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【メンズ服に学ぶ】カジュアルコーデは配色で大人に格上げ。Revolution田中望さんの無造作なレイヤードテクが巧み

  • 2024.11.27

女性に比べると着用アイテム数が圧倒に少なく、スタイリングも限られる。それなのにおしゃれな男性って、よっぽどのテクニックをお持ちだと思うんです。そこでメンズのファッション関係者にスナップを敢行して、その秘密を探ってみることにしました。
 
第8回目のゲストにお迎えしたのは、Revolution PR 田中望さん。「ニット」をお題に、田中さんのこだわりが炸裂した着こなしを披露していただきました。女性も参考になることまちがいなしなので、マジで要チェックです!!

5年愛用しているアノラックの味のある風合いもイイ感じ

配色&レイヤードのバランスのよさがコーデの決め手

【ジョン スメドレー】のジップアップニット「ドライバーズ」は、田中さんの冬の定番。「カシミア×ウールの混紡素材を使用した、見た目とは裏腹の軽い着心地が気に入っています。ダブルジップなのでレイヤードにも効果的で、こなれ感が演出しやすいのもイイんです。かなり暖かいので、冬でもこれに薄手のアウターでぜんぜんOK。今回は長年愛用しているアノラックを合わせました」
 
ジーンズはストリートブランドだったり、キャップを合わせていたり、着こなし自体はとってもカジュアル。なのに大人っぽく見えるのは、配色に秘密がありました。「黒だけでも十分大人っぽく見えますが、それだけではちょっとつまらない。そこでトレンドカラーのブラウンをプラスし、落ち着いていながら旬も感じさせる配色を構成しました。ただ、足元がスニーカーだとせっかくの大人っぽさが半減してしまうので、レザーシューズをセレクトしたのもポイントですね」

アノラックとニットのジップのバランス、裾からのインナーの見え具合など、狙っていないのに上級者っぽさも感じさせるテクニックもさすがのひと言でした。しかし、メンズってこういった無造作なあしらいが、本当にお上手!!

ウガンダ出身デザイナーによる【ブジガヒル】は、寄付された洋服や小物をアップサイクルして蘇らせている新鋭ブランド。このキャップは、ブランドロゴをくり抜いたユニークなデザインに一目惚れしたそう

裾からはインナーの白Tをチラ見せ。絶妙なヌケにもなっています

カジュアルな着こなしも、足元はレザーのチャッカブーツで大人に仕上げるのが田中さんのこだわり

シーピーカンパニーのアノラック、ジョン スメドレーのニット、LAゲイトのデッドストックジーンズ、ブジガヒルのキャップ、叔父から引き継いだイッセイミヤケのブーツは田中さん私物

Profile
たなかのぞむ/Revolution PR
文化服装学院 服飾専攻科デザイン専攻を卒業。コレクションブランドのレディースのデザイナーアシスタントを経験し、Revolution PRに入社。【ジョン スメドレー】や【ヨシオクボ】をはじめ、国内外のさまざまなブランドの広報を担当している。学生時代から大のサッカー好きで、現在は「aoyamayamada FC」に所属。週一回のフットサルがなによりの楽しみ。

text:KYOKO CHIKAMA

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