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「納期を決めない約束なので…」 愛車を車検に出し7年、話を聞くとお互い言えなかった“ホンネ”が

  • 2024.11.26
【写真・画像】「納期を決めない約束なので…」 愛車を車検に出し7年、話を聞くとお互い言えなかった“ホンネ”が 1枚目
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が11月22日に放送され、知り合いを介した関係から7年間本音を言えないという、悩ましい依頼を調査した。

【映像】車検に出した“改造車”の全体

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「車検から7年返ってこない愛車」は、大阪府の男性(65)から寄せられた次のような依頼だ。

『車検が切れてしまった愛車を知り合いの自動車整備工場へ車検に出したのですが、いまだに戻ってくる気配がありません。その車は、当時100台ほどしか発売されなかったマツダのユーノス・ロードスター特別限定車ワタル01という車で、25年前に中古で購入しました。購入直後はあちこちドライブを楽しんでいたのですが、草レースに出たくなり、ボディを大幅に改造し、軽量化のために色々部品を外したりしていると、動かなくなってしまいました。それから数年が経ち、施した改造を戻さないと車検が通らない状態までになっていたので、親しかった整備工場に相談したところ、「納期を急かさないなら、お受けしてもいいですが…」と言っていただき、車を預けました。それから「いつ車検に通って戻ってくるのかなぁ」などと思いながら、7年が経ってしまいました。果たして、私の愛車は今どうなっているのか、無理言って頼んだこともあって、自分では聞けません』

依頼者が車検に出した自動車整備工場の社長は、依頼者が会社を起こす際に資金を貸してくれた人の妻の弟、つまり、大恩人の義弟という関係。その愛車は、草レースのため改造に改造を重ね、純正な箇所はライトのみ。「(相手は)1人でやっている方で、『(納期の)日にちは絶対言わないで』ほしいと。気づいたら7年経っていたが、『言わない』約束なので。置いてある車を見ながら触れたらアカンと、会ってもお互い微妙な空気になる」と語る。

そこで、お笑いコンビ・麒麟の田村裕探偵が整備工場を訪ねることに。車はリフトに置かれているが、社長は「配線が切られ、何が何かわからない状態で入ってきたので、調べながら。正直、できあがらないと思った」「どうしたらいいのか……持ってこられたら受けないとね、という感じ」と説明。月一度の休みを依頼者の修理に費やしてきたのだという。

問題は、蓋を開ければ開けるほど出てくる修理箇所、昔の車のため部品供給があるかどうか、車を置いておくスペースなど様々。車を自由にできるなら「返したい」「駐車場代がほしい」というのが、社長の率直な思いだった。田村探偵は「依頼者より社長のほうが悩んでたんちゃう?」と言葉をかける。

お互いに本心を言えないまま経ってしまった7年という月日。今回、番組によって実現した話し合いの場で、そうした社長の思いを田村探偵が代弁すると、依頼者は「……これ以上迷惑かけてはいかん。引き揚げます」と決意した。

ただ、車は走らせることができる状態だそうで、公道ではない場所へ持って行くことに。許可が出たレース場で、依頼者が走りながら聴きたいと言っていた楽曲『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』(クリストファー・クロス)をかけ、“最後のお願い”を実現。「これでいいんですよ!」と笑顔を見せていた。

なお、依頼者が車を引き揚げた先が整備工場のすぐ隣の駐車場だったという後日談が、田村探偵によって明かされていた。

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