湯シャン、白髪、自然乾燥……髪にまつわるその噂、実は迷信かも!? 真相をレポート

情報化社会では事実を見極めるリテラシーが何より重要に。それは美容も同じ。巷に蔓延る「これってホント？」な噂を集め、信頼できるプロに総力取材。人気芸人のやす子さんのナビゲートで都市伝説の真相を探る旅へ！

2019年にピン芸人としてデビュー。元自衛官という経歴を生かしたネタでお茶の間の人気者に。本企画では都市伝説に直撃するナビゲーターとして登場。

髪に関する噂の中には、迷信に近いものもチラホラ。健康な髪を損なわないよう、一度しっかり見直しを。

薄毛や抜け毛、白髪など加齢により生じる様々な女性の頭髪悩みに寄り添い、精神と身体の両面から丁寧な診療を行う。

× すすぎ残しさえ注意すれば問題なし
「きちんとすすげば、毛穴への負担は特にありません。シリコン剤が入っていないと髪が絡んで切れやすくなることもあるので、無理に避けなくてもOK」（浜中先生・以下同）

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○ 同じ分け目を続けているとテンションがかかり、そこから髪が薄くなる
「頭皮の同じ場所にテンションがかかり続けることで、そこから髪が薄くなる症状を“牽引性脱毛症”といいます。髪の結び方はもちろん、同じ分け目を続けることも負荷につながるので、定期的に髪型を変えることが大切」

○ 目の粗いクシを使うのがポイント
「手で塗布すると、内側の髪にトリートメントがついていないことも。コームを通すことで均一に行き届き、艶のある仕上がりに。目の細かいもので何度もとくと切れ毛になるので、粗めのコームで2〜3回とかせばOK」

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× 2〜3日に一度はシャンプーを使った洗髪を
「皮脂分泌が盛んな10〜20代が湯シャンを続けると臭いやベタつきが気になると思いますし、整髪剤を使う日もあるはず。医師としては推奨しませんが、取り入れたい場合は2〜3日に一度はシャンプーを使用して」

× 抜いても白髪がまた生えるのでそう感じるだけ
「白髪は通常毛より太くハリがあるため、ボリュームがあるように見える可能性も。何度も抜くと毛自体が生えなくなってしまうので、白髪が気になるならば抜かずに染めて」

○ 加齢との因果関係や治療法は未だに不明
「毛根の色素細胞が作られなくなることが原因ですが、加齢との因果関係や治療法はわかっていないのが事実。黒い食材を食べると髪が黒くなるとか、頭を使いすぎると白髪になるといった説も医学的根拠はありません」

○ 一度歪んでしまった毛穴は治せない
「うねりが出たり艶が消えたりといった髪の変化は、加齢からくる頭皮のたるみや、女性ホルモンの減少による髪のハリ不足が毛穴の緩みにつながる点が原因。いずれの場合も一度歪んだ毛穴は治らないため、ケアをしても元の髪質には戻りません」

× 細菌の繁殖を防ぐため、頭皮を中心に
ドライヤーで手早く乾かして
「濡れたまま放置すると、頭皮の常在菌が繁殖して臭いやかゆみの原因に。最近は熱ダメージを防ぐドライヤーも増えているので、洗髪後は頭皮中心にしっかり乾かすのが正解です」

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MAQUIA 12月号
撮影／天日恵美子（やす子さん分）ヘア＆メイク／神谷真帆モデル／やす子取材・文／高見沢さとこ真島絵麻里構成／火箱奈央（MAQUIA）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。