アスペン(アメリカ)
コロラド州には、ベイルやブレッケンリッジなどワールドクラスのスキー場がいくつもあるが、アスペン/スノーマスは群を抜いている。4つの素晴らしい山々(アスペンマウンテン、アスペンハイランズ、バターミルク、スノーマス)へのアクセスの良さ、音楽ライブを中心とした充実のナイトライフ、素晴らしいレストラン、どれをとっても最高だ。
スノーマスのゲレンデにあるプライベートキャビン「リン・ブリット・キャビン」で、良質な食事とお酒を楽しむのも良し。大規模なショッピングエリア、レストラン、ホテル、美術館を誇るアスペンでは、5つ星ホテル「ザ・リトル・ネル」で1杯飲み、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)の新店舗を覗き、最後に「ホワイト・ハウス・タバーン」でディナーなんていかがだろう。アスペンハイランズの高台にある「クラウドナイン・アルパイン・ビストロ」で、象徴的なアルパインの雰囲気の中でシャンパンを味わうのもおすすめだ。
ウィスラー・ブラッコム(カナダ)
ブリティッシュコロンビア州のウィスラー・ブラッコムは、ウィスラーとブラッコムという2つの山が組み合わさり、北米最大のスキーリゾートを形成している。PEAK 2 PEAKという名称のゴンドラは、この種の乗り物としては、世界最高の地上高(谷底からの高さ)と世界最長の無支柱スパン(支柱のない区間の距離)を誇り、ギネス世界記録に登録された。バンクーバー2010 冬季オリンピックでは、数々の競技の舞台にもなったこの地。隣村には、ショップやカフェ、バーが豊富にあり、「ガリバルディ・リフト・カンパニー」や「ダスティーズ」などで思い出に残るエキサイティングな夜が過ごせるはず。
ツェルマット(スイス)
スイスで最も標高の高い場所、ツェルマット。冬場には、フリースタイルスキーのスリルだけでなく、ハイキングやクライミングで汗を流せる。そして、ここでヘリコプターが出動するのは、緊急時だけではない。ヘリコプター遊覧が楽しめるほか、空からしかアクセスできないポイントでのヘリスキーのサービスもあるからだ。美しい山々を満喫したあとは、「アフター・セブン」や「アルパイン・グルメ・プラート・ボルニ」といったミシュランの星付きレストランで1日を贅沢に締めくくろう。
ヴァル=ディゼール(フランス)
シャモニー・モンブランからクールシュヴェルまで、フランスはスキーリゾートの激戦国と言える。中でも、イタリアとの国境に近いフレンチアルプスに位置するヴァル=ディゼールは、その伝統、90基のスキーリフト、無限に広がるバックカントリーの魅力で有名。総延長300キロメートルに及ぶゲレンデには、家族連れからロマンチックな逃避行中のカップルまで、誰もが楽しめる場所がある。「ディック・ティーバー」などのナイトクラブや、アイススケート、トボガンぞりなどのアクティビティも充実している。
ディアバレー(アメリカ)
贅沢なスキー体験を提供するために設計されたディアバレー。ここでは、スキー板を肩に担いで泥だらけの駐車場を横切る必要はなく、身なりの整った笑顔のスタッフに無料で預ければいい。そんなディアバレーは最近、大規模なアップグレードを発表して、アメリカ最大級のスキーリゾートのひとつになろうとしている。拡大プロジェクトは予定より1年も早く進んでおり、今年はさらに20のコース、6基の大型リフト、3基のチェアリフトが追加されることになった。「ディアバレー・イーストヴィレッジ」と呼ばれるこの新リゾートは、ベースタウンも一新された。しかし、そんな変化の中でも変わらないことがひとつ。きめ細やかな雪質だ。ワサッチ山脈の高山特有の気象が、軽くふわふわでいながらしっかりとした質感の雪を保っている。
