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オスカー有力候補『ブルータリスト』来年2.21日本公開決定 特報公開

  • 2024.11.26
映画『ブルータリスト』場面写真 (C)DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES(C)Universal Pictures width=
映画『ブルータリスト』場面写真 (C)DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES(C)Universal Pictures

第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したエイドリアン・ブロディ主演映画『THE BRUTALIST(原題)』が、邦題を『ブルータリスト』として2025年2月21日より公開されることが決定。特報とシーン写真1点が解禁された。

【動画】ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞! 映画『ブルータリスト』特報

本作は、第二次世界大戦下のホロコーストを生き延びアメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの30年にわたる数奇な半生を、弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが監督・脚本を務めて描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され銀獅子賞を受賞し、第97回アカデミー賞最有力候補作品のひとつに挙げられている。

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。

建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼の才能を認め、家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの障害が立ちはだかる。アメリカンドリームという希望を抱いていたラースローを待ち受けていたのは、大きな困難と代償だった―。

主人公ラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』で第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベト役は、『博士と彼女のセオリー』で第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソン役は、『LA コンフィデンシャル』、『メメント』などのガイ・ピアース。そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』)や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』)など、ベテランから若手まで多彩な顔ぶれがそろっている。

特報は、ラースロー・トートのこれから始まる数奇で壮大な人生の一端をとらえたもの。ホロコーストを生き延び、新天地アメリカに到着したラースローの眼前に映った自由の象徴<自由の女神>、新しい出会い、妻との愛、そして建築にかけた情熱。荒々しくも力強く、そして圧倒的に美しい、まさに<ブルータリズム(コンクリートやレンガなどの素材をそのまま用いた無骨なデザインの建築様式)>を映し出したかのような、スタイリッシュな映像となっている。

欲望に弱く、孤独にうちひしがれたひとりの男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じさせる本作。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家から97%(2024年11月時点)という高スコアを獲得しており、「エイドリアン・ブロディによる魂の演技と、監督・脚本のブラディ・コーベットにより完璧にデザインされた『ブルータリスト』は、移民体験に対する壮大なトリビュートだ」と総評を受けた。イギリスの大手新聞「The Guardian」からは「素晴らしい!夢中にさせる大作」と絶賛され、5つ星を付けられている。

映画『ブルータリスト』は、2025年2月21日より全国公開。

映画『ブルータリスト』特報

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