタオルやキッチンのティータオルなど、イギリス製のデッドストック生地を使用したアイテムが特徴のアダム・ジョーンズ。ニット¥50,600~、ベスト¥40,700~、付け襟¥28,600~、エプロン¥26,400
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クチュール×ワークを掲げるヤン エフ チョドロヴィッチもセントラル・セント・マーチンズ卒。目が覚めるように鮮やかなブルーが印象的なベスト¥44,000
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スタンリー・キューブリックのSF映画『2001年宇宙の旅』をイメージした、非現実へ誘うかのような黄色い入口が目印。
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ベーシックなウエアにロマンティシズムをプラスする、タイ出身のデザイナーによるヴェニスW。ぽってりとしたシルエットに遊び心があふれるローファー¥59,400
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オーナーの西脇篤史。
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築70年の古民家を改装した店内はフューチャリスティックなムードで、適宜変わるレイアウトも見どころ。内装は出版レーベルのロンダードが担当した。

 

Dekay
ディケイ
東京都渋谷区代々木2-36-6
不定期営業

*「フィガロジャポン」2024年12月号より抜粋

photography: Akemi Kurosaka(stuh) text: Kenichiro Tatewaki

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