宿泊場所なら、「スタイン・エリクセン・ロッジ」は間違いなくアメリカ最高のスキーホテルだろう。ヨーロッパ壮大のスキーロッジをモデルにしており、素晴らしい食事やワインから、忘れられないスパ(ホテルが勧める「シー・トゥー・スキー・トリートメント」から始めよう)、プール、託児所まで、あらゆるものがそろっている。パークシティへのシャトルバスを利用すれば、より広範でショッピングや飲食店が楽しめる。
サン・モリッツ(スイス)
サン・モリッツの有名なスキー場には、主要な山が3つある。コルヴィリア、コルヴァッチ、ディアヴォレッツァだ。ディアヴォレッツァは、街に近い山が好きな人向け。車とケーブルカーを使ってたどり着く前者2つは、難易度が高い。いずれも息をのむようなスイスアルプスの眺望が自慢で、有名な写真家スリム・アーロンズが定期的にレンズを向けていた理由も分かる。
山の美しさと同じくらい、訪れる人々も魅力的。1950年代には、アルフレッド・ヒッチコック、チャーリー・チャップリン、ココ・シャネルが「バドラッツ・パレス」に頻繁に滞在していた。コルヴィリアの山頂にある「パラディソ・マウンテン・クラブ」には、頭からつま先までフザルプ(FUSALP)やグッチ(GUCCI)に身を包んだ常連客がいるはずだ。
ニセコ(日本)
世界中のスキーリゾートの中でも、北海道・ニセコは行く価値があると名高い。1つの山に4つのスキー場が集る「ニセコユナイテッド」は、息をのむような景色と世界で最も乾燥した軽いパウダースノーが最大の魅力。地形が変化に富んでいるため、コースの選択肢は広いが、どれを選んでも滑りやすい。さらに、スノーシューツアーや、ガイド付きのスノーモービル体験にも申し込める。滑走後は、地元の和食からスカンジナビア料理まで、数々のグルメを堪能しよう。
ジャクソンホール(アメリカ)
2500エーカー(約10平方キロメートル)の広さを誇る「ジャクソンホール・マウンテン・リゾート」。最小限のハイキングで広大なバックカントリーのエリアにたどり着けるため、バックカントリーでスリルを楽しみたい人にうってつけ。本当に自分を追い込む準備ができているなら、世界的に有名な断崖絶壁コース「Corbet’s Couloir」で腕を試してみよう。じょうごを逆さにしたような地形になっており、重力に果敢に逆らえる勇敢なスキーヤー向けの強烈かつ威圧的なコースだ。
アールベルク(オーストリア)
「世界最高のスキー場」のリストに、アールベルクを入れないという選択肢はない。アールベルクは、オーストリア最大のスキーリゾート。ザンクト・アントン・アム・アールベルクやシュトゥーベン、レッヒ・ツュルス、ヴァルト・シュレッケンなど、数多くのスキー場が連続している。スキーやスノーボードに最適な雪質で、200キロメートルを超える非圧雪コースと多様なゲレンデがあり、世界有数のウィンタースポーツ・スポットだ。スキー後は、シャンパンボトルに囲まれながら、DJがかける音楽に包まれ、ほかのウィンタースポーツラバーたちとパーティーを楽しもう。
グシュタード(スイス)
グシュタードは、ゲレンデの難易度はジャクソンホールには及ばないかもしれないが、その周辺の文化的なシーンの魅力でリストインを果たす。1960年代には冬のガラディナーの会場として多くのセレブリティを集めた老舗「グシュタード・パレス」でバックギャモンを楽しんだり、ドールハウスのように完璧な「グラン・ホテル・ベルヴュ」でホットチョコレートを楽しんだり。街には、「ガゴシアン」や「マドックス」といったギャラリーもたくさんある。ゲレンデで1日を過ごした後は、「ホテル・オルデン」のチャーミングなレストランでペンネ・アッラ・ウォッカをたっぷり食べよう。
Text: Elise Taylor, Corey Seymour, and Gia Yetikyel Adaptation: Sonia Kanazawa Translation: Rikako Takahashi
From: VOGUE.COM
